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トンビコート インバーネスコート inverness coat bespoke 和装 昭和 オーダーメイド
恐らく大正から昭和初期にかけてのオーダー品のトンビコート。 ミシンも足踏みの頃のもので、殆どは手作業で作られた、現代の日本では再現が難しいと思います。 長く着ることを前提として作られており、昨今の消費サイクルには無縁の1着です。 和装でも洋装でもどちらでもいける稀有なコートとも言えます。 #invernesscoat #トンビコート #インバーネスコート #オーダーメイド #大正
コート インバーネスコート no brandながぬまようすけ
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Willis & Geiger Duffle coat for Kids. ウィリスアンドガイガー ダッフルコート キッズ
1902年北極探検家であったベン・ウイリスによって創設された”Willis & Geiger”。1930年代には米国東海岸のエスタンブリッシュの間でアフリカ旅行が流行し、サファリクロージングを発表。当時彼らの間で人気がり、高級ハンティングショップであった”Abecrombie&Fitch”のOEM生産を受け持つようになった。 日本国内では1991年新宿三越南館オープンの目玉として1Fスペースで大規模展開された。こちらはキッズ用ダッフルコートで、おそらく日本の百貨店で販売されていた国内向けのものと思われます。キッズ用だからと言って手抜きは一切なく、ウール100%の身頃、トグルもボタンに至っても水牛を使うなど本格的です。まだ日本経済が元気で、衣類にもしっかりとお金をかけ、本気で良いものを作る姿勢があったことを忍ばせます。 #Willis&Geiger #WillisandGeiger #ウイリスアンドガイガー #ダッフルコート #キッズ
コート キッズも本気でダッフルコート Willis & Geigerながぬまようすけ
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AVIREX TYPE G-1 アヴィエータージャケット 1995モデル フライトジャケット アビレックス
1986年に映画「TOP GUN」が放映され、主演のトム・クルーズは一躍大スターの仲間入り。その後の活躍はご存知の通り。彼が劇中で着ていたレザーフライトジャケットこそ(フライトジャケットは空軍の言い方で、海軍航空隊的にはアビエイタージャケットの方が正しいのかもしれない。)G-1ジャケット。(G-1も呼称が様々であり、ここではG-1と統一する)供給したのはAVIREX(アビレックス)だった。パッチの付け方がおかしい!というマニアのツッコミはどこ吹く風、数年間はG-1が日本でもかなり流行りました。 ただ、流石にパッチベタベタは目立ち過ぎるという声も当然有るわけで、そういった、G-1着たいけど目立ちたくない、またはトップガンなんて意識していない(実は最も意識している)層に向けたのがこちらである。表はレザー製ネームプレートのようなAVIREXのロゴのみ。それでは味気ないと裏側は全く趣が異なる、派手派手な装飾になっている。ここらへんが80年代後半から90年代初期のバブルでイケイケだった事を垣間見えるディテールである。今これをやるとなるとかなりの高額。しかも売れないからやらない、という事で再現不能といった意味合いに於いて貴重である。 サイズ感はオーバーサイズ。今の流行りにピッタリ。脇幅もかなりあり、ドルマンスリーブのようだ。ボトムはすっきりと見せたい。ハイウエストなチェックのトラウザーズなんかが気分だ。足元はブラウンのローファー。 ディテールでいくとあくまで「雰囲気G-1」なので衿元のボアは取り外し可能で外すとA-2フライトジャケット!・・・とは言えなくもない形となる。表身頃のパッチポケットはサイドにスラッシュポケットがありハンドウォーマー的な使い勝手は実物よりも向上している。(実物はアビエイタージャケットなので操縦桿を握っているから手をポケットに突っ込んでいる暇などない) 春秋にはピッタリではないだろうか。そして今年、映画TOPGUNが還ってくるのである。 #AVIREX #G-1 #aviatorjacket #topgun #アビレックス #アヴィレックス #アビエイタージャケット
フライトジャケット トップガンのG-1を知っているか? AVIREXながぬまようすけ
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Turnbull & Asser ターンブル アッサー ロンスト 長袖シャツ 15 3/4 40 ターンナップカフス
