RCA ケーブル 製作編

初版 2021/03/20 12:43

改訂 2021/03/20 12:43

セレクター・スイッチ 製作に伴い、手持ちのRCAケーブルだけでは、足りないので、

RCAケーブルも、(自作しないと、高くつくので)製作することにしました。


1. ケーブルの選定

  ある程度のグレードで、値段も手頃、太いケーブルは避ける。

以前も購入しているのですが、私のお気に入りは、Belden 88760 です。

  アルミ箔でシールドされ、テフロンで出来たケーブルは、非常に硬く細い。

値段も手頃で、非常に優れたアナログケーブル。

サウンドハウスで購入、1m当り500円位です。

今回、20m購入しました、これで、1,5mのRCAケーブルを、4組、1.0mを、4組

製作予定です。


この、ケーブルだけで、10,000円の出費は、痛いが、他に、適当なケーブルは、無いので、これからも、このケーブルで、統一するつもりです。

2.RCAプラグ

ベルデン88760は、線系4mm なので、取付穴が小さめで、デザインも優れ、

コンパクトで、値段も手頃な、RCAプラグを選定。

ebay で、10個1,300円位、送料も無料、今回、30個購入。


この、プラグはまだ、日本では、流通してない様で、ネットで検索しても見つかりませんでした。今迄、いろんなプラグを買いましたが、微妙に寸法が違う、RCAターミナルに挿入して初めて解る、緩くてすぐ抜ける、硬くて抜けない、もの等が、多種有る、厳密に規格を統一して頂きたい。


気になって、今回のプラグを挿入してみると、硬くも無く、緩くも無い、ジャスト・フィットする、斜めにカットされたスリットが、スプリングの役目を果たしている様です。


試に、前回買った、RCAターミナルに、挿入してみると、今度は非常に硬い、結局、ターミナルも、バラツキが有ることが解る、非常に悩ましい。


必要な長さに切ったケーブルで、製作に入ります。


必要な、工具は、ニッパー、ラジオ・ペンチ、ワイヤー・ストリッパー(あれば便利)、ハンダゴテ位です。

後で、導通検査もするので、テスターもあれば、いいのですが。

熱収縮チューブ、スリーブです。


RCAケーブルは、R,L 2本で、一組なので、熱収縮スリーブを使って束ねます。

ライターで炙って、収縮させます。

端末処理する前に、RCAプラグの、スリーブと熱収縮チューブ(R側)、スリーブ(L側)を忘れないように、先に差し込みます。

ワイヤー・ストリッパーを使って、テフロン被覆を、剥ぎ取ります、このケーブルは、アルミ箔でシールドされています。

アルミ箔を剥ぎ取りました、アース線と、赤黒二本のより線が有ります。

より線の被覆を、必要な長さで、剥ぎ取りました。

赤黒二本のより線を、撚り合わせて、ハンダ処理します。

より線を、RCAプラグの、ホット側に、ハンダ付けします。

手早くハンダ付けしないと、プラグの中の絶縁(プラスチック)が、溶けてしまうので、

注意します。


アース線と、プラグのコールド側を、ラジヲペンチで、カシメます、この際、ホット側と接触しない様に、注意します。

写真が暗くて、解りずらいので、申し訳ない。

仕込んでいた、スリーブを、プラグ側に引き寄せ、被せます、黒いスリーブは、熱収縮させました。

RCAプラグの、スリーブを締め付けて、完了です。

このプラグは、赤白に分かれていますが、解り難いので、R側に黒の、熱収縮チューブを付けて、判別し易い様にしました。

RCAケーブルの、完成です。

使用する前に、テスターで、導通のチェックします、この時、ホット側とコールド側(アース側)が、

絶縁されているかも、確認します、絶縁されていないと、ハムの原因になるので、注意

しましょう。

ホット側、導通 OK。

ホット側、コールド側(アース側)絶縁 OK。




製作費用は、1mペアーの、RCAケーブルで、1,500円位、市販の半値位ですね。


今回使用した、RCAプラグですが、一般の物と比べると、コンパクトで、デザインも良かったのですが、その分、アース側とホット側の間隔が、非常に狭いので、絶縁させない様に、注意が、必要です。



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