東芝のアルファベット記号 その4

初版 2023/03/11 06:12

まとめ

  • 不明点もありますが、ここまでの経過をまとめたのが下図になります。

アルファベット記号は何だったのか?

  • 実は、これがよく判りません。
  • 最初に考えたのは「F=¥330,G=¥370」といった具合に、単純に価格と連動しているという仮説。
    が、これは部分的な説明にしかならないことがすぐに判りました。
  • 次に考えたのは、直接的な価格ではなく「価格の背後にあるもの」例えば「物品税」などではないかという仮説。
    実はこれが、レコードの物品税の変遷を調べるきっかけでした。
    しかしこれも「部分的な」説明にはなるものの、これだけでは全体を説明できません。
  • どちらにしても、この記号は「ユーザーのため」ではなく「東芝自身のために」表記したものだと思います。
    それも、ジャケットへの表記だけでは飽き足らず、盤面への刻印までやっているわけですから、東芝にとってはとても大切なことだったのでしょう。
  • 価格、物品税、返品商品や廃盤回収品の廃棄、税務対応等々いろいろ想像はしてみるものの、前半の2つは決め手に欠けるし、後半は当事者でないと判らないと思います。ということで、判断が保留状態となっています。と言うか、ほとんど諦めに近い状態です。
  • 結構いいところまで来ていて、正解の回りをぐるぐる回っているのではないか、という気もするのですが、今後のお楽しみと言うことで…… (完)

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

Default