10年越しの憧れ サヴィル・ロウの眼鏡をオーダー
初版 2019/08/19 19:54
もはや令和初の文言が無くなりつつあるこのタイミングで、皆様最初のお買い物は何をお選びになりましたか?
私はつい先日、グレンロイヤルの別注企画でもご協力いただいた表参道、明治外苑前にお店を構える“blincさん”で #SAVILE ROW (サヴィル・ロウ)の眼鏡をオーダーしました。
新たな時代の幕開けを迎え、新しい視点でしっかり視て行きたいなと……それは今考えたのですが。
なにより学生の頃からずっとサヴィル・ロウのラウンドタイプの眼鏡が憧れだったのです。
OASISのギャラガー兄弟のルーツを探り、ビートルズ、そしてジョン・レノンを知り…似合わないとは分かっていても憧れるわけです。
とはいえ安いものではなく、おいそれと買えるものでもありません。当時はコピーモデルをかけていましたが、どれも極端に丸かったり大きすぎたり、全然しっくり来るものがなく…ずっと買おう買おうと思っていたら10年経ってしまいました。
でもそれだけの時間、自分の頭の中に残っていたらそれはもう、プライスなんて無視して選ぶべきだ、と思い今を迎えたというタイミングでですね、blincさんのインタビューを担当する機会がありました。
その時のインタビューがとても心に残っていて、なんかこれは縁だなと思って、このお店で買いたいなと純粋に思いました。
「買い物はエモーショナルです。」といつかのBRUTUSに書いてあった言葉が私の買い物基準として残っているのですが、そんな気持ちで振り返らずオーダーしました。
まずフロントタイプを選び、フレーム、リム、テンプルをチョイス。blincさんのスペシャルオーダー品が既製品として店頭に並べられていますが、実はビスポークが通常とのこと。そしてロンドンの歴史ある工房アルガ ワークス(Algha Works)にて熟練によるオールハンドメイドのアイウェアが生まれるのです。その後、幅の調整、フィッティングを、本当に丁寧に手厚くサービスしていただきました。
仕上がりを楽しみに(というより若干忘れつつ)待つこと約2ヶ月半後。
憧れのSAVILE ROWの“PANTO”(ボストン)モデル。直球にジョンと同じものを選びたかったのですが、もともと丸顔な自分。思い切り和なので、小ぶりなものを選びたい。そこでつる(テンプルの付け根)が真ん中にある“Center Joint”にしました。通常よりもやや真ん中につけることで特有のボテッと感が解消されるとか。
フレームはゴールドシャイニーのメタルに、チェスナットカラーのセル巻きにしました。
本当はメタルオンリーと迷ったのですが、ファーストインプレッションはこちらだったのと、この巻きを出来る職人はいまほとんど居ないだとか。希少性な職人技を感じつつ、私共の取り扱う製品ともリンクする部分があると感じ、決めました。
そして拘ったのはテンプル。トゥルンッとカールを描くボウテンプル(弓矢型)に。私の中でサヴィル・ロウといえばこれなんです。サイドはセル巻きに。赤味のあるカラーリングがなんとも絶妙。
ちょっと分かりづらいですが。
“MADE IN ENGLAND”
数少ない誇り高き純然。
そういうことです。
このド・クラシックな見た目に対して付属のメガネケースはモダンなものがチョイスされています。このクロスオーバー感覚はイギリスのらしさが見えて良いですね。
しかし今回はこちらでしょう。
GLENROYAL ー FLAT OVAL OPTICAL CASE ¥14,040(税込)
いやー良いですね…。
見ながら晩酌3杯は軽く飲めます。(冗談ではなくもともとそういう人もいらっしゃるとのこと。)
そんなフラット眼鏡ケースはブリティッシュメイドとblincさんで販売中です。
余談ですが接客していただいた新井さんは若干20代前半ながらイギリス、眼鏡好き(好きを越えている)かつサヴィル・ロウの工場までプライベートで訪れたという度を越えたメガネ男子です。他のスタッフさんから「グーグルで検索よりも聞いたほうが早い。」と厚く信頼される知識量で、良い人から買えたなと思いました。
「良いもの」の条件は人それぞれなので一概にこれだとは押し付けがましく言えませんが
少なくとも自分にとっては、人やタイミングが重なって手に入るものが1つになっていると思います。
とても良い買い物ができました。
しっかりと手入れをして愛用し、ケースともども長く時間を共にしていこうと思います。
blinc
〒107-0062
東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
Tel:03-5775-7525
営業時間:平日12:00 – 20:00
土日祝日11:00 – 20:00
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業。翌火曜日が休み)
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私たちBRITISH MADE は、英国クラフトマンシップから生まれたブランドストーリーを、日本や世界のお客様に語り伝えていきたいと考えています。
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