-
Schlüssel Brauerei / Gatzweilers ( Märklin / HO )
ガッツヴァイラー・ビール ドイツ・デュッセルドルフのSchlüssel(シュルッセル)醸造所のビールです。 フロアへの登録はビールの名称では無く、醸造所名で登録します。 この貨車は同社のアルト・ビールの広告の貨車です。アルトビールは、主にデュッセルドルフで作られている赤銅色の上面発酵ビールのことを言います。 創業は1830年頃、1936年に創業家からガッツヴァィラー家が経営を引き継ぎ、いまでも家族経営の醸造会社です。 模型はメルクリンのHO。 ビール貨車らしいデザインです。世の中、いろいろなデザインの貨車がありますが、こういうのが私は好きです。 西ドイツ製 ベンチレーターは右千鳥配置ですね、これは。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 2,500円T. S
-
Haberhäusle ( Märklin / HO )
Biberach(ビーベラッハ)はドイツ南西端のバーデン=ヴュルテンベルク州にある町で、このあたりはドナウ川とイラー川に挟まれた丘陵地帯。 そのビーベラッハ市にかつて存在した小規模な醸造所、非常に難解な発音の「ハーバーへイスル(Haberhäusle)醸造所」です。 この醸造所、すでに閉鎖されて存在しないんですが、ホントに情報がありませんでした。 古いジョッキやコースターのコレクターの方のページにこのブランドのものが掲載されていて、また、数十年前の醸造所の写真がネット上に載っていたくらい…、、、 最後は所在地の住所からビーベラッハ市に通りの名前、ハーバーヘイスル通りを探し出し、現代のGoogleストリートビューの写真と当時の古写真を見比べて建物を特定、、。 創業は1800年。1970年代にはクローズしていますが建物は現存しており、いまではホテル兼レストランとして使われているようです。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 1,500円くらいT. S
-
Bayreuther ( Märklin / HO )
Bayreuther Bierbrauerei(バイロイター醸造所)、その名の通りバイロイト市にあるビール工場です。 バイロイトはドイツ南部のバイエルン州の北端、アッパー・フランケン行政管区にある町で、毎年の夏にこの町で開催される音楽祭、ワーグナー・フェスティバルでも知られています。 さて、こちらの醸造所、創立は1857年とドイツのビール会社としては比較的新しく、当時若手の醸造家、ヒューゴー・バイエルライン氏により設立されました。 大戦時にはバイロイト空襲により全壊の被害を受けますが、戦後に復興、現在に至ります。いまでも個人経営のビール会社のようですね。 模型はメルクリンの標準タイプ、品のいい高級感あるデザインです。 ロゴの右に「創業1872年」とありますが、最初の立ち上げ年の1857年はアピールせず、後の設備を刷新して企業化した年を書いてあるあたり、真面目といいますか、奥ゆかしい会社ですね。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 1,500円くらいT. S
-
Röhrlbräu ( Märklin / HO )
「レールルブロイ」(Röhrlbräu=レールル醸造所)は、ドイツ南部の州、バイエルン州の東部に位置するニーダーバイエルン行政管区のうち、シュトラウビング市にある中規模の醸造所です。 そのルーツは古く、レストランの醸造施設として1431年に作られたのが初めと言われ、その後、1881年にヨーゼフ・レールル氏が企業化、21世紀になり経営はシルナー家に買収され、引き続き個人経営の企業として現在に至ります。 模型はメルクリンの標準タイプの2軸冷蔵貨車ベースで、素朴なデザインが古き良き時代のビール貨車らしく良いカンジです。 麦穂を左右にあしらったロゴがかわいいですね。
鉄道模型です☝️ HO MarklinT. S
-
CARDINAL #3 ( LIMA / HO )
