1.怠惰と鈍感と
初版 2023/09/11 08:21
改訂 2023/09/11 10:32
育成シミュレーションゲーム、その記載の通り、育成において学び、育み、考え、そして目指す
そんな体験をゲームを通して学ぶといったもの
幼少の頃から独りだった私の居場所は殆どゲームの中だった
例によってゲームという媒体を通し学ぶ
育成シミュレーションもそんな中出会い数多くの学びを得る
1994年12月、SFCよりワンダープロジェクトJ 機会少年のピーノ
1996年11月、Nintendo64よりワンダープロジェクトJ2コルロの森のジョゼット
とそれぞれ出会いその内容に感動を覚えた
本書と出会うのは実際にはもっと後の事となるが同じ時代、既に同じものに触れ、その感動を既に形どられている
しかし特記すべきは実は此方ではない
1999年9月、既にゲームを生活の主軸としプレイする側から提供する側へと転向したいと目標としていた中出会う
PIXY GARDEN ゲームの評価としては好き嫌いを別つ内容であったかも知れないが、
こう幾度と無くCHOCO氏が関与された作品に触れていた、触れているにも関わらず
其をそれとして認識出来ず ただその内容に魅了された
時を同じくしてゲームクリエイターを目指すという言い訳を口実に
着の身着のまま、逃げるようにして故郷を後にした
比喩では無い、事実逃げた、逃げ出したのだ
孤独だった故郷から、優しかった家族から、虐げられた大切な人から、すがることしか出来なかった好きな人から
もう二度と会ってはならない もう一度会わなければならない
もうその人はそこには居ないだろう だから戻れないのだ だから戻らないのだ
40年を経過した今でも足は向かない まだ最中
もう後の無い孤独はただ前進しかなかった
新聞奨学生という命綱を死に物狂いで手繰り寄せ
全くの手探りでゲームクリエイターを学ぶ
間違いなく必須な筈のPCに初めて触れる、プログラムに始めて触れる
言うまでもなく完全な出遅れ組
隣を歩く友はなし
2年というタイムリミットが音もなく消えていく