元文一分判金

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一分判金は、主に江戸時代に流通した金貨です。
安土桃山時代にも造られたと言われていますが、江戸時代に多くの種類の一分金が発行されました。

短冊のような長方形で、表には扇や桐紋、裏には「光次」の署名や花押しなどが刻まれています。
また、種類によっては年代を示す漢字(年代印)があります。

元文一分判金は元文元年~文政元年に鋳造された当時の財政難を立て直すために、改鋳利益を得る目的で造られた金貨です。
そのため大幅に品位が下がっており、純金の量は享保一分判金に比して44%低下しています。

本品は多少傷や摩耗は見られるものの、比較的綺麗な状態を保っている美品です。
(第三者鑑定機関からの評価を受けていない貨幣となります)

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