イタリア、リマ社製の古いビール貨車です。 古い時代のリマ製品はチャチで有名ですが、これもその名に違わずチャチでボロです(笑) でも、これも鉄道模型の歴史の1ページ…、収集の対象になります。 しかしなかなか状態が酷かったもんですからレストアしました(※その工程はこちら) https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/453 さて、この貨車はスイスの「カーディナル醸造所」、カーディナルとは”枢機卿”という意味なので、名前を訳すと「枢機卿ビール」ということでしょうか。 スイスはチューリッヒ州、チューリヒ湖畔のホルゲン地区にある人口約二万数千人の町、Wädenswil(ウェデンスウィル)市がカーディナル醸造所の所在地。 カーディナル醸造所、1788年にフランソワ・ピラーによって設立され、1991年に大手フェルドシュレッシェン社に買収され、その後、2000年にカールスバーググループに買収されました。 そして、元の醸造所は2011年に閉鎖され、アールガウ市のラインフェルデンにあるフェルドシュロッシェン醸造所で醸造されています。 このボロさなら500円が妥当だったな…
鉄道模型です☝️ HO Lima 1400円T. S
-
SPATEN #4( LIMA / HO )
独ミュンヘンの老舗ビール会社、シュパーテン(SPATEN)醸造所。 創業は1397年と大変歴史があり、科学的醸造法やアンモニア式の最新の冷凍機を導入するなど、ドイツのビール業界におけるパイオニア的な実績を持っています。 デンマークの有名なカールスバーグ醸造所は、このシュパーテンから下面発酵酵母を持ち帰って創業した、という逸話もあるほどの名門の醸造所だそうです。 レーベンブロイグループを経て現在はベルギーの大手ビール会社アンハウザー・ブッシュ社のグループに属しています。 日本にも正規ルートで入ってきています。今度探してみよう。 模型はイタリアの古いリマ社製のHO、、、昔のリマは低価格&低品質の廉価版のラインで売ってましたから、この個体もチャチです。 中古のかなり古いもので、汚れや色褪せ、印刷のカスレがありましたので、屋根はキャロムのチタニウムシルバーにて、車体はこれ以上色褪せが進まないよう半光沢クリヤーを掛けてプチレストアしています。
鉄道模型です☝️ HO Lima 1400円T. S
-
Warsteiner( Märklin / HO )
Warsteiner(ヴァルシュタイナー)醸造所。 メルクリンのHOビール貨車です。 ドイツ中西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のヴァルシュタインにて、1753年、アントニアス・クラーマー(Antonius Cramer)が自宅において醸造を始めました。 ヴァルシュタインはアルンスベルクの森にあり、そこで湧く軟水を使い軽くまろやかなバランスの良い味わいが特徴だそうです。 同社のウェブサイトより 『地元のマイルドな軟水のおかげで軽い仕上がりとなっております 。バランスの良いまろやかな味わいが特徴で、ほのかな酸味によりユニークなプレミアムビールの一つになっています。黄金色の泡立ちが良いビールです。』…だそうです。 なんだか美味しそうですね。 1976年に醸造所を街の中心からヴァルシュタインの南のはずれにあるヴァルドパルク地区に移転。 創業以来9代にわたり創業家のクラーマー家が醸造所を管理しており、現在はクラーマー家の9代目、カタリーナ・クラーマー(Ms. Catharina Cramer)が経営をしています。 現在では、ドイツ最大の株式非公開の醸造所の一つです。 貨車の側面、右の大きなロゴの上、DAS EINZIG WAHRE は「唯一の真実の…」と、そして左の丸いロゴの周りには、EINE KÖNIGIN UNTER DEN BIERENと書いてありますが、「ビールの女王」という意味だそうです。 いかにもキャッチコピーらしい感じですね。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 2,500円位T. S
-
Löwenbräu #10 ( Märklin / HO )
