低額面・高額面第一仕様の旧版・新版について
初版 2024/02/23 12:12
改訂 2024/02/23 17:00
統一図案収入証紙には旧版、新版が存在する。
旧版
新版
以下、拙カタログより引用。
低額面・高額面第一仕様は1980年(昭和55年)に使用が開始された(一方、高額面第二仕様は2011年の大阪府が最初である)。『日本印紙類図鑑 2010』には「昭和50(1975)年頃より政府発行の各種印紙の額面数字が漢字から算用数字に変わって来た。これはその頃計画されていた貨幣単位改革(デノミネーション)の際に切り替えを容易にするための準備だったが実現しないまま現在に至っている」と興味深い記述が見える。
低額面と高額面第一仕様の証紙は2006年(平成18年)に偽造防止技術がさらに高められることとなった。つまり低額面については印面下部の「○○収入証紙」の文字の上部及び桜の花芯内に、高額面第一仕様については「収入証紙」の文字の下にマイクロ文字列が入れられた。さらに「SHOUSI」の蛍光加刷文字が一種の地紋として入れられた。つまり低額面と高額面第一仕様については旧版と新版に分けられるのである。
低額面のマイクロ文字列
高額面のマイクロ文字列
6.2.23
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