期待してること
初版 2023/08/01 10:04
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/08/01/09/06/56/7af4439f-8864-4a30-9e9f-0bb4a7feb959/20a98e7e03751eff22ef28e984b28495-converted.png)
アルバートサウルスの腹部骨格
昔なら考えもしなかったこと。
最近んMuuseoの化石を展示してある方々のお部屋を拝見していて、特に三葉虫のような甲殻類の化石に目を奪われます。今動きだしたようなビビッドなフォルム、足の間接の生き生きとした動き、子供の頃海辺でフナムシを捕まえ、ひっくり返して眺めたあの多くの脚がウエーブして動くさまをまざまざと思い出す。ショック悪や複眼の先端の神経の動きがわかるような生々しさ。
その殻をはがしたら内部はどうなっているのか、現在のスキャニング技術とAIの技術を応用し、内部の神経や内臓の構造までが明らかになるのではないかという期待感が膨らみました。
ところで、恐竜の化石はどうなのでしょうか。死骸が横たわったところからはるか彼方に堆積し、流され、ばらばらになったものは難しいとは思いますが、ほぼ完全な胴体の本体の化石が発見されることもある。その時保存された石の中に埋まった化石はもちろんその周辺のぼせきのぶっ分から完全に剥離させることなく、博物館のバックヤードに大事に保管されているものがほとんどだと思います。
その母岩、骨の間に見えるのは、流れ込んだ二酸化ケイ素や様々な岩石を構成する要素によって編成されたものかもしれません。
しかし、その変成した岩石は可能性があればただの意思ではないのですね。そこには内臓があったのですから。実際に装飾の竜脚類の胃袋の位置、腸の位置と思しき部分からは胃石や腸石が確認されています。獣脚類では腹部のあたりに全く種類の異なる恐竜の骨が発見されることもあり、現代の技術水準で新たなその内臓構造や復元が行えるのではないか、すでにそれは始まっており、ある日ネイチャーなどの科学雑誌に確定記事として掲載されるのもそう遠くないと思われます。
![](https://muuseo-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/2023/08/01/09/28/38/ad8e3a77-21d5-48a2-baee-92164b70a744/171bd7c0bb6fcaaa19b39b4afb4a70ad-converted.png)
これは、アルバートサウルスの頭部頭骨の想像図ですが、科学的な処理を施されて形成復元された原寸大標本も存在しますね。脳函の形状から脳の3D模型を作ることは、映画でも行われていたように今では技術的に困難なものではない。その構造により、骨の表面についている腱の痕跡から眼窩野中の眼球の可視範囲や視神経の正確な情報、復元は可能か。今まで想像されていたあるいは予想されていてその確証の根拠に空いていた幾つかの論証の隙間埋めうる情報が完全な形で獲得される。そんな時代になっていることに期待が高まります。
今の復元再現画像やビデオを見るとほとんどのものが体毛やと鳥類が獲得した飛翔能力の痕跡のような翼を両前脚に持っている肉食系の獣脚類がひしめいています。地域やその当時の気候変動、恒常的だったはるかに温暖な状況。詳細な科学的論拠が確立しているのか、この点についての確証はどの程度なのか、まだ未解決のままだと考えています。
化石から明らかにできる可能性は様々な広がりを持っていて、爺の頭では理解の範疇を超えていますが、生きている間に、例えば北半球の各地域によるティラノサウルスの個体変異とか、新種であることの様々な角度による判定の精度をあげる様々な試み、生きている間に個体変異を描いてみたいね。
![Picture](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/2023/06/06/14/34/57/b6713b07-7bc3-45cb-abf2-ba8158346024/picture.jpg)
Mineosaurus
古生物を中心に動物(想像上のもの)を含め、現代動物までを描くイラストレーターです。
露出度が少ない世界なので、自作の展示と趣味として行っている地元中心の石ころの展示を中心に始めようかと思っています。
海と川が身近にある生活なので気分転換の散歩コースには自然が豊富です。その分地震があれば根こそぎ持っていかれそうなので自分の作品だけは残そうかとAdobe stockを利用し、実益も図りつつ、引退後の生活を送っております。
追加ですが、
古いものつながりで、音楽についてもLabを交えてCD音源の部屋をつくっています。娘の聴いてるような音楽にも惹かれるものがありますが、ここではクラッシックから近代。現代音楽に散漫なコレクションを雑多に並べていきながら整理していこうかと思っております。走り出してから考える方なので、整理するのに一苦労です。
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