全世界古生物禿げ頭協会副会長

初版 2023/07/03 14:22

改訂 2023/07/07 13:48

クラシック音楽界の3大シーボンズ(はげ頭)といえば、アントン・ブルックナー ヤン・シベリウス、イーゴリ・ストラビンスキーあたりだろうと思うけれど(なんちゅう前振りか…)
古生物、特に恐竜界の三大はげ頭は未だ数億年新人の台頭はない。
第1位会長の座は頭骨の厚さが最大25センチに及ぶ石頭であると言われたパキケファロサウルス。


第2位副会長がこのステゴケラスでしょう。

第3位以下は群雄がひしめいております。
最近この石頭(この恐竜は堅頭類と呼ばれる一群を形成しています…そのまんまですね。)達の新たな形状と生態が提唱されています。
現代のCTスキャンにより、骨密度の緊密さが却って壊れやすい構造になっているという説が発表され、有力になりつつあるそうです。
頭骨と頸骨の直線的な繋がり方も却って頭部に受けた衝撃を背骨にダイレクトに伝えてしまうというようなことも言われ始めました。
でもね、収斂進化は様々なところで見られ、山羊の雄同士の角突きやその衝撃を削ぐために頭部と頚部を真っ直ぐにしてぶつかって行く現実があり、数億年の地層の圧力を受けて高密度になりすぎた頭骨にCTを当てて分析したものが必ずしも正しいとはボクは思えないなあ。
科学は素晴らしいけれど、生物の神秘を否定する結論にしてはあまりに実証が少ない。
科学的にどう不思議を分析するかに意味があるし、科学のロマンがあるのだとボクは思うのだけど、進化の一点をスポット的に科学技術を使って観察して結論を導き出すという乱暴を行うのは果たして科学的な姿勢なのだろうかと考えてしまう。
生き物としての美しさは人間が見て醜悪なものの中にも間違いなく存在する。
そこには巧まない天啓の自然さがある。
堅頭類は石頭であって欲しい。
そのイメージは遙かに高い岩山の上で乾いた堅い音を響かせて巨大な角をつき合わせる逞しい雄山羊の姿に人類が生まれる遙か以前に絶滅した恐竜への憧れを載せる全ての子供達や子供の脳みそを持ち続けるボクら大人達のために。

古生物を中心に動物(想像上のもの)を含め、現代動物までを描くイラストレーターです。
露出度が少ない世界なので、自作の展示と趣味として行っている地元中心の石ころの展示を中心に始めようかと思っています。
海と川が身近にある生活なので気分転換の散歩コースには自然が豊富です。その分地震があれば根こそぎ持っていかれそうなので自分の作品だけは残そうかとAdobe stockを利用し、実益も図りつつ、引退後の生活を送っております。
追加ですが、
古いものつながりで、音楽についてもLabを交えてCD音源の部屋をつくっています。娘の聴いてるような音楽にも惹かれるものがありますが、ここではクラッシックから近代。現代音楽に散漫なコレクションを雑多に並べていきながら整理していこうかと思っております。走り出してから考える方なので、整理するのに一苦労です。

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