清王朝 光緒元寶 當制錢二十文

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1903年に中国の清王朝が発行した銅貨。
清の第11代皇帝、光緒帝(在位1875-1908年)の治世下で発行された。
当時の価値は20文。つまり穴銭20枚分にあたる。
表面下部の「當制錢二十文」は「制銭20文に当たる」と読み、制銭20文相当である、という意味。
また、制銭とは政府鋳造の正貨である銅銭ということ。(「當」は「当」の旧字)
表面真ん中にある「戸部」が鋳造所を示しており、これは北京で鋳造されたものであることを示す。寶源局と称するのが一般的。鋳造所が北京であるだけで、清朝の支配下の地域では使用できたと考えらる。
また表面上部には満州文字で「ᠪᠠᡩᠠᡵᠠᠩᡤᠠ ᡩᠣᡵᠣ ᡳ ᠶᡠᠸᠠᠨ ᠪᠣᠣ」と書かれており、これは「光緒元寶」を意味する。
裏面上部の「HU POO」は「戸部」の英表記です。戸部をHu pooと発音する。
また20 CASHは20文を意味する。
中心に大きく描かれた龍は清朝皇帝を表す意匠。
材質は銅。
Numista:https://en.numista.com/catalogue/pieces6816.html

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