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日本ウェストミンスター 1958年版
日本ウェストミンスター総目録 1958年度版です。 発行日は1957年12月1日で、発行所は日本ウェストミンスター(株)です。 作曲家別編集が基本となっており、巻末に番号順のインデックスが付加されて います。 用途が断言できませんが、ディーラー向けとコンシューマー向けの兼用 だったのではないかと考えています。 (マイナー・レーベルがあれもこれもと作成する余裕はないと思うので) 画像3は定価表のページですが、レーベルはウェストミンスターと ヴェガの2つ、何と言ってもクラシックがメインですが、ポピュラーも 販売していました。 画像4は目録の中身です。 作曲家や、ひとつひとつのレコードについてコメントを添えるという ていねいな作りになっています。 画像5 数は少ないですが、国内制作も行っていました。 画像6 ヴェガ・レコードのページです。 近代・現代のクラシックとシャンソンというレーベルでした。 プーランクの自作自演盤が掲載されています。 画像7 発売開始したばかりのニクサ・レコードのページです。 原盤はイギリスのパイ(PYE)です。 画像8 演奏家紹介のページです。 所有している日本ウェストミンターの総目録はこの1冊のみです。 #アナログレコード #レコード資料 #レコード総目録 #日本ウェストミンスター
音楽(レコード) 日本ウェストミンスター 日本chirolin_band
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LP初期のジャケット その14 ウェストミンスター盤のベートーヴェン七重奏曲
ベートーヴェンの七重奏曲。 演奏はバリリ弦楽アンサンブルとウィーン・フィルハーモニー木管合奏団となっていますが、詳細は以下の通りです。 (Vn)ワルター・バリリ (Va)オットー・シュトラッサー (Vc)リヒャルト・クロチャック (Cb)オットー・リーム (Cl)レオポルド・ウラッハ (Hr)ゴットフリート・フォン・フライベルク (Fg)カール・エールベルガー すべて当時のウィーン・フィルの首席奏者たちですので、言わばミニ・ウィーン・フィル。 オットー・シュトラッサーはセカンドのトップでしたが、ここではヴィオラを弾いたのでしょうか… また、英語版の解説でホルンが French Horn と書かれていますが、もちろんこれは間違いで Wienner Horn です。 ウェストミンスターの国内盤は、国際ラジオセンターが発売元となってスタートしましたが、1955年12月には日本ウェストミンスター(株)が設立されています。 このレコードはちょうどその切り替わりの頃のものですが、レーベルには「MADE BY KOKUSAI RADIO CENTER」と書かれています。 ウィーン情緒豊かな演奏ですが、現在のテンポ感とは大部違いがあります。 #アナログレコード
音楽 日本ウェストミンスター ¥2,300chirolin_band
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月報 日本ウェストミンスター(コロムビア) 1960〜1962年
1960年の時点で、日本ウェストミンスターは発売元メーカーとしての存在になっており、販売は日本コロムビアに委託していました。よって月報もコロムビアの月報の中に「ウェストミンスターのページ」のように掲載されています。当初のレーベルは、ウェストミンスター、ヴェガ、ニクサの3つでした。ただし、ヴェガ・レーベルの新譜は1960年5月5日発売分が最終となっているようです。また、ニクサについては、1960年8月15日発売以降のレーベルが「パイ(PYE)」に変更されています。これは「英国 PYE との契約が総合的なものに広がった為」と説明されています。 1960年7月20日よりディズニーランド・レーベルが加わり、同年10月10日よりヴォアドール・レーベルが加わります。ヴォアドールについては「世界各国のレーベルを一括して発売する」と記されており、後のキングの「セブン・シーズ」のようなイメージでしょう。その中にフランスのエラート原盤が含まれており、パイヤール室内管弦楽団などを中心に、後の日本コロムビアとしての主要レーベルになって行くものです。 ところが、肝心要のアメリカ・ウェストミンスターの勢いがピークを過ぎ、経営にも陰りが見られたことからABCパラマウントに売却されてしまいます。そのため日本でも当時ABCパラマウントの窓口となっていたキング・レコードに引越になります。キングからのウェストミンスター・レーベルの発売は1962年1月15日からですが、新譜発売はもっと前から止まっており、日本ウェストミンスターからの発売は1960年5月5日が最終のようです。 結局日本ウェストミンスターは、1962年9月14日に日本レコード協会を退会しています。 但し、キングに移ったのはウェストミンスター・レーベルのみであり、その他のパイ、ディズニーランド、ヴォアドールは日本独自の契約だったため、その後も日本コロムビアが継承して販売を継続しています。 #アナログレコード #レコード資料
音楽 日本ウェストミンスター 2000年〜2020年chirolin_band
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月報 日本ウェストミンスター 1950年代
LP時代に入ったアメリカでは、新興のマイナー・レーベルが続々と誕生しましたが、その中でも最も成功したのがウェストミンスターでしょう。このレーベルを国内販売すべく設立されたのが「日本ウェストミンスター(株)」ですが、当初は国際ラジオセンター(貸スタジオの会社)のレコード部として発足しました。この時点では日本楽器が販売を担当していました。1955年12月には日本ウェストミンスター(株)が設立され、日蓄工業(コロムビア系列)が販売を担うようになります。 このレーベルの特徴は、1.初録音ものを多く狙う、2.戦後ほとんど紹介されていなかったウィーンの演奏家を積極的に起用、3.録音の良さが売り、といったところですが、1について補足すると、LP創生期ですから「LP初登場」という曲は数多くありましたし、故岡俊雄さんの名著「マイクログルーヴからデジタルへ」には、初録音ものはアメリカ中の図書館や学校の多くが購入するので、手堅い商売になったという記述がありました。 国内盤も最初からLP専門の会社(SPは作らない)としてスタートしましたが、クラリネットのレオポルド・ウラッハの吹いたモーツァルトの五重奏曲などは、今でも名盤と言われていますし、室内楽には優れたレコードがたくさんありました。個人的には、フランツ・コッホのブラームス/ホルン三重奏曲は何度も聴いたものです。コッホは月報解説にはウィーン・フィルと書かれていますが、正しくはウィーン交響楽団の首席奏者だった人です。ここで聴かれるホルンの音色は、間違いなくF管ヴィーナー・ホルンのもので、この時代はウィーン交響楽団も伝統的な古い楽器を使っていたことが判ります。(今はウィーン・フィルだけになってしまいました) 音が売りということもあり、「ラボラトリー・シリーズ」という企画がありましたが、これは収録時間を少なめにし、盤面をたっぷり使ってラウド・カッテイングしたものでした。(Dレンジ、Fレンジの拡張) ラインスドルフによるモーツァルト交響曲全集がこのレーベルに残されていますが、なんと「交響曲第37番」などという曲が含まれています。 1957年8月から VEGA レーベル(現代音楽とシャンソン)が、同年12月から nixa レーベルが加わります。後者はイギリスのパイ・レコードが原盤ですが、この時点ではレーベル限定の契約だったため、1950年代は nixa レーベルとして販売され、1960年9月新譜以降 PYE レーベルに変更されます。このレーベルからは、ロニー・ドネガン(スキッフル)のEP盤など、こんなものが発売されていたのかというものが含まれていますので、ポピュラー・ファンも要チェックです。数は少ないですが、国内制作盤もありました。 その後1958年末頃には販売を日本コロムビアに移管し、1959年3月新譜からはコロムビアの月報に吸収されます。 #アナログレコード #レコード資料
音楽 日本ウェストミンスター 2000年〜2020年chirolin_band