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新平誠洙「00;33;44;00」
ビル・エヴァンスの演奏動画の一コマを描いていて、左右に入るピンクの線はふたつの作品のあいだに時間が流れていることを強調している。作品は一点ずつの購入もできたけれど、ふたつ並べないと意味がないと思い同時に購入を決めた。 ずいぶん後になってから彼のドキュメンタリー映画を見た。鍵盤にぐっと顔を近づけるようにうつむきながら弾くのが彼のスタイルだと知った(何となくお辞儀した場面を描いているのだと思っていた)。近しい人の死や薬物乱用に苦しみながらもピアノを弾きつづける彼の演奏がとても美しく感じられた。
00;33;44;00 新平誠洙 個展「windows upset」2015.6.9-7.18 ARTCOURT Galleryあさはらやあま
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新平誠洙「00;33;42;20」
作品をはじめて見たのは京都市立芸大の卒制でのこと。いくつか展示しているなかで惹かれたのが、ビル・エヴァンスを描いた大きな作品だった。この人の個展があったら作品を買いたい。見ているうちにそんな願望が込み上げてきた。 およそ一年後に行われた待望の個展。そこで出会ったのが、卒制に比べればサイズは小さいものの、まさしくビル・エヴァンスを描いた作品だった。
00;33;42;20 新平誠洙 個展「windows upset」2015.6.9-7.18 ARTCOURT Galleryあさはらやあま