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プラチナ #3776 CENTURY ローレルグリーン F
知人の家の引き出しの中で眠っていたモノを譲って貰った。 我が家に来てまだ日は浅いが、手元にあるFの字幅のペンの中では筆記線が一番細く、プライベートで外出する際のお供として使う事が多い。 センチュリーの魅力はガシガシ使い倒しても大丈夫な安心感みたいなところだと僕は勝手に思っているのだが、このペンも出先でガシガシ使ってやろうと思っている。 カートリッジ/コンバーター両用式。
万年筆 プラチナ万年筆 内緒オジサンのオモチャ箱
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パイロット エラボー 樹脂軸 SF
1978年、「日本の文字を表現するのにふさわしいペン先」を創る、をコンセプトに全国万年筆専門店会とパイロットが共同し、6年の開発期間を経て発売した万年筆。 その3代目に当たる現行品で、軸は金属(黄銅)製と樹脂製の2種類があり、これは樹脂軸。 カートリッジ/コンバーター両用式(ただしCON-70は不可)。 ニブを横から見た時の、ハヤブサの嘴を思わせる特徴的なシルエットから、かつてナミキ ファルコンの名で海外でも販売されており、10年ちょっと前にYouTubeに上がった魔改造されたナミキ ファルコンを使ったカリグラフィーの動画に触発される人は未だにいるらしい。 ちなみに実際にメーカーが製造したそのままを購入してもあの動画の個体の様にはフレックスしませんし、あんな事した日にゃ確実にペン先を痛めます、念の為。 軟調ニブ全般に言える事だが、変に筆圧を意識せず、他の万年筆を扱う時と同様に普通に書いたらいい。結果として抑揚の付いた味のある筆跡になる。 実際に使ってみた印象だけど、軟調ニブと言われてはいるが、書き味自体は、例えば同じパイロット製であるカスタムレガンスの14K5号Fニブと比べても結構カリカリしている印象。 タッチは軟らかいというより弾性があると言った方が適切で、同じパイロットの軟調ニブであるフォルカンの様なフニャ、とかフワっといった感触ではなく、バイーンとかグイーンって感じかな(伝わる事を願いますw)。 この弾性は先程も触れた、ニブの中ほどで隆起している独特なペン先の形状が大きく影響しているらしい。 まだ僕自身使い熟しているとは言い難いが、面白いペンだと思う。
万年筆 パイロット 内緒オジサンのオモチャ箱
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TWSBI ECO クリア軸 M
台湾で長らくOEM生産を請け負っていた会社が満を辞して発売した自社ブランドのお買い得モデル(エントリーモデルにはTWSBI GOというモノがある)で、ピストン吸入式万年筆の魅力をお手軽に楽しむ事が出来る一本。 台湾のメーカーではあるが、このECOは生産が追いついていなかったらしく、中国に新しく作った工場での生産のモノに切り替わってきている。 海外製万年筆のご多分に漏れず、字幅は国産万年筆の同じ字幅表記のモノに比してやや太いと感じる。 とはいえこの個体、入手した川崎文具店の店頭にあった試筆用TWSBIと比べるとやや線幅が細い傾向にあった。 それも個性と思い、むしろ面白い出会いだったなあ、とそのままお迎えした。 書き味は滑らかでインクフローも良く、評判になるのも分かるわぁ、という印象。 筆記時にキャップポストすると全長がかなり長くなり、それに伴って重心が随分と後ろに寄ってしまうので、このペンに限っては、個人的にはキャップポストはしない方が好み。 LAMY Safari、Kaweco Sportと並べてもなんら遜色の無い、初めての一本にもおススメ出来る良いペン。
万年筆 TWSBI 内緒オジサンのオモチャ箱
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パイロット カスタムレガンス F
