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コバルトスピネル0.096ct(バフィン島産)
カナダのヌナブト準州、バフィン島のコバルトスピネルです。カナダのコバルトスピネルは、含浸処理されていると聞いていたのですが、特に処理されていませんでした。お騒がせして申し訳ございません。 コバルトスピネルですが、定義としては、「Coを含むスピネル」ではなく、「Coが発色の主因となっているスピネル」説を推します。国内主要ラボでは多分後者説をとっています。 さて、こちらのスピネルですが、バフィン島のコバルトスピネルはCo含有率がベトナムルクィエン産並、最大で500ppmということらしいですが、スピネルの結晶にCoが入ることは、中々無く、入っても微量です。(意外にFeも多いようですが、鉄っぽさを感じさせないアウィンカラーです。 ちなみにこちら0.09ctですが、バフィン島産のコバルトスピネルは、軽石のようなものの隙間にできるようで、大きくとも、0.1ct台だと思われます。このサイズでも十分な大きさのようです。 産地として、冬場はまず採取できないでしょうし、特に珍しいコバルトスピネルだと思われます。色もベトナムのトップカラー並。ぜひ探してみてほしい石です。 鉱物名:スピネル 宝石名:コバルトスピネル 組成:MgAl2O4 重量:0.096ct 産地:Baffin Island, Qikiqtaaluk Region, Nunavut, Canada 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2021年shm
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スペリーライト2.214ct
スペリーライトはプラチナの主要鉱物で組成はPtAs2と、プラチナ(Pt)に砒素(As)がついており、和名を「砒白金鉱」といいます。 プラチナというだけあって比重は10強あり、シナバーの8より高く、この裸石も大きさの割に2ctを超えます。 カナダのオンタリオ州ヴァーミリオン鉱山が原産地であり、シベリアでも採れます。この裸石は原産地標本になります。鉱物標本は見かけることがあっても(滅多に見かけませんが)裸石は海外セラーくらいしか持っていないかと思われます。 鉱物名:スペリーライト 宝石名:スペリーライト 組成: PtAs2 重量:2.124ct 産地:Vermilion Mine, Denison Township, Sudbury District, Ontario, Canada 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2020年shm
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アンモライト
比較的大きめのアンモライト完全体、ですが遊色は少なく、弱いです。アンモライトは化石でありながら宝石でもありますが、当該標本は発色がイマイチで、どちらかといえば化石としての一面が大きいので宝石にはなり難いです。 アンモライトはアンモナイトの種類の中でプラセンチセラス(とバキュリテスという円錐型の変種、滅多にないです。)という種が宝石化したものです。 プラセンチセラスからさらに、平ための比較的大きな"ミーキ"、分厚めの"インターカラレ"、トゲ付きの小さめな"インターカラレ"、アンモライトはこの3種が主として出回っています。 当該標本はプラセンチセラスミーキとなります。3kg以上あり重いです。遊色は、ブラウンレッド、レディッシュピンクの2種になります。 標本名:アンモライトプラセンチセラスミーキ 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2017年shm
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アンモライト
非常に発色が良いアンモライトの破片です。パープル、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジと、ピンクとレッド以外の全ての色がこの5cm強の破片に見られます。 特に発色の良いアンモライトはルース加工される中で、このような形状の破片は珍しいと思います。コレクター向けの標本です。 標本名:アンモライト 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットショップ 2017年shm
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アンモライト
アンモライトのピースです。長い部分で10cm以上はありますので、大きい方と思います。 ドラゴンスキンといわれるきめ細かい模様が見られます。発色も中々で、青、エメラルドグリーンを中心に鮮やかに輝いています。 アンモライトは写真より実物の方が綺麗です。実物を見られて入手される方が良いと思います。(当該標本はネットオークションですが(^^;; 標本名:アンモライト 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2017年shm
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アンモライト(タブレット)8ピース
アンモライトは特に発色の良いものはクォーツないしスピネルでコーティングされ、裸石加工されるようです。 鑑別に出さずとも、これはアンモライトなのでこのままでいいかなと思いますが、ちょっとこのまま遊ばせておくのはなんか勿体ないです。 鉱物名:クォーツでコーティングされたアラゴナイトとその他岩石 宝石名:アンモライト(8ピース) 組成:省略 重量:省略というか未計測 産地:Alberta, Canada
宝石 ネットオークション 2018年shm
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アンモライト
アンモライトの小サイズのかけら計7ピースになります。いずれも片面だけの発色です。 アンモライトは本琥珀と同様に化石でありながら宝石でもある数少ない石になりますが、完全体は、宝石というよりコレクター用の標本になり、重量や発色の良さによって価格は高額になりがちです。 ですので、ジュエリー愛好家からすればこのようなかけらないし裸石に加工されたものを所有するのが普通ですし、世に出るアンモライトのほとんどが細かく砕かれ裸石に加工されたものと聞いています。 当該石は発色は良いとは言えませんが、アンモライトとしては珍しいパープルカラーのものやブルーやグリーンのものや、"ドラゴンスキン"と呼ばれる細やかな鱗模様のものもあって、綺麗です。 なお、全てのピースが樹脂で覆われていますが、アンモライトの表面はとても脆いため、通常の処理です。アンモライトまで無処理にこだわるのは、標本自体に欠損が生じる危険もあるため、決して良いことではないです。 標本名:アンモライト 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットショップ 2016年〜2018年shm
