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昭和時代のブリキの螢かご
1950年代ころの蛍かごのデッドストック。蛍はいないので、蛍石をいれてみた。 手の平サイズの小さな虫かごです。こんな華奢なかごでも、蛍は捕まえておける繊細な生き物なのだと感じる。 まるで灯りとして使えるように、小さな脚が付いているところや、蓋もシンプルな造りで味がある。 色もレトロで可愛らしい。 植物を飾るのにもいいのだろうけど、星をつかまえたかのように、マカバスター(六芒星の立体)に掘り出した水晶をこの中に入れて飾りたい。 #ビンテージ #ブリキ
ブリキ雑貨 ヤフオク 2022ofugutan
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ガラスの天球儀
味わい深く星座が手描きされた、ガラス製の古い天球儀。色を入れて水平線から北半球の星を眺めることができる。 黒いプラスチック部分は経年劣化していて、ポロポロとれてくるが、まだ水をいれることが可能。 天球儀の星座は地球の外側から見るので、左右が逆になっている。 しかしこれはガラス製なので、内側からそのままの星の形をリアルに体感できる。 また、星座早見だと地球は球なのに平面図になっているので、東や西にあるときの星の位置関係がわかりにくいが、これだと球の感覚がわかりやすい。 旧かなづかいの説明書がノスタルジックである。 メーカー名と八幡と場所の記載があるが、会社は現在なくなっているようだ。 #天球儀 #理科 #天文 #博物 #科学 #サイエンス #宇宙
天文 あやめ池工業所 ヤフオク(岡山STAGE)ofugutan
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古い理科教材・眼の構造模型
能登半島にある学校が廃校になった際の放出品とのこと。眼の部位ごとに分解でき、構造や名前を覚えることができる。 某有名なアンティーク店の店長によると、廃校や時代が変わって教材の入れ替えは、世の中に出にくい理科ものアンティーク入手のチャンスという。 こちらの製品のメーカーは現存していて、現代版も販売されているが、樹脂やプラスチック製で血管もこんなリアルではなく、博物もの(驚異の部屋)感はなかった。 こちらは外側は紙粘土をコーティングしたような感じで、中はガラス製。 生産年代の明記はなかったが、マイナスネジが使用されている。プラスネジが普及したのは高度成長期あたりからなので(ネジはマイナスネジが先に生まれた。プラスネジはしっかり垂直にしなくてもまわせるので大量生産の効率がいい)、1950年あたりと予想。 また、この当時の同じものは手に入りにくいと思うので、レア度に加味している。 #理科 #教材 #科学 #サイエンス #人体 #博物
理科教材 中村理科工業株式会社 ヤフオクofugutan
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古い干支表記の方位磁石
幕末ものと説明があったが、確信はもてない。その時代ものとしては綺麗すぎかとも感じる。 ガラスや金属の状態から古いものと思うし、これと似たタイプのガラスがルーペになっている方位磁石はイギリスのビクトリア時代のものを見たことはある。 それを真似たものならありうるが、江戸時代の方位磁石は外側が木製で漆塗りを多く見るため、明治〜昭和初期くらいのものの可能性はあるかも。 ものとしては、ガラスと金属の色味とデザインがシンプルで雰囲気がよい。ケースは質感や重さ、湿度対策の用途から桐製と思われる。 方位磁石は昔のものが手に入りやすいので、実用的なアンティーク機器が欲しい人におすすめかもしれない。ただし使用前にはきちんと北を指すか確認を。 #道具 #博物 #地理 #科学 #理科 #サイエンス
道具 不明 ヤフオクofugutan
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稲垣足穂の直筆色紙
1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした作品を書いた作家、稲垣足穂の書いたものとのこと。 天文アンティーク好きなら、『一千一秒物語』や『星を売る店』『天体嗜好症』などの作品に惹かれるものがあるはず。あるいは、宮沢賢治や長野まゆみの初期の作品が好きなら読むといいと思う。『クシー君の発明』などクシー君シリーズを書いた鴨沢祐仁にも影響を与えている。 こういうアイテムは偽物の可能性もあるが、出品者の説明では、稲垣足穂オタクの遺品放出品だとか。ほかの足穂の色紙と比べて明らかに筆跡が違うわけではないので、信じるのが勝ちだろう。 #大正時代 #昭和時代 #文豪 #作家 #稲垣足穂 #天文
文学 ヤフオク 2021ofugutan