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BONORA ボノーラ 1303 ローファー スリッポン イタリア製 旧ボノーラ ハンドソーンウエルテッド ヴェネチアン ヴァンプ
1878年創業のボノーラ。イタリアはフィレンツェにて創業。革の裁断から仕上げまで200を超える工程を一人の職人が一足を作り上げていくという、ビスポークと変わらぬ製法なため、週6足しか仕上げられないという家内制手工業的な生産背景であった。1902年創業の同じフィレンツェのアルファンゴ傘下に入り、同社ブランド内フラッグシップの位置付けとなり、日本国内でも流通した。しかし2000年代初頭にブランド終了となっている。 こちらは2000年代のものと思われます。アルファンゴ傘下のため、マッケイグッド製法かと思いましたが、ハンドソーンウエルテッドでした。当時で日本国内70000円弱で販売していたというと「バーゲン」価格です。ブランドがなくなったのもよくわかります。安くてハイクオリティ、ロブパリが見逃すはずはありません。一部生産を委託していました。(通称イタリアンロブ) 一方アッパーに目をやるとスクエアなUチップがイタリアらしいヴェネチアン(=ヴァンプ)なのですが、つまみモカ縫い(一枚革で成形)で更にヒールはシームレス。つまりアッパーは1枚の革で作られています。ロブパリのイヤーモデルも舌を巻くほどのパターンの良さと使う革の組成をよく知った職人の技です。見れば見るほど勉強になる1足。 #BONORA #1303 #ヴァンプ #ローファー #スリッポン #ボノーラ #旧ボノーラ #イタリア #フィレンツェ #革靴
革靴 旧ボノーラ邂逅 BONORAながぬまようすけ
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Church's Made in ENGLAND "PEMBREY 2C" Last 126 チャーチ ペンブリー2C ローファー
チャーチの名品 ペンブリー のスウェード。 イギリス顔というよりはアメリカ顔。サドル部のビーフロールに、ヒールカウンターのキッカーバック。 ディテールだけ列挙するとセバゴ?と言ってしまうぐらい。 カストロスウェードの毛足の長い、カジュアルな印象も◎。 クレープソール仕様でスニーカーに近い感覚で履け、週末のスタイルに最適。 素足でも良いのだけれど、アーガイルソックスが気分かな。 ローファーだとマッケイがほとんどだけど、イギリスチャーチならではのグッドイヤーウェルトも好印象。 日本だと人気のない、スエード。着こなしの幅が広がるし、手入れ楽だしで本当に良いものなんだけど。 #Church's #MadeinENGLAND #PEMBREY #チャーチ #ペンブリー #ローファー
革靴 カジュアルなチャーチ Church'sながぬまようすけ
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ZINTALA ジンターラ SILVANO LATTANZI ROSY シルバノ ラッタンジ プレーントゥ オックスフォード 外羽根 3アイレット
SILVANO LATTANZI (シルバノ・ラッタンジ)の別ライン、ZNTALA(ジンターラ)です。 わずか9歳で靴職人の道を目指したシルバノ・ラッタンジ氏。1971年にマルケ州で創業。芸術的要素を備えた職人、アルティジャーノ精神を最も先鋭的な形で具現化した御仁。彼の長男・長女もそれぞれシューメイカーとして独り立ちしており、イタリア靴業界のサラブレッド的な家系である。モンテグローナにある同ブランドショールームには1000足を超えるアーカイブが鎮座しており、さながら博物館のような様相を呈すしている。近年、御家騒動があったGATTO(ガット)を傘下に収めるなど、経営者としても辣腕をふるう。イタリアの高級既製靴でも群を抜いた存在です。 イタリアらしいノルベジェーゼ製法。甲革をL字状に曲げて、インソールをすくい縫い。その下にミッドソール(中板)をつけて出し縫い。更にソール(本底)を2度目の出し縫いをかけてフィニッシュ。大変手間のかかる作業で、もちろん機械では出来ないので手縫いです。ステッチダウンと同様、アッパーをウェルトの代わりするため、甲革には質が高く且つ強度が求められます。それ故イタリア靴の割には革も厚さと硬さが感じられるものが多く、丈夫な印象。ソールにはZINTALAの”Z”の化粧釘が打ってあり、ジンターラならではの遊び心がみてとれます。 #SILVANO LATTANZI #ZNTALA #シルバノラッタンジ #ジンターラ #革靴 #3アイレット #外羽根 #プレーントゥ
革靴 ジンターラ 一度は履くべき靴 ZINTALAながぬまようすけ
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TANINO CRISCI タニノクリスチー SUEDE FULL BROGUE balmoral スエード フルブローグ バルモラル 内羽根
Tanino Crisci(タニノ・クリスチー)が1876年のミラノに小さいなブティックを構える。ミラノの貴族たちの乗馬用ブーツや靴を作るところからスタート。シンボルマークの乗馬の絵は、創業時の店の看板であった。1919年ミラノより南の町ロンバルディア州パヴィーア県カステッジオに生産工場を設立。1日120足、年間で25000足の生産能力を有していた。1960年高級ブティックが立ち並ぶミラノのモンテナポレオーネ通りに初の直営店をオープン。1980年代以降、バッグ、財布、ベルト、小物、ウェアなども展開。2008年東京・銀座のショップがリニューアルオープン。国内では銀座と大阪梅田などに直営店を運営している他、セレクトショップにて取り扱いがあったが、2012年をもって全ての店舗が閉店。撤退した。 イタリア靴らしくマッケイ製法(こちらはマッケイグッド)を採用。素材はカーフスエード。