西ドイツ時代のメルクリン製HOビール貨車(製品番号4415)、ドイツ、ミュンヘンの有名ビール「レーベンブロイ」(Löwenbräu)です。 レーベンブロイは気付けば10両目(10種類目)になりました✌️ 有名ビールなので各社からいろいろ出るわけですね。 さて、レーベンブロイとはロゴの絵の通り“獅子(ライオン)ビール”という意味でして、レーベンブロイの歴史は古く、なんと1383年、"Zum Löwen"(獅子亭)という宿屋で作られたのが起源で、その名声にあやかり「レーベンブロイ」(獅子ビール)と名乗るビールがその後多数現れましたが、現在ではドイツではその他の獅子ビールはほぼ全て廃業し存在せず、残っているのはこの本家本元のレーベンブロイだけとなっています。 “ミュンヘンのビール”と言いながら、日本で売られているレーベンブロイはアサヒビールのライセンス国産品だそうで…、そう聞くとナンだかね~、という気がしちゃいますが、美味しいことには間違いありませんからまぁいいか、と納得…。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 2,700円T. S
-
Werner Bräu ( Märklin / HO )
Werner Bräu(ウェルナー・ブロイ)、ドイツ中部のバイエルン州の北西、アッパーフランケン地方、ポッペンハウゼン地区にかつて存在した醸造所です。 1791年創業、ヴェルナー家が経営し、戦後も拡大し同地方では大規模な企業でしたが、1999年から大手Würzburger Hofbräu(ホフブロイ社)の傘下に入り、2007年に閉鎖されました。 貨車はメルクリンHOの標準タイプ。 なかなかドギツいデザインで同社のロゴが大胆にあしらわれています。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 1800円+送料T. S
-
Budvar ( ROCO / HO )
チェコ、南ボヘミアのビール、「ブドワゼ・ブドヴァー」のビール貨車、社名の「ブドヴァー」(ヴドヴァル)が車体に大きく描かれています。 戦前の木造車体の貨車で再現されたクラシックスタイルの麦酒貨車…。 グリーンの車体がシックで、いいビール貨車ですね。こういうのが好きです❤️ Budweiserと言ってもアメリカのバドワイザーではありません。 米国のバドワイザーは、このチェコのブドワゼ(ブドヴァー)にあやかってネーミングされたそうです。 以前に飲みましたが、コクのあるピルスナー、苦味もホドホドでバランスよく美味しいビールです。バドワイザーが真似したのも分かる気がします。 日本国内でも流通していますから、皆さまぜひ試してみてください。おいしいですよ。
鉄道模型です☝️ HO ROCOT. S
-
Kulumbacher Sandlerbräu #12 ( Märklin / HO )
クルムバッハ―醸造会社のサンドラー醸造所(Sandlerbräu)のビール貨車です。 サンドラー醸造所、ドイツ、バイエルン州オーバーフランケン地区のクルムバッハに所在した醸造所で、操業は1830年。その後、1970年にクルムバッハ―社(1846年創業のライヘルブロイ醸造所が起源)に買収され、この貨車はその時代のものですが、最終的に1980年に閉鎖されて現存しません。 模型は西ドイツ時代のメルクリン製HO貨車です。 ですが、屋根のベンチレーターが右千鳥なので、推定1986年以降〜1989年以前(ドイツ統一以前)の時期と推定します☝️
鉄道模型です☝️ HO Marklin 2600円T. S
-
Simon / Brasseire Simon ( Märklin / HO )
サイモン醸造所(Brasseie Simon)、当コレクション初の「ルクセンブルグ」のビール貨車です。 同国北西部、ベルギー国境に近いウィルツ(Wiltz)市に所在し、創業は1824年、皮なめし職人、ジョルジュ・ポーリー氏によって設立されました。同氏は後にキャサリン・サイモンと結婚しますが、後に醸造所を去り(離婚?)、サイモン家が醸造所を引き継いで今に至ります。現在は創業時から5代目に当たるそうです。 ピルスナーが名物の醸造所で、その他、デュンケルなど数種類のビールを発売しています。 模型は西ドイツ時代のメルクリン製、HOゲージのビール貨車です。 側面の左下、小さく「CFL」(Chemins de Fer Luxembourgeois=ルクセンブルグ国鉄)と、「GARE D'ATTACHE WILTZ」(ウィルツ駅常備)と記載があるのが芸が細かいですね。メルクリン社はこういうところまで手を抜かないので好きですw
