-
三菱トライトン
三菱のピックアップトラック、トライトンです。日本でも輸入販売されていた初代モデルになります。 初代トライトンは2005年に登場、タイで生産されていましたが日本でも2006年9月にタイからの輸入にて販売が開始されました。日本ではV63.5ℓガソリンエンジン、ダブルキャブ、4ATのみのシンプルなラインナップとなっていました。全長は5m超と国内では取り回しのし難いサイズになっています。当時ハイラックスも国内から撤退していた時期故、日本国内では唯一新車で買える国内メーカーのピックアップトラックでしたが、三菱自動車の不祥事の影響等の影響もあり5年間でわずか1800台余りの販売と惨憺たる結果に終わりました。2011年8月に日本では販売終了し、以降国内で新車で買えるピックアップトラックは、2014年のランドクルーザー70のピックアップ登場(限定販売モデルでなければ2017年のハイラックス国内復活)まで存在しませんでした。 トミカでは珍しい、実車が全く売れなかった車種の製品化と言えますが、トミカになるとピックアップならではの魅力が存分に感じられます。落ち着いた紺色のカラーリングも、道具っぽさが感じられピックアップらしい雰囲気です。実車は不人気でも、ピックアップのトミカであれば子ども受けは良いのかもしれません。一時期三菱自動車のアイデンティティであったブーレイグリル、ヘッドライト等も丁寧に再現されています。2017年に復活したハイラックスもトミカで製品化されていますが、そちらとはまた違った魅力の感じられるピックアップのトミカであると思います。
1/66 タカラトミー 750円 BOOKOFFRatteboss
-
ホンダシビックタイプR FK2
FK2型ホンダシビックタイプRです。シビックタイプRとしては4代目であり、イギリス生産車となります。 4代目シビックタイプRは2015年終盤に発売されましたが、その当時シビックの標準車自体が日本で廃盤となっていた為、日本では唯一新車で買えるシビックとなっていました。その為タイプRのベースボディも英国製のハッチバック(9代目シビック欧州仕様車)がベースとなり、輸入車扱いでした。ニュルブルクリンクでのラップタイム7分50秒台に由来し、750台の限定販売でした。シビックタイプRでは初となるターボチャージャー付エンジンの搭載が特徴であり、K20C型2ℓターボの最高出力は310psとなっています。最高速度は270km/hとアナウンスされていました。その一方でアイドリングストップを搭載し、現代のスポーツモデルらしく燃費への配慮も見られているのが特徴です。 トミカではタイプR定番のチャンピオンシップホワイトのカラーリングを纏い、いかにもタイプRらしい雰囲気に仕上がっています。タイプRならではの赤バッジ、ホイールの赤いリム、大迫力のリアスポイラーも魅力的です。実車同様リアのドアハンドルが窓の後方に隠されており、スタイリッシュな外観となっています。尚、ボンネットが開閉可能となっており、中に再現されたエンジン等が覗ける様になっています。
1/64 タカラトミー 750円 BOOKOFFRatteboss
-
名古屋市消防局 30m級先端屈折式はしご車
名古屋市消防局にて使用されている、30m級先端屈折式はしご車です。日本で唯一となる、スカニアのはしご車となっています。 実車はスウェーデンのスカニア社のシャシをベースにドイツのマギルス社でぎ装したはしご車ですが、30m級の5連はしごを備えておりその先端は最大75度の屈折、且つ最大1.2mの伸縮が可能となっているのが特徴です。この機能により建物等への自在な着梯を可能としています。また、伸縮式の水路管によってはしごの先端まで水を送る事ができ、バスケットには電動放水銃を備えている点も特徴です。非常に巨大な車体ですが、足回りに4WS機構を備えており最小回転半径9.2mと機動性も確保しています。2019年4月より、名古屋市消防局の中川消防局に配置されています。 トミカでも実車の迫力あるスタイリングが忠実に再現され、重量感に溢れています。はしごの伸縮・上下・旋回・屈折アクションが備わり、アクションも存分に楽しめます。特に、非常に長くはしごが伸びるアクションは子どもも大人もワクワクするのではないかという気がします。ロングトミカならではの非常に魅力的なモデルに仕上げられていると思います。
1/90 タカラトミー 750円 BOOKOFFRatteboss