素材の薄さから本物のカーフ(子牛)を使っている。キップ以上でも革漉き機でこれぐらいは漉けるが、穴が空き易く、強度も出ないためカーフを採用したのだろう。薄いので足馴染みが早く、マッケイグッドなので反り返しもグッドイヤーウェルトより良い。創業時から「靴の履き心地の良さ」に徹底的にこだわり続け、つま先の形状、アッパー、縫い目、踏みつけ部分、踏まずアーチなど厳密に設計されている。晩年、一部工程が機械化されたが、多くは職人のハンドメイドで行われていた。創業当時から作り続けるブーツはブランドの看板でもあり、定番の人気商品であった(ジョッパーブーツは是非入手したい)。 国内、特に中古市場でのスエードは不人気である。高額靴でもスエードになると途端に安くなる。スエードには独特な表情があり、高級なスエードは滑らかだ。画像では伝わらない、手にしないとわからない部分。しかも簡単な手入れで驚くほど復活するのでオススメ。 #taninocrisci #タニノクリスチー #fullbrogue #フルブローグ #suede #スエード #革靴 #シューズ #イタリア靴
革靴 秋にはスエードである。 Tanino Crisciながぬまようすけ
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EVISURING Check pocket pants EVISU RINGJACKET エヴィスリング エビス エヴィス リングヂャケット
1991年の祥伝社Boonの裏表紙の広告欄は衝撃だった。大阪名物 エビスジーンズ。 「なんだ、これは?!」と。中学生ながら電気が走った。かっこいいのか悪いのか全然判断出来ない。でも気になって仕方がない。 高校生に上がる頃には大人気となって、当時のエビスヤテイラー代官山で1本購入した。坊主姿の店員(もちろん当時年上である)ははっきり言って怖かったが、とにかく穿きたい気持ちが強かった。金を持っていれば良い兄ちゃんである。笑顔でお見送りである。以来、穿き込んでは新しいものを買い求めていたと思う。 時は過ぎ、大人になってもう少し落ち着いたラインがほしいなということでこちらを入手。Evisuとリングヂャケットのコラボレーション、チェック5ポケットパンツ。エヴィスでデッドストックの生地とパターンを提供、リングヂャケットで縫製だったと記憶。大阪ならではの協業。チェックが落ち着いた色目なのでトップスは案外何でもいけます。 最近はこういったコラボしておりませんが、山根さんのブログを見る限りはお互い情報交換はしていそうです。またやってほしいシリーズ。 #EVISU #EVISURING #RINGJACKET #CHECKPANTS #エビス #リングヂャケット #5ポケットパンツ
パンツ ウール100% EVISUながぬまようすけ
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VASS CORDOVAN HALF BROGUE ヴァーシュ コードバン ハーフブローグ 外羽根
シューズフリークなら持っている名著”HANDMADE SHOE FOR MEN(ハンドメイドシューフォーメン)”の著者であるLászló Vass(ラスロー・ヴァシュ)親方のブランド、VASS SHOES(ヴァーシュ・シューズ)のハーフブローグ。これぞ東欧然とした爪先の立ち上がりは英・米・伊・仏いずれにもない迫力です。個人的にはハーフブローグで強い印象に残っているのは中欧オーストリアのBALINT(バリント)ですが、こちらも負けるとも劣らない強い視覚的な印象を与えます。 アッパーに使われているのは現在オンラインで購入できるラインにはない、コードバンです。(MTOのみ対応)記載がないのですが、ALDEN(オールデン)と同様に米HORWEEN(ホーウィン)のSHELL CORDVAN(シェル・コードバン)ではないかと思います。 #VASS #ヴァーシュ #shoes #革靴 #ハンドソーン #cordovan #horween #革靴
革靴 VASS vassながぬまようすけ
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Brooks Brothers BLACK FLEECE SAFARI SHIRTS ブルックスブラザーズ ブラックフリース サファリシャツ
Thom Browne(トムブラウン)とBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)の協業・Black Fleece(ブラックフリース)の半袖サファリシャツ。薄手のコットンポプリンでトムブラウンらしい意匠を散りばめながらも普遍性の高いシャツ。Tシャツ1枚の単純なコーディネイトになりがちな盛夏に向けてちょうど良い1着。 #BrooksBrothers #BlackFleece #ThomBrowne #BB2 #ブラックフリース
シャツ Brooks Brothers Brooks Brothers Black Fleeceながぬまようすけ
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JOHN LOBB PARIS PRESTAGE FARDON ジョンロブ
独特なパフォーレーションが施され、サイドに入った直線的な切り返しの意匠がモダンなプレステージラインのファードン。10年ほど前のもの、当時16~17万円だったと存じます。ラウンドトゥでロングノーズに見えてロングではない絶妙なLAST7000。 ソールは半カラス(ハーフラバーで見えません)でウエストはかなりくびれており、グッドイヤーウエルトではかなり攻めた、難しい仕様にしています。プレステージラインならでは。廃番でバイリクエストでしか入手出来ないモデル。 #johnlobb #7000 #paris #prestage #fardon #ジョンロブパリス #革靴
革靴 john lobb John Lobbながぬまようすけ