LINE SELECTOR 自作 その、3  製作編 (2)

初版 2021/03/14 10:59

改訂 2021/03/14 10:59

RCAターミナルを、取付けた裏面に、最初は、アース線(錫メッキ線)を、引き回します。

アース端子の向きを、揃えているので、最短ルートで、アースプラグに、集約出来ます。



又、事前に、アルミ板に取付けた、RCAターミナルが、アルミ板と絶縁出来ているか、テスターで、一個づつ確認しておきます、(テスターが無くても確認出来ます)。

アース線を、必要な長さに切って、ハンダ付けして行きます。

ハンダコテは、少し容量の大きい物(私は、55Wのものを使用しました)を、使いましょう、



容量が小さいと、なかなか、ハンダが溶けず、先に周りのプラスチック部品が溶ける場合が有ります、容量の大きめの物を使った方が、瞬時に、ハンダが溶けるので、結局、作業も早く、安全で、確実にハンダ付けが出来ます。

アース線引き回しが完了しました。



これで、配線作業に、入ります。

使用する配線材は、被覆が、耐熱タイプで、より線を、使いました。

単線でもいいのですが、断線し易いので、私はお勧め出来ません。


配線順序は、ロータリースイッチ側か、RCAターミナル側か、迷うところですが、ロータリー側から、配線することにしました。


ロータリースイッチには、二つのタイプが

あって、一つは、ノンシューティングタイプ(スイッチを切り変える毎に、中間で、信号が遮断、される。)

もう一つは、シューティングタイプ、(常に信号が流れる。)

が有りますが、どちらを使っても、問題はないと、思います。

今回使用する、ロータリースイッチは、ノンシューティングタイプでした。

ロータリースイッチには、多くの端子がありますが、固定端子と、可動端子に分けられ、可動端子と、RCAターミナルを、繋ぎます。

ロータリースイッチに、接点番号をマーキングしました、黒丸が、固定端子です。


固定端子は、ロータリースイッチ同士の、固定端子と、繋ぎます。

製作する、セレクターは、ロータリースイッチ1の、4系統の可動端子を、レコードプレーヤーの、入力とし、送られてきた信号を、固定端子から、出力として、ロータリースイッチ3の固定端子へ送ります。ロータリースイッチ2も、同じく、4系統の可動端子を、CDプレーヤーの入力とし、固定端子から、出力として、ロータリースイッチ3の固定端子に送ります。

レコードと、CDは、出力電圧が違うのと、同じ端子に、両方の信号を入力させる事は、出来ないので、それぞれ、別ルートにします。

その為、ロータリースイッチ3は、2層(RとLがあるので、倍の4回路)にしています。

ロータリースイッチ3の固定端子に送られてきた信号を、今度は、逆に、可動端子へ送り、可動端子から、RCAターミナルへ繋ぎ、ここから、プリアンプの、PHONO端子、AUX端子へ、信号として送ります。

配線のイメージは、こんな感じです。



ロータリースイッチ同士の、固定端子を、最初に、配線します。

ロータリースイッチ1. 2 には、それぞれ、RとLの固定端子があり、ロータリースイッチ3には、RとLが、2段の、4つの、固定端子があります。

固定端子の接続が、完了しました。


32個のRCAターミナルに繫ぐ配線を、ロータリースイッチ側に、全て繫ぎました。



RCAターミナルと繋ぐ配線は、32本有るので、配線の色を変えて、少しでも、判別し易い様に、工夫しましょう。


配線作業に入ります。



配線が、完了しました。





ハンダ不良、誤配線が、無いか、確認したら、テスターで、スイッチ切り替え毎に、導通を、チェックします。



問題が無ければ、乱雑になった配線を、インシュロックで、束ねます。

これで、配線作業は、完了です。



次に、外装の仕上げ作業に、入ります。

タイトルは、テプラで、貼付ました、スペースが狭いので、細かい記号は省略しました。

上の2段4列、右が、ロータリースイッチ1(PHONO入力)、左が、ロータリースイッチ2(AUX入力)

下の2段8列が、ロータリースイッチ(PRE AMP 出力)です。


表面、こちらも、タイトルは、テプラ、ABC記号は、転写シールを、使いました。

長かった、ロータリースイッチのシャフトは、短くカットしています。

以上で、セレクター その3は完成です。

私は、電気関係については、専門知識が無く、説明文にもおかしな部分が有ると思いますが、指摘事項があれば、ご教授願います。

一応、3作目なので、使用については、問題無いと思っています。

まだ、使って無いので、わかりませんが。


次回、実際に、使用する、活用編を、記事にしてみようと思います。

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