鉄道模型です☝️ HO MarklinT. S
-
Binding ( Märklin / HO )
Binding-Brauerei AG(バインディング醸造会社)は、フランクフルト・アム・マイン(ザクセンハウゼン地区)にある醸造所、ラーデルベルガーグループに属する醸造会社です。 創業は1870年、コンラッド・バインディング氏により設立され、その後現在の位置に移転しました。 ロゴは様式化されたワシで、これは地元フランクフルト・アム・マイン市の紋章の鷲をモチーフにしています。 ここは地元の醸造所を次々に統合して大きくなったので「バインディング」という名前だという解説も以前にあったのですが、それは後付け設定だったんですね☝️ この醸造所では、Binding、Henninger、Schöfferhofer Weizen、Clausthalerなどのブランドのビールが生産されており、先日に登録したKUTCHER ALTなんかもそのひとつです。 戦禍を乗り越えてフランクフルト最大の醸造会社に成長、2001年にはヘニンガー社をも吸収し、ドイツ最大の醸造企業グループとして業界トップの座に君臨していましたが、、、2022年、ラーデルベルガーグループは本醸造社の閉鎖を発表、2023年11月までに閉鎖されてしまうそうです。(生産されているビールは同グループの他の醸造所に引き継がれ存続) 模型は西ドイツ時代のメルクリンHOです。左千鳥 もともと4,000円で売られていたようですね。メルカリでお得に入手できました✌️ ペアのトラックもありますよ👍 ブレキナ社です
鉄道模型です☝️ HO Marklin 1,750円T. S
-
TUBORG #5 ( Märklin / HO )
ツボルグ、1873年創業のデンマークのビールです。 1970年以降、デンマーク最大手で世界第4位の醸造会社であるカールスバーグの傘下に入っています。 赤地のバックにシンプルなロゴ、というパターンが多い中、このピルスナーの貨車の濃緑色は珍しいデザインですね。 美しいデザインの素晴らしいビール貨車です。 模型はメルクリンのHO、ベンチレーターは左千鳥でパッケージも新しい比較的近年のモデル。 品番4415.044、天賞堂扱いで正価は4,600円、新品は高いんです。メルクリンの新品は。 それがメルカリで約半値でした。でも良品なので中古でも少し高めでした。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 2,600円T. S
-
Bürger- und Engelbräu ( PIKO / HO )
2023年の購入第一号のビール貨車です。 現在のメミンガー醸造所(Memminger Brauerei)の1998年以前の旧社名、Bürger- und Engelbräu(ビュルガー&エンゲルブロイ)、ドイツ、バイエルン州のメミンゲン市に所在する醸造所です。 模型は、旧東ドイツの鉄道模型メーカー、ピコ(PIKO)社製のHO模型。 同社は戦後の東ドイツ、フランケン地方のゾンネベルグに1949年に設立された模型メーカーで、東ドイツ時代は国営企業として運営され、東西ドイツ統一後の1992年に民営化され、現在では、メルクリン、フライッシュマンなどに次ぐ大手鉄道模型メーカーとして知られています。 このビール貨車は、同社の50周年記念モデルの一つなので、東西ドイツの統一10年目の1999年の製品です。 さて、メミンガー醸造所。 1886年、ヨーゼフ・ヘルツがメミンゲンのウルム郊外にあった醸造所レストランを引き継いで設立。 1920年9月、経営が傾いていたメミンゲンの2つの醸造所、Bürgerliche Brauhaus AG社、Engelbrauerei Memmingen Gebrüder Bilgram社が合併し、Bürger- und Engelbräu社(B&E社 ビュルガー&エンゲルブロイ社)を設立。 この模型は戦前の木造貨車なので、メミンガーではなく、この「B&E社」の時代のロゴが描かれています。 戦後発展した同社は、1998年に以前のB&E社からMemminger Brauerei AG(メミンガー醸造会社)と改名され、現在に至ります。
鉄道模型です☝️ HO PIKO 1800円ぐらいT. S