鉄道コレクターになったのは 第2話

初版 2018/07/16 10:55

改訂 2018/07/16 13:00


学校中で流行っていたものに夢中になり、鉄道趣味から遠ざかっていたそんなある日、再び私を鉄道世界へと復帰するきっかけとなった出来事に出くわします。

小学生6年生になっていた私は幼稚園時代からの付き合いの、(そう。線路脇に住んでいたあの男の子です。)鉄道ファンの子と久々の電車話となったんです。

・以下Aと記載いたします。(Aとは長い付き合いで小学校でも五年生まで一緒のクラス。中学生になると同じクラスは一回のみ。高校時代になるとお互いに別々の高校に進むも付き合いがあり。社会人になった今でもAとは切っても切れない縁なのであります。)

ちなみにどうやらAは、鉄道趣味ともう一つの趣味を上手に両立させていたそうです(私は趣味を両立させるのが下手くそでした(汗)しかしトレーンダイキャストや鉄道チョロQは駅や玩具店で買っていたのです。鉄道趣味は片隅に生きといたということでしょうか。)。

小学6年生のある日、Aがやぶからぼうに電車情報を持って来ました。この年はJR可部線の三段峡駅〜可部駅が廃止された年でした。


A「なァ、もうすぐ廃止になるな、廃止って言っても少しの区間だけど。なんかイベントやるらしいぜ」

私「可部線か。行きてえよな。」


可部線の廃止の日、私たちは駆けつけたいことは山々でしたが、小学生という立場上、お金がありません。


A「行きたいけど、小遣いないのよ。」

私「それじゃあれか?母ちゃんの手伝いでもして、小遣いでも上げてもらったらどうよ?」

A「バカ言え」


とこんな風にやり取りをしたかは定かではないですが(記憶の片隅によれば、ほぼこんなやり取りだったと記憶しています)こんな感じで鉄道話を咲かせていました。


A「ところでさ話が変わんだけど、ここの学校の五年生でウチの近所に住んでる奴なんだけど、Nゲージやってんだよ。工務店さんの息子さんらしいんだけど。と言うのも親の影響で好きになったみたいなんだが。」

私「へえ、ここの学校でも、Nやってる子がいるんだ」

A「そうなのよ。で、俺、前さ、その子の家に呼ばれて行ったんだけどNゲージがいっぱいあったのさ。んで、今日も誘われてんだけどお前も行くべ?」

私「ああ、行かせてもらうよ。」

A「お前確か、Nゲージやってたよな?持って行けば?」

私「うん、そうする」


実は私とNゲージの出会いは、これより以前のことでありました。幼少期に親父がkato のNゲージ の入門セット(寝台特急 出雲 が印刷されたパッケージ)を買ってきたことがあって、それを遊んでいたのです。またクリスマスにはトイ〇らスにてクリスマスプレゼントにkato の 0系 2000番台を購入してもらいました。


A「じゃあ、〇〇工務店に集合な!!」


学校から帰宅した私は、幼少期に買ってもらっていた寝台特急と0系新幹線をバックに詰め込み、自転車で、〇〇工務店という下級生の家に向かいました。


〜つづく〜

#思い出

ご覧いただきありがとうございます。
ローカル地方に住む鉄道ファンです。
鉄道モノならば、部品からグッズ、鉄道模型、プラレール、鉄道チョロQ等を集めております。
また、私のミュージアムでは、かつての東京の交通博物館や大阪にあった交通科学博物館のような鉄道を主力としながらも、車や飛行機、船といった乗り物系の資料の展示公開をコンセプトとしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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