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スオルナイト0.250ct
「世界のレアーストーン図鑑」で紹介されなければ、ほとんど誰も知り得なかった石。スオルン石。マイベストコレクションです。 上記図鑑に掲載されている裸石をコンプリートしようとした場合、この石またはシナバーないしヴィヨーマイトで詰まるのは間違いありません。 とにかく珍しいこの石で、裸石を見つけようとした場合、当該石と同じ、ケベック州のセトフォードマインズ、ブラックレイク産が辛うじて見つかるかどうか、というところです。 大阪にあるこの業界で有名な業者さんにこの石の取り扱いがあるのか聞いたことがありましたが、名前すら知らなかった、そんな石です。 心斎橋にある上記とは別の業者さんに、スオルナイトってあります?、と無いだろうと思いつつ聞いてみたら当該石が出てきました、そんな石。 原石でもお目にかかるのは稀なのですが、実は三重県でも採取できたようで、チャレンジしてみようかなって思っています。 硬度3半。取り扱いには注意が必要です。 鉱物名:スオルナイト 宝石名:スオルナイト 組成:Ca2Si2O5(OH)2•H2O 重量:0.250ct 産地:Black Lake, Thetford Mines, Qebec, Canada 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2019年shm
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ユーディアライト0.289ct
レアストーンのユーディアライトで、ファセットカットが施された透明石は極めて稀と思います。 大抵のユーディアライトといえば、パワーストーン向けに、他の鉱物が混じったもの、あるいは不透明なものをビーズ状に加工して普段使いに用いられることが多いです。 当該石のようなユーディアライトの単体結晶をファセットカットしたものは、そもそものこの石の酸に弱いという性質から、普段使いに適さず、ルースケースから出すことすらはばかれるものです。 当該石もインクルージョンはありますが、貴重な石なので、取り扱いには要注意です。 鉱物名:ユーディアライト 宝石名:ユーディアライト 組成:Na16Ca6(Fe, Mn)3Zr3(Si3O9)(Si9O27)2(OH, Cl)4 重量:0.289ct 産地:Quebec, Canada 鑑別:日独宝石研究所 組成式が複雑すぎです。
宝石 ネットオークション 2016年shm
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アンモライト
アンモライトプラセンチセラスコスタータム。 遊色は若干弱いですが、地色がイエローブラウンの珍しい石。 実は入手時に、表面のコーティングされた樹脂に指紋がついていたので、自分でレジンを購入し塗り直しました。プラモデルとか作ったこと無かったのですが…。 標本名:アンモライトプラセンチセラスコスタータム 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2016年shm
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アンモライト
アンモライトプラセンチセラスコスタータム。 アンモライトはカナダのアルバータ州または米国の一部、ロッキー山脈付近のみから産出されるアンモナイト化石です。アルバータ州の州の石になっています。 表面にアラゴナイト層があり、品質の高いものはブラックオパールに似た遊色を見せます。 また、ブラックオパールとは逆で、ブルーやバイオレットが貴重で、レッドが多いです。逆にブラックオパールはレッドの遊色が見えるものが貴重です。 アンモライト完全体は遊色があまり見えないものでも大変高価です。私も多分二度と手を出さないと思います。 標本名:アンモライトプラセンチセラスコスタータム 産地:カナダ、アルバータ州
化石 ネットオークション 2016年shm
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パラサイト隕石
石鉄隕石。黄色箇所は橄欖石(オリビン)。 隕石そのものであるため、地球上で限られた箇所でしか取れません。 ➡︎(100箇所程度?) 橄欖石部分が大きく透明度の高いものであれば裸石になりうるものもありますが、総じて小さいです。 ➡︎ロシアのセイムチャン隕石、インドネシアのジェパラ隕石がメジャーでしょうか。当該石はカナダのスプリングウォーター隕石で、こちらも有名です。 鉱物名:石鉄隕石 (スプリングウォーターパラサイト隕石) 産地:カナダ、サスカチュワン州
隕石 ネットオークション 2017年shm
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ソーダライト0.338ct
当該石はハックマナイトと鑑別されていますが、テネブレッセンス効果が弱いため中央宝石研究所や日独宝石研究所、ジェムリサーチジャパン等AGL加盟団体ではソーダライト判定になります。 ハックマナイトは半透明で通常カボションカットされます。紫外線を長時間当て続けることで一時的に変色する"テネブレッセンス"効果が見られる石です。 透明なハックマナイトといわれるものは、おそらくですが"ソーダライト"になると思います。 ですので、当該石のラベルについては虚偽表示になります…。ただ、当該石を鑑別したエミールジェムラボラトリーはタイに本社を置く鑑別機関であり、信頼性の高い団体であることは確実です。おそらく、AGL加盟団体とは異なる基準で判定するため、少しでもテネブレッセンス効果が認められた場合にハックマナイト判定を出すのかもしれません。 一応、以下の組成はハックマナイトのものです。 鉱物名:ソーダライト 宝石名:ソーダライト(ハックマナイト) 組成:Na4(Al3Si3O12)Cl 重量:0.338ct 産地:Canada 鑑別:エミールジェムラボラトリー
宝石 ネットオークション 2018年shm
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カーレトナイト0.383ct
レアストーンの聖地ケベック州モン・サン・ティレールの稀少石です。これまで原産地からのみしか見つかっていません。 この石、透明石があり、2019年のツーソンショーに行ったある業者が、裸石をアップデートしていました。 当該石は残念ながら不透明で、カットがイマイチです。いつかは透明な裸石および原石をゲットしたいです。 鉱物名:カーレトナイト 宝石名:カーレトナイト 組成:KNa4Ca4S18O18(CO3)4(OH, F)•(H2O) 重量:0.383ct 産地:Mont-Saint-Hilaire, Quebec, Canada 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットオークション 2017年shm