1885年に創業。1世紀を超える歴史をもつ英国老舗ブランド「ターンブル&アッサー」。モノトーンであった英国紳士ファッションにストライプや鮮やかなカラーのシャツを取り入れた立役者として名を馳せ、20世紀のメンズファッションにおけるシャツの歴史を築いてきました。伝統によって育まれた確かな職人技と紳士の品格が宿ったアイテムは英国王室をはじめ、世界各国の著名人が顧客リストに名を連ねています。シングルワラントでチャールズ皇太子のお墨付きです。映画では『007』初代ショーン・コネリーからダニエル・クレイグまでの歴代6人のジェームズ・ボンドが劇中でシャツを着用。国内では3万円半ばあたりの価格帯です。 ターンブル&アッサーのシャツの最大の特徴は「ターンブルカット」と呼ばれる襟の形状。襟元から剣先にかけてゆるやかなS字ラインを描いており、ジャケットのラペル部分から襟が飛び出すのを防ぎ、ネクタイをしない場合でも襟の形をスッキリと保つことができる工夫がされています。これは1930年代にターンブル&アッサーがレディメイドのシャツを始めるにあたり考案され、以来ターンブル&アッサーの基本として今日に至っています。芯が強く分厚い襟。この分厚さが襟をキリッとした表情に保ち、美しいシルエットを首元で演出してくれます。 シャツの襟元を見ると第一ボタンと第二ボタンの間の生地にたるみをもたせていることがわかります。これは、胸骨の丸みに沿わせてシャツをフィットさせるための仕様です。また、厳選された真珠母貝から作るボタンは留め易く平たい白蝶貝を使用しています。特殊な糸で縫い付けられており、絶対に取れないという自信からスペアボタンは付属していません。生地は永く使ってこそ馴染むタフな打ち込み生地を使用。気に入った生地は少しでも永く使いたいという英国的価値観に基づくものです。 縫製作業自体は、機械を使用しますが、通常の大量生産の工場とは違い裁断から縫製に至るほとんどの工程が熟練した職人の手によって行われています。縫い目の数は1インチにつき11.5と決められていて、英国のシャツブランドで英国内の自社工場で生産を行っているのは、ターンブル&アッサー1社のみです。 #shirts #シャツ #ターンブルアンドアッサー #ロンスト #Turnbull&Asser #イギリス製
シャツ 着るとアガるシャツ Turnbull & Asserながぬまようすけ
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JOHN LOBB Paris Bespoke Unlined Driving shoes ジョンロブ ビスポーク
シューズフリークの間では常識とも言える、2つのJohn Lobb。 一方はイギリス・ロンドンでロイヤルワラントを賜りながらトラディショナルなビスポークシューズを作り続けるシューズ&ブーツメイカー、通称ロブロンドン。 もう一方は、ロブロンドンのパリ支店がエルメスの傘下に入り、Ready To Wearを独自に生産。高級紳士靴の地位を不動のものとしたロブパリである。ロブパリもより上質なもの、優れたものを求める顧客のためにプレステージライン、イヤーモデル、バイリクエストと応えてきたが、それ以上を求める顧客のためにビスポークを行っている。受注価格は日本円で100万円を超える。値段は関係ない、富裕層にのみ許された(靴1足に究極にお金を注ぎ込めるヲタを除く)特別なオーダーサービスだ。ロブパリビスポークである。 ロブパリビスポークは通算3足目。イタリアガット時代のもの、分解して自らオールソールしたものなど、今手元に残っていないのが残念だが、これはアンライニングのドライビングシューズとも言える軽やかなローファーだ。 一見、薄いソールとアッパーデザインからイタリアの名門(2011年に廃業したが。)タニノクリスチーにも見えるが、ソールの付け方が異なる。タニノクリスチーはマッケイ製法だが、こちらはハンドソーン、ウエルトなしでアウトソールを縫い、アッパーから出るウエルトの出っ張りを嫌った技法、機械式のマッケイに逃げないクラフトマンシップあふれる仕様だ。※マッケイが悪いわけではない。そもそも日本人はグッドイヤーウエルト崇拝色が強いが、足を使った運動、テニスや柔道などを経験された方は足に筋肉が付いているのでボールジョイントの屈折率がよいマッケイ製法の方が足にあったりする。 アッパーに目をやると一見、バックル付きの平凡な合わせモカのように見えるが、サドルとベルト以外の全体の革は1枚皮でアンライニングの踵内側で合わせている。ヒール芯はなく上から特徴的なレザーを当てているのだ。雑に言うとローファーのホールカット。上質な革を贅沢に使っているからこそ出来る技法だ。パターンを考えただけで勿体ない!と思えるほど贅沢に使っている事が目に浮かぶ。カーフはキップやブルのような要尺は取れない、子牛だから当然だ。そういった革を必要な部位だけ使っているのである。触った感触は手持ちのHermes(エルメス)ベアン、ボックスカーフとそっくりだ。アンライニングは芯地を入れる空きはまったくないのでハリ・コシのない革だと形を維持出来ない。これは履いていようがいまいが、しっかりと形を維持している。設計の良さと良い革の本質を理解出来ているからこそ出来る奇跡。 バックルも華奢ではあるが真鍮の色のせいなのか、決して安いもには見えない。シンプルな黒のキャンバスにキラリと光る黄金色は良いアクセントだ。これ見よがしのJohn Lobbの刻印がないところも良い。 毎年のイヤーモデルでも舌を巻くのに、ビスポークとなると悶絶である。やはりロブパリは別格。 富裕層はそんな事気にもせず、履いているのだろう。 #JohnLobb #JohnLobbParis #JohnLobbParisBespoke #ロブパリ #ジョンロブ #革靴 #ビスポーク #ロブパリビスポーク #ドライビングシューズ #ローファー
