【2:構想編】ラッピング用ステッカー作成

初版 2024/06/25 08:58

改訂 2024/06/26 12:30

一通りの車両改造に目処がつき、ラッピング列車作成の資料がまとまったところで、
いよいよステッカー作成に取りかかる事になった。
事前に、実車で撮影した写真を確認しながら、貼り付け位置をExcelにメモ。

続いて、ゆるキャン△仕様のステッカー作成となったのだが、
ここで壁にぶつかることになる。

第一候補:外部へのステッカー作成依頼
著作権に関わる印刷物は出力できない。要は、版権モノはNG。
流石に、法律に抵触する事は避けたいので不採用。

第二候補:イラスト用ソフトウェアの使用
ライセンス使用料が高額
すぎるので不採用。フォトショ等、サブスクでは特に価格が高い…。

第三候補:インターネットで、作成例を検索して参考に…
概ね、印刷~貼り付けまでの手順は書かれているが、
有料ソフトを使っている。(当センターでは採用していない。しかも、いにしえのソフト…)
・ステッカー作成時に使用したソフトが書かれていない。(どんなソフトを使ったんだ…)
フォトショ等のソフトウェアを使用している。(だからムリだって!)

…………。

だァーーッ、しゃらくせェーーーーッ!!!


こうなったら、Excelで強引に作ってやるぜェーーーーッ!!
※表計算ソフトです。

幸い、自分で撮影した写真で、各ステッカーを正面から撮影してあったので、
それを加工したうえで使用することに。(撮影していてよかった…)

ローソンのネットプリントで、シール印刷に対応しているので
Excelの印刷設定で「L判」に設定。
プリンターが無い環境でも、「CubePDF」をインストールすれば設定可能。
(というより、Windows標準だと無い模様。M○社めぇ、自由に設定出来るように用意しとけよ…)

ステッカー以外の背景部分を透過処理、細かい部分は手動で調整して素材を準備。
素材の解像度と印刷設定を「600dpi」に引き上げる
のを忘れずに。
dpiが低いと、印刷時の美麗さに影響するからだ。(1敗)

更に、Excelで画像を貼り付ける前に、
詳細設定で「グラフィック用の高画質モード」を有効にする必要がある、
処理の負荷軽減の為、デフォルトでは無効になっているので、
忘れずに有効
にすること。(2敗)

Nゲージの現物と、撮影した写真を定規を使って計測し、
貼り付け位置、ステッカーのサイズを決定。
アナログ故に、僅かなズレは生じてくるが、
Nゲージサイズであれば許容範囲内と判断。

Excelに、ステッカーの寸法、貼り付け位置等をメモ書き。
本来、窓ガラスのステッカーは、裏側から貼り付けされていたので
絵柄は内側からしか見えない状態になる。

Excelの図形貼り付けで、画像をmm単位で設定出来るが、
その通りに印刷されるとは限らないので、一旦はテスト印刷をして
印刷物と、本来のサイズとの差異を確認。
適宜、画像サイズを調整して再度印刷。

紆余曲折して何かと苦労はあったが、なんとか納得のいくクオリティに。
地道に作成する必要はあるが、素材さえ集まってしまえば
比較的安価に作成でき、印刷もローソンで対応出来るのか便利。
今後の、ラッピング列車再現にも活用できるだろう。

→Next「【3:仕上げ編】ステッカー切り取り~貼り付け」

どこかに存在する車両センター。
導入、加工は気分次第。ゆるく気ままに。
時代指定は厳密には設定せず、出来る範囲内で雰囲気を近づける。
原則として、所属の全車両が稼働状態なのを目標として運営中。

※実在の施設、団体とは関係ありません。

Twitter→@RuMaFrEi

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