東芝の赤盤(エバークリーン)物語 その5

初版 2023/03/16 06:11

1958年11月新譜〜1959年2月新譜

  • この間は、やはりアイテムを絞って「E」付き&¥200増しのエバークリーンが発売されています。が、タイトル数は少なく、以下のような感じです。
             クラシック ポピュラー 邦楽
  • 1958年11月新譜  1枚    1枚    1枚
  • 1958年12月新譜  2枚    1枚
  • 1959年1月新譜    3枚    2枚
  • 1959年2月新譜    1枚    2枚    1枚

ステレオ盤はすべてエバークリーンに

  • 1959年3月新譜として、東芝としての初のステレオ盤が発売されました。
    これらを紹介した月報1959年3月号には、「ステレオ・レコードはすべてエバークリーンとする」旨のコメントが書かれています。
  • より繊細なステレオ・レコードは、自慢の「エバークリーン」にとって格好のステージと考えたのでしょう。
  • ステレオ第1回発売分は、クラシックが4枚(HMV系-1枚,Capitol-3枚)、
    ポピュラーが2枚(Capitolのみ)です。
    「すべてエバークリーン」ということなので、
    規格番号に敢えて「E」は表示していないようです。
  • その後のステレオの発売状況ですが、
    1959年内に発売された枚数は以下の通りです。(第1回分を含む)
             クラシック      ポピュラー
    HMV系         6枚         0枚
    Capitol      17枚        16枚
  • Capitolは順調にカタログを増やしていますが、HMV系は順調とは言えず、
    特にポピュラー系の第1弾(ASP-1001)が発売されたのは1960年5月でした。

「E」付きのモノ盤も継続

  • ここで注意すべきなのは、「ステレオはすべてエバークリーン」ですが、「エバークリーンはステレオだけ」ではない、ということです。同じ1959年3月号にも、「E」付き¥200増しのエバークリーン盤が掲載されています。

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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