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トヨタマークII
トヨタの上級サルーン、マークIIの9代目モデル(X110)です。2001年式を再現されています。 2000年10月に登場した9代目マークIIは、側方の衝突安全基準の関係もありそれまでの4ドアハードトップから4ドアセダンに改められたのが大きな特徴です。スタイリングは背の高いボディや縦長テールライト、厚みのあるヘッドライトの採用等によりボリューム感溢れるものとなっています。また、それまで設定されていたスポーツ系グレードのツアラーが廃止となり、代わりにグランデiR系が設定されています。ちなみにこの世代では兄弟車のチェイサー・クレスタが廃止となりそれらの後継車としてヴェロッサが登場しましたが、販売不振により3年弱で生産終了されています。 広くなった室内空間が評価された一方でユーザーの高齢化が課題となっており、販売実績もセダンとしては堅調ながら先代モデルまでの販売実績には及ばない結果となりました。結果的にこの9代目がマークIIとしては最後のモデルとなり、次のモデルではマークXに名前が改められスタイリングも大幅なイメージチェンジが図られています。 マークIIとしては最後の世代となる9代目110系のミニカーですが、非常にボリューム感のあるスタイリングになっており2000年代初頭のトヨタセダンならではの雰囲気が色濃く感じられます。パールホワイトのカラーリングは、バブル期以降のマークIIならではであり魅力的に映ります。地味ながら木目部分の塗り分けもしっかりされており、高級セダンらしさが感じられる点もポイントと言えます。
1/43 ノレブ 1250円 リサイクルショップRatteboss
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日産ブルーバード(410型)
日産を代表するミドルセダン、ブルーバードの2代目410型です。1963年式の4ドアセダンを再現しています。 1963年9月に登場した2代目ブルーバードは、日産初のフル・モノコック構造の車体を採用し、ピニンファリーナによるスタイリングが特徴でした。欧州調の尻下がりラインが不評で、ライバルのコロナに販売台数でリードを許す等失敗作のレッテルを貼られる事となりますが、ブルーバード初のスポーツモデルとなる「1200SS」や後のイメージリーダーとなる「1600SSS」が追加されスポーツセダンとしてのブルーバードの礎を築いたモデルとも言えます。 ミニカーは全体的に上品な雰囲気で纏められており、小さな高級車の様に感じられます。実車の前期型の特徴であった鍵テールもしっかり再現されています。尻下がりのデザインが不評であった410型ブルーバードですが、改めてミニカーでスタイリングを眺めると個人的にはなかなか悪くない印象を受けます。
1/43 ノレブ 550円 HARDOFFRatteboss
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スズキフロンテ360
スズキが嘗て販売していた軽自動車、フロンテの2代目LC10型2ドアセダンです。1967年式の再現になります。 1967年6月に発売された2代目フロンテは車名が「フロンテ360」となり、2ドアセダンと3ドアバンがラインナップされていました。駆動方式はRRを採用しており、2輪車のエンジンをベースに新開発された新開発の2ストローク直列3気筒エンジンが車体後部のオーバーハングに搭載されていました。快適なフィーリングと高回転でのパワーを両立したエンジンであり、ライバルに対し大きな優位性を持っていました。高性能バージョンである「SS」や「SSS」の追加も話題となっています。また、コークボトルラインと呼ばれたスタイリッシュな外観も特徴的です。 僅か3年でモデルチェンジされたものの、主に走りの良さで人気を集めた2代目フロンテは軽自動車の歴史に確固たる地位を築いた一台となっています。 ミニカーでは実車の特徴的な外観を忠実に再現しており、コークボトルラインの美しさがよく分かります。可愛らしいフロントマスクもリアルに再現され、360ccの軽自動車ならではの魅力に溢れている印象です。
1/43 ノレブ 980円 リサイクルショップRatteboss
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マツダファミリア800
