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イギリス保護国マスカット・オマーン 1/4アンナ銅貨
発行国:イギリス保護国マスカット・オマーン(オマーン、アラブ首長国連邦、パキスタン) 材質:カッパー 品位:? 発行年:1898年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:AG~G相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/31/200540 材質は「カッパー」としていますが、NumistaはBronze、NGCやPCGSではCopperとなっており、どちらが正しいのかはっきりしませんでした。ここではNGC、PCGSの記載に合わせて銅貨と記載します。このコインは、表面には円の内側にアラビア語で「マスカット」、ヒジュラ暦の発行年の1315、額面の1/4アンナが刻まれており、円の外側に英語で「マスカット・オマーンの指導者ファイサル・ビン・トゥルキ」と刻まれています。裏面にはアラビア語で「オマーン」、「ファイサル・ビン・トゥルキ・スルタン」と刻まれています。このコインは、マスカット・オマーンの第5代スルタンであったファイサル・ビン・トゥルキの治世において発行されたコインです。ファイサル・ビン・トゥルキの在位期間は1888~1913年の25年間でした。マスカット・オマーンは、現在のオマーン、アラブ首長国連邦、パキスタンの一部に跨って存在した国家です。 #アンティークコイン
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オーストラリア委任統治領ニューギニア 1ペニー青銅貨
発行国:オーストラリア委任統治領ニューギニア(パプアニューギニア) 材質:ブロンズ 品位:? 発行年:1936年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:XF~AU相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/27/192546 このコインは、表面には穴の左右に泳ぐ鳥、上に王冠、下に「E・R・I・」のモノグラムが描かれ、王冠の左下と右下にそれぞれKとG(エングレイバーのジョージ・クルーガー・グレイのイニシャル)が刻まれています。裏面には穴の周囲に芸術的なデザイン(何を意味するのかは不明)が描かれ、周囲に英語で「ニューギニア領」、額面の1ペニー、発行年の1936が刻まれています。 #アンティークコイン
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オーストラリア委任統治領ニューギニア 1シリング銀貨
発行国:オーストラリア委任統治領ニューギニア(パプアニューギニア) 材質:シルバー 品位:0.925 発行年:1936年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:XF~AU相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/23/183819 このコインは、表面には穴の下に交差した王笏、穴の上に王冠が描かれ、周囲にラテン語で「神の恩寵あるインド皇帝であり王であるジョージ5世」と刻まれています。裏面には穴の周辺に模様(何を意味する模様なのかは不明)が描かれ、周囲に英語で「ニューギニア領」、額面の1シリング、発行年の1936年が刻まれています。ニューギニア島は、19世紀に入ってから植民地化が進み、中央から西側はオランダが支配、東側はオーエン・スタンレー山脈およびビスマルク山脈の北側をドイツ、南側をイギリスが支配していました。1901年にオーストラリアが独立すると、イギリスの支配地域はオーストラリアに継承されてパプア準州となりました。ドイツ支配時代に発行された極楽鳥が描かれたコインは有名ですね。 #アンティークコイン
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ジャオラ藩王国 1パイサ銅貨
発行国:ジャオラ藩王国(インド) 材質:カッパー 品位:? 発行年:1895年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:AG~G相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/19/191741 このコインは、表面には円の内側にウルドゥー語でヒジュラ暦と額面の1パイサが刻まれ、円の外側にはデーヴァナーガリー文字で「ジャオラ政府」、摩耗して判読が難しいですが最下部にヴィクラマ暦で発行年の1951が刻まれています。裏面には円の内側にウルドゥー語で「ジャオラ政府発行」と刻まれ、円の外側にアルファベットで「H.H. THE NAWAB OF JAORA 1895」と刻まれています。ジャオラ藩王国は、インド北西部に位置しています。このコインは、ジャオラ藩王国のムハンマド・イスマイル・ハーンの治世において発行されたコインです。ムハンマド・イスマイル・ハーンの在位期間は1865~1895年の30年間でした。 #アンティークコイン
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キューバ共和国 10ペソ試作貨(12種) ピエト・ヘイン
発行国:キューバ共和国 材質:黄銅、3色、白銅、カッパー、白銅金張り、アルミ 品位:? 発行年:1995年 発行枚数:各100枚 鑑定会社:未鑑定 グレード:MSPF相当(未使用) 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/15/203907 このコインは、10ペソ銀貨の鋳造にあたり6つの素材と縁のギザ有り/無しで、合計12種類試作されたものです。12種類とも同じデザインですので、写真は黄銅貨のみを載せています。このコインは、表面にはキューバ共和国の紋章が中央に描かれ、ラテン語で上部にキューバ共和国、下部に額面の10ペソと試作貨であることを示すPRUEBA ESSAIの文字が刻まれています。裏面にはピエト・ヘインのカラーイメージが中央に描かれ、ラテン語で上部にシリーズ名(カリブの海賊)と下部に発行年の1995年が刻まれています。ピエト・ヘインは、1568年に始まった八十年戦争(オランダがスペインからの独立を目指した戦争)の時代に活躍したオランダ人提督です。 #モダンコイン