革靴 john lobb John Lobbながぬまようすけ
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ORIGINAL ALPEN LODEN ローデンコート
イタリアからドイツ、オーストリアにかけて貴族が狩猟時に着ていた防寒着を由来とするローデンコート。 90年代あたりかにオーストリアから他欧州向けの輸出用に作られたものと思われます。 背中から裾にかけて取られた長く、深いインバーテッドプリーツが特徴で、着るときれいなAラインです。 マテリアルは近代的なローデンクロス。現地の古語で「獣毛で織った厚い毛布」を意とする”Laden”を語源とします。 油脂の残るウールを織布・縮絨させ、目を詰めることで防寒性や撥水効果、調温効果が期待できます。 #lodencoat #ローデングリーン #ローデン #コート
コート コート ALPENながぬまようすけ
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ORIO BESPOKE SEMI BROGUE DERBY オリオ ビスポーク
イタリアはミラノにあったビスポークシューメイカー”Orio”。 現在は高級ブランドが軒を並べる通りにあったようなので一流の方を相手にされていたかと思います。 既に無いブランドではありますが、ガットのようなセミスクエアトゥできれいなハンドソーンウエルテッド。 まさにビスポークという風格です。 #orio #bespoke #vintage #ハンドソーンウエルテッド #ビスポーク #ミラノ #セミスクエアトゥ #革靴
革靴 ORIO ORIOながぬまようすけ
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APOLLO アポロ UK9 外羽根 フルブローグ
現行のハインリッヒ・ディンケラッカーでいうとRIOに相当する3アイレットダービーフルブローグレザーシューズです。表ハトメの無骨さが残る80年代から90年代前半のものかと思います。アッパーはドイツらしいブローギングでレザーは薄く、年代にしては弾力性に富み、シュークリームを軽くかけただけで鏡面に近い表情を覗かせる本物のカーフ。(昨今はキップですらカーフと呼んだりします。) ストームウエルトにノルウィージャンのようにハンドでインソールに掬い縫いをかませ(画像のインソールの凸凹は職人の手仕事跡)ミッドソールに装飾的意味合いの強い三つ編み状に出し縫い、アウトソールは接着という構造です。アウトソールは糸を解かず、接着で交換が可能ということで合理性を考えたドイツ人らしい発想のミッドソール〜アウトソール構造。つま先にはTRIUMPHのスチールを貼ってあります。 #apollo #アポロ #革靴 #ハンドソーン #ハインリッヒディンケラッカー #ドイツ靴 #革靴
革靴 APOLLO APOLLOながぬまようすけ
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VASS CORDOVAN HALF BROGUE ヴァーシュ コードバン ハーフブローグ 外羽根
シューズフリークなら持っている名著”HANDMADE SHOE FOR MEN(ハンドメイドシューフォーメン)”の著者であるLászló Vass(ラスロー・ヴァシュ)親方のブランド、VASS SHOES(ヴァーシュ・シューズ)のハーフブローグ。これぞ東欧然とした爪先の立ち上がりは英・米・伊・仏いずれにもない迫力です。個人的にはハーフブローグで強い印象に残っているのは中欧オーストリアのBALINT(バリント)ですが、こちらも負けるとも劣らない強い視覚的な印象を与えます。 アッパーに使われているのは現在オンラインで購入できるラインにはない、コードバンです。(MTOのみ対応)記載がないのですが、ALDEN(オールデン)と同様に米HORWEEN(ホーウィン)のSHELL CORDVAN(シェル・コードバン)ではないかと思います。 #VASS #ヴァーシュ #shoes #革靴 #ハンドソーン #cordovan #horween #革靴
革靴 VASS vassながぬまようすけ
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MANFIELD & SON マンフィールドアンドサン 内羽根 セミブローグ ブーツ
イギリスはノーサンプトンにかつてあったMANFIELD & SON マンフィールドアンドサンのブーツ。70~80年は経ていると思われる1足です。当時はブーツが黒死病(ペスト)から身を守れると思われていたため筒の長いブーツが主流でした。流麗なシルエットに1mmもない幅間でのステッチワークなど当時の職人技術の高さがうかがいしれます。ソールはヒドゥンチャネルソール、インソールに少し凹凸があったのでハンドソーンウエルテッドかもしれません。 #ブーツ #MANFIELDANDSON #ノーサンプトン #vintage #goodyear #グッドイヤーウエルト #革靴 #boots
革靴 MANFIELD & SON MANFIELD AND SONながぬまようすけ