マツダの小型大衆車、ファミリアの初代モデルです。1964年式の2ドアセダンがモデルとなっています。 ファミリアはマツダ初の小型車として1963年10月に登場しましたが、市場調査の結果ライトバンの開発が優先された故まずライトバンからのデビューとなりました。翌1964年、乗用仕様となりワゴン、4ドアセダン、2ドアセダンが順次登場しています。エンジンは同社の軽乗用車キャロル用のエンジン排気量を拡大した水冷直4OHVを搭載し、最高出力42psを発生しました。(後に1000ccモデルも追加)個性的で美しいイタリアンデザインが特徴だった初代ファミリアは、商業的に成功を収めました。因みに、800cc車は前方のナンバープレートを上方にめくり上げるとバンパーにクランク棒を通す穴があり、これによりバッテリー上がり時にクランク棒による始動が出来たのも特徴です。 ミニカーでは製品化される事の少ない初代ファミリアですが、嘗てのアルファロメオにも通ずるイタリアンなスタイリングが大変魅力的です。個性的なフロントマスクもリアルに再現されています。明るく上品な空色のボディカラーも美しいスタイリングによく似合っています。 2023年現在ではOEM供給を受けるライトバンのみにその名を残すファミリアであり、個人的にはFF初代の3ドア1500XGのイメージが強いブランドでありますが、こうして見ると初代モデルこそもっと注目されても良いのではと思える魅力的な車種である様に感じられます。
ノレブ 550円 HARDOFF マツダRatteboss
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トヨタコロナマークII
トヨタの中型サルーン、マークIIの初代モデルです。正式名称はトヨペット・コロナマークIIであり、最初期の1968年式4ドアセダンを再現しています。 1968年9月、急激な自家用車需要の高まりによるユーザーの増加を受けてコロナ(T40系)を発展させた新しい車種として誕生したコロナマークIIは、コロナとクラウンの間に位置するモデルでした。ボディタイプは4ドアセダンの他、2ドアハードトップやワゴン、バン、ピックアップがラインナップされていました。中でも、上級仕様となる1900cc車はクラウンに次ぐ高級車として訴求されています。また、ハードトップは高性能仕様のGSSが追加設定される等スポーティさもアピールされていました。 ミニカーではいかにもコロナの兄貴分らしい実車の雰囲気を忠実に再現しており、渋いボディカラーがまた魅力的に映ります。フロントマスクやホイールの緻密な再現も目を引きます。メッキパーツを効果的に使用している点がまた魅力的です。
1/43 ノレブ 550円 HARDOFFRatteboss
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ホンダN360
ホンダが嘗て販売していた360ccの軽自動車、ホンダN360です。1967年式の再現になります。 1967年3月にホンダ軽乗用車第一弾として登場したN360は、軽自動車の分野においてあらゆる面で革新的と言えるモデルでした。正に和製ミニ・クーパーと言えるそのスタイリングは、前輪駆動(FF)方式の採用やタイヤを出来る限り四隅に配置した事と相まって室内空間の拡大をもたらしました。搭載された4スト2気筒SOHCエンジンは最高出力31ps/8500rpmをマークしており、異例の高回転型となっていました。他社の軽乗用車が当時軒並み2ストエンジン搭載で20ps台前半となっていたため、走りの良い軽乗用車として若者層からの人気も獲得しました。新規参入メーカーならではの戦略にて他社の軽乗用車を大きく下回る販売価格を実現し、安い・広い・速いの3拍子揃った軽乗用車であるN360は瞬く間にベストセラーとなり、スバル360をトップの座から引きずり降ろしました。尚、これをベースとした小型車版のN600も登場し国内外で販売されていました。 ミニカーでは実車小さいながら存在感の強いスタイリングがリアルに再現され、モスグリーンのボディカラーが渋くて魅力的に映ります。1/43スケールのミニカーとしては安価なモデルですが、細部まで妥協無く丁寧に作り込まれた印象を受けます。本当に和製ミニ・クーパーらしい雰囲気に溢れており、360ccの軽故可愛らしいサイズではありますが大変強い主張の感じられるミニカーであると思います。
1/43 ノレブ 980円 リサイクルショップRatteboss
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日産ブルーバード1600SSS
日産が誇る名車の一つ、510型ブルーバードのスポーツグレード1600SSSです。4ドアセダンの1969年式を再現しています。 1967年8月に発売された3代目510型ブルーバードは歴代モデルの中でも屈指のヒットモデルとなりましたが、中でも上級仕様となるスポーティな1600SSS(スーパー・スポーツ・セダン)はラリーでの活躍もあり車好きから大いに注目される存在となりました。 ミニカーは派手なレッドのボディカラーを纏い、スポーティなスタイリングを更に引き立てている印象です。ホワイトリボンの入ったタイヤも魅力的です。各部メッキパーツが効果的に使用されている点も特徴と言えます。
1/43 ノレブ 1280円 リサイクルショップRatteboss