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ジャイプル藩王国 1/2パイサ銅貨
発行国:ジャイプル藩王国(インド) 材質:カッパー 品位:? 発行年:1942~1943年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:F~XF相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/11/170614 このコインは、表面にはマーン・シング2世の名前が刻まれています。裏面には中央にジャイプルのシンボル(Jharと言います)が描かれ、その右上に22と刻まれています。22は発行年ではなく、マーン・シング2世が即位した1922年の事を示します。このコインは、ジャイプル藩王国のマーン・シング2世の治世において発行されたコインです。マーン・シング2世の在位期間は1922~1947年の25年間でした。 #アンティークコイン
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ジャイプル藩王国 1アンナ青銅貨
発行国:ジャイプル藩王国(インド) 材質:ブロンズ 品位:? 発行年:1944年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:XF~AU相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/07/202546 このコインは、表面にはマーン・シング2世の肖像とその下にジャイプルのシンボル(Jharと言います)が描かれ、周囲にデーヴァナーガリー文字で「マハラジャディラジ・サワーイー・マーンシング2世」と刻まれています。サワーイーは世襲称号を表します。裏面には中央にJharが描かれ、その左右に西暦で発行年1944、Jharの右下と左下にペルシャ文字とデーヴァナーガリー文字で「Ek Aana(1アンナ)」と刻まれています。このコインは、ジャイプル藩王国のマーン・シング2世の治世において発行されたコインです。マーン・シング2世の在位期間は1922~1947年の25年間でした。 #アンティークコイン
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サウジアラビア王国 1リヤル銀貨
発行国:サウジアラビア王国 材質:シルバー 品位:0.9167 発行年:1935年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:XF~AU相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2025/01/03/213852 このコインは、表面にはアラビア語で円の内側に国王の名前「アブドゥルアズィーズ・ビン・アブドゥルラフマーン・アール・サウード」、円の外側に「サウジアラビア王国の王」と刻まれ、下部に交差した剣が描かれています。裏面にはアラビア語で円の内側に「聖なる都市メッカで鋳造された」、円の内側下部にヒジュラ暦の発行年である1354、円の外側に「1 サウジアラビア リヤル」と刻まれ、下部にヤシの木と額面の「1」が描かれています。このコインは、サウジアラビア王国の初代国王であったアブドゥルアズィーズ・ビン・アブドゥルラフマーン・アール・サウード(別名はイブン・サウード)の治世において発行されたコインです。イブン・サウードの在位期間は1932~1953年の21年間でした。 #アンティークコイン
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ナワナガル藩王国 ドクド銅貨
発行国:ナワナガル藩王国(インド) 材質:カッパー 品位:? 発行年:1540~1948年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:AG~G相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/30/205628 このコインは、表面にはヒジュラ暦の年号で978、デーヴァナーガリー文字でスリ・ジャムジと刻まれています。ヒジュラ暦978年はナワナガル王国が誕生した年で、スリ・ジャムジは支配者の称号です。978年はコインの発行年ではありません。裏面には中央やや右下にカタール(短剣)の絵が描かれています。それ以外の部分については、よく分かりませんでした。このコインは、1コリ銀貨とデザイン、碑文は全く同一であると思われます。発行年も1540~1948年のおよそ400年間で、いつ発行されたのか不明です。コインの状態からすると、もしかしたらナワナガル王国時代に発行されたのかもしれません。 #アンティークコイン
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ナワナガル藩王国 1コリ銀貨
発行国:ナワナガル藩王国(インド) 材質:シルバー 品位:? 発行年:1540~1948年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:G~VG相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/25/212431 このコインは、表面にはヒジュラ暦の年号で978、デーヴァナーガリー文字でスリ・ジャムジと刻まれています。ヒジュラ暦978年はナワナガル王国が誕生した年で、スリ・ジャムジは支配者の称号です。978年はコインの発行年ではありません。裏面には中央やや右下にカタール(短剣)の絵が描かれています。それ以外の部分については、よく分かりませんでした。ナワナガル藩王国は、インド西部に位置しています。このコインは、ナワナガル王国が誕生してから第2次世界大戦後にインドに帰属するまでのおよそ400年に渡って作られ、使われ続けたコインであるようです。 #アンティークコイン
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イギリス 2シリング銀貨