2018年に廃盤。 マーブル模様が美しいプロビオネイト樹脂製のボディが特徴的なペン。 パイロットの定番であるカスタム74 と同じ14K5号ペン先(ただしこちらはロジウム仕上げ)ながら、バランス型で雨だれクリップのカスタム74 に対して、こちらはベスト型で菊座クリップと、外観はかなり異なる。 また、全長もカスタム74 に対して少し短く、それに伴い筆記時のバランスもカスタム74 に対し、より軽快に取り回せる印象を受けた(それが良いか悪いか、は好みの問題なので言及しない)。 字幅はFとMの2種類のみと、実用に振ったラインナップだった。 カートリッジ/コンバーター両用式。
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パイロット グランセ ブラック&レッド EF
パイロットの万年筆、グランセのEF。 真鍮製で細身の胴軸、小振りな14K3号ニブ、スナップ式のキャップという仕様は現行モデルと同じだが、こちらは2018年に廃番となった雨だれクリップの旧モデル。 カートリッジ/コンバーター両用式(ただしCON-70は不可) カスタム74などの5号ニブより一回り小振りな3号ニブは適度な弾性があり、胴軸は真鍮製なので見た目より重く、その辺りを上手く使う事で細軸なのをあまり意識せずに筆記出来る様に思う。 EFという字幅に加えて、ペンホルダーに挿しやすい細軸、スナップ式で素早く開け閉め出来るキャップというグランセ自体の特性が手帳ととても相性が良い。 Pen-Land Cafeで調整済みの中古品を購入した。 トラベラーズノートのペンホルダーに挿せるEFの万年筆が欲しいなぁ、思っていて、なんとなくこの雨だれクリップのグランセのEFを探していたのだが、ある時この個体ともう一つ、別のお店にも新品の在庫があるのをネットで見つけた。 住まいから近い、という理由でこちらを先に見に行く事にしたのだが、試筆した瞬間一目惚れだった。 同じく廃盤のコンバーター、CON-50が一緒に付いてきたのもラッキーだった。 なんというか、とても色気のある筆記線で、ホントに字が上手くなったと錯覚してしまうのだけど、おかげで手帳の紙面がちょっとうるさく感じてしまうというのは長所なのか短所なのか😅
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パイロット グランセNC スターリングシルバー ストライプ F
通常モデルのグランセと同じく金属製の細い胴軸にスナップ式のキャップという仕様だが、通常モデルのグランセが真鍮製の胴軸に14Kニブなのに対して、その名の通りシルバー925 スターリングシルバー製の胴軸とキャップ、更に18Kバイカラーニブが採用されたモデル。 カートリッジ/コンバーター両用式(ただしCON-70は不可)。 NC(ニュークリップ)の名の通り、雨だれクリップではなく板クリップが採用されている。 金属軸なので当然重く、カタログスペックによるとカスタム74 が17.4gに対し、こちらは32gだそう。 おそらくキャップがかなり重たいのだろう、キャップポストすると重心は結構後ろ寄りになる為、首軸よりも少し上辺りを持ってゆったりと構えた方が僕は書きやすいと感じた。 同じ仕様で胴軸の模様が異なるバーリィコーン共々最近廃番になった様だが、まだ新品を見かける。
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セーラー万年筆 プロフィット ブラックラスター F
前身モデルのプロフィットFLの改良版として2013年11月より発売された万年筆。 カートリッジ/コンバーター両用式。 セーラー得意の21Kニブを採用し、更に大先(首軸)を真鍮製にする事で低重心化を図り、司法試験や論文の執筆等、長時間筆記する際の手の疲れの軽減する、というプロフィットFLのコンセプトを受け継ぎつつ、大先をはじめとした金属パーツにブラックラスターの名に相応しくブラックIP仕上げを施した全身真っ黒なペン。 実際他のペンと比べても長い時間書き続けた際の負担は少ないと感じる。 手に入れてからまだ1年少々だが普段から仕事にガッツリ使っていて、会議の議事録、資料作りの際の下書き、メモ等、最も手にする機会が多く、最早無くてはならない相棒だ。 筆跡に変に色気とかが出ないのでノートや手帳の紙面が煩くならないところとか、正に仕事の道具って感じがして手放せなくなっている。 低重心設計とかそういったギミックは傍に置いて、とんでもなく高いレベルの普通、というかなり難しい事をやってのけたペンだと思う。
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