プレス・マーク(PM)の刻印と読み方     クラウン

初版 2023/01/10 05:20

タイプ3−2(Tタイプ=東洋化成プレス)

  • 東洋化成プレスのシングル盤が、クラウン・レコードにもあります。
  • 実はクラウンのレコードは数枚しか保有していないのですが、それでも簡単に見つかりました。

上  8T1(1968年1月プレス)   CW-706 水前寺清子 1967.09.01発売
中央 9T9(1969年9月プレス)   PW-75   松平マリ子 1969.10.01発売
下  3TY(1973年11月プレス) PW-541 かぐや姫  1973.09.20発売

創生期のクラウン・レコード

  • クラウン・レコードは、コロムビアを退職した(決して円満退職ではありませんでした)伊藤正憲さんが立ち上げたレコード会社です。
  • プレス工場はありませんので、どうしても他社に委託せざるを得ません。「筋を通す意味でコロムビアに依頼して断られ、ピクターが救いの手を差し伸べてくれた」といった記述が伊藤正憲さんの回想録(1971 クラウン・レコード発行:非売品)にありますので、基本はビクター・プレスだったようです。
  • とは言え、東洋化成のような中立的な会社は当然利用したのでしょう。

ビクター・プレスと思える盤

※上 マトリクスの左側に「V」の刻印があります。多分「Victor」の「V」でしょう。
※下 ビクター盤によく見られる刻印が見られます。
 スタンパーやマザー等の番号らしいのですが、詳細は不明です。
※当然「Tタイプ」のプレス・マークはありません。

本家ビクター盤の刻印

※上 やはりマトリクスの左側に「V」があります。
※下 この刻印も大変良く似ています。

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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