発行国:イギリス 材質:シルバー 品位:0.5 発行年:1942年 発行枚数:39,895,200枚 鑑定会社:未鑑定 グレード:XF~AU相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/21/193039 このコインは、表面にはジョージ6世の肖像が中央に描かれ、周囲にラテン語で「神の恩寵ある全ブリタニアの王ジョージ6世」と刻まれています。裏面にはアザミとシャムロックに挟まれた王冠を被ったチューダー・ローズが中央に描かれ、周囲にラテン語で「信仰の守護者にしてインドの皇帝」と刻まれています。ジョージ6世は、言わずと知れたイギリス国王です。在位は1936年12月11日~1952年2月6日のおよそ15年間でした。また彼は、最後のインド皇帝であり、最初のコモンウェルス首長となった人物です。コモンウェルスとは、イギリスがかつて植民地として支配していた国を指します。以前はイギリス連邦と呼ばれていました。 #アンティークコイン
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バーラクザイ朝 1ルピー銀貨
発行国:バーラクザイ朝(アフガニスタン) 材質:シルバー 品位:? 発行年:1880~1891年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:G~VG相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/17/184022 このコインは、表面にはアミール(支配者)のアブドゥッラフマーンの名前と、左下にヒジュラ暦の年号が刻まれていますが、一部見切れていて正確な発行年が不明です。裏面には左上にヒジュラ暦の年号(こちらも判別困難)、「首都のカブールで鋳造された」と刻まれています。このコインは、アフガニスタン首長国のアミール・アル=ムウミニーン(信徒たちの長の意味)であったアブドゥッラフマーン・ハーンの治世において発行されたコインです。アブドゥッラフマーン・ハーンの在位期間は1880~1901年の21年間でした。 #アンティークコイン
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ドイツ領東アフリカ 1ルピー銀貨
発行国:ドイツ領東アフリカ(ブルンジ、ルワンダ、タンザニア) 材質:シルバー 品位:0.917 発行年:1910年 発行枚数:270,000枚 鑑定会社:未鑑定 グレード:XF~AU相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/12/200525 このコインは、表面には軍装のヴィルヘルム2世の肖像が描かれ、周囲にラテン語で皇帝ヴィルヘルム2世と刻まれています。裏面には上からラテン語でドイツ領東アフリカ、額面の1ルピー、発行年の1910年が刻まれています。ドイツ領東アフリカとは、アフリカ南西部(下記地図のグリーンの箇所)にあり、現在のブルンジ、ルワンダ、タンザニア辺りの地域を指します。第一次世界大戦の開戦に伴い、アフリカ大陸でも同盟国領と中央同盟綱領の間で戦闘が発生しましたが、ドイツはアフリカ領にさほどの戦力を配置しておらず、東アフリカ以外の地域はさしたる抵抗もできずに制圧されました。しかし、東アフリカだけは異なり、植民地防衛隊を率いたパウル・フォン・レットウ=フォルベックは果敢に抵抗を試み、連合国から「アフリカのライオン」と呼ばれ恐れられました。 #アンティークコイン
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英領インド マドラス管区 20キャッシュ銅貨
発行国:英領インド(インド) 材質:カッパー 品位:? 発行年:1803年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:FR~AG相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/07/204128 このコインは、表面にはイギリス東インド会社の紋章が描かれ、その周囲に「東インド会社」と年号の1803年が刻まれています。裏面には上部にアラビア語で額面(20キャッシュが4ファルスに相当する)、下部には「XX Cash(20キャッシュ)」と刻まれています。マドラス管区とは、イギリス領インド帝国の管区の一つで、インド南東部に位置しています。マドラス管区は、イギリス東インド会社が1639年にマドラスパトナム村を購入し、その1年後にフォート・セント・ジョージ庁を設立したのが始まりとなります。1785年に、インド統治法の一つであるピットのインド法に基づき、マドラス、ボンベイ、ベンガルの3つの管区が設立されました。管区の首長は「総督」と呼ばれ、このコインが発行された1803年にマドラス管区総督を務めたのは初代パウイス伯爵のエドワード・クライブ(8月30日まで)とウィリアム・ベンティンク卿の二人でした。 #アンティークコイン
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トラヴァンコール藩王国 1チャクラム銀貨
発行国:トラヴァンコール藩王国(インド) 材質:シルバー 品位:? 発行年:1860~1880年 発行枚数:? 鑑定会社:未鑑定 グレード:F~XF相当 解説ブログ:https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/12/02/194357 このコインは、表面には三日月(ラーシといい、12星座を表します)の上にひし形の図形が描かれ、また2本の曲線と10個の点(ヴィシュヌパダムといい、ヴィシュヌ神の足を表します)が描かれています。裏面には上半分にラーシとその上に12個の点、下半分に花と小枝が描かれています。トラヴァンコールは黒胡椒輸出の主要な地域であったため、花と小枝は胡椒の蔓を表しているという説があります。また、ヒンドゥー教の女神ラクシューミーにちなんだ蓮の花である可能性が高いとも言われています。このコインは、トラヴァンコール藩王国のアイリャム・ティルナル・ラーマ・ヴァルマ(ラーマ・ヴァルマ3世)の治世において発行されたコインです。アイリャム・ティルナル・ラーマ・ヴァルマの在位期間は1860~1880年の20年間でした。 #アンティークコイン
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