ビザンツ帝国 Histamenon金貨 アレクシオス1世コムネノス

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ビザンツ帝国、アレクシオス1世コムネノス(在位:1081年-1118年)のHistamenon金貨です。
アレクシオス1世は1092年に貨幣改革を行いましたが、この金貨はその貨幣改革前の金の品位が非常に低い時期のものとなります。
この時期のビザンツ帝国は、内乱や南イタリアからやってきたロベルト・イル・グィスカルド率いるノルマン人の侵入、セルジューク朝との対立など非常に混乱した時期にあり、金貨操作を行い品位を下げていました。

片面には皇帝の肖像、もう片面にはイエスキリストの肖像が刻まれています。
また、このコインは、ビザンツ貨幣の大きな特徴の一つともいえる、椀状の形をしています。

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