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英国のベントウッド・タオルハンガー
珍しい、マホガニーの曲げ木で作られたイギリスアンティークのタオルハンガー。 アンティークやビンテージのタオルハンガー自体は、市場にけっこう出ている。 しかし、これは材質がちょっといい家具に使われるマホガニー、さらにベントウッドなのはほかに見たことがない。 ベントウッドというと、定番なのはコートハンガーや椅子。しかも、それらの材質はビーチなので、マホガニーもベントウッド加工できるのかという驚きも。 シンプルながら曲線が美しく、予想以上に気に入った家具のひとつ。 レースなんかをディスプレイするのもありだが、雨の日に洗濯物を干すなどアンティークのコレクションのなかで、もっとも実用的な活躍をしている。 オークションでイギリスアンティーク家具のショップから1万3000円ほどで即落したもので、コスパよく手に入れた蒐集品のひとつ。 #イギリス #アンティーク #家具
アンティーク家具 ヤフオク 2015ofugutan
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死の舞踏
「死の舞踏(ダンス・オブ・デス)」は14世紀、中世末期に始まった芸術的モチーフのひとつ。ペストが流行ったことが影響したとの話も。 作品からは、生前は異なる身分でそれぞれの人生を生きていても、ある日訪れる死によって無に統合されてしまうという死生観が見られる。 この絵は19世紀に刷られた木版画で、司教が骸骨の姿をした「死」に手をとられている。 背景には沈みゆく太陽がかかれ、生が終わることが暗喩されている。 5年ほど前に「死の舞踏展」があった際に、会場で購入したもの。 #イギリス #アンティーク #版画
木版画 作者不詳 展示会ofugutan
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ガラスの天球儀
味わい深く星座が手描きされた、ガラス製の古い天球儀。色を入れて水平線から北半球の星を眺めることができる。 黒いプラスチック部分は経年劣化していて、ポロポロとれてくるが、まだ水をいれることが可能。 天球儀の星座は地球の外側から見るので、左右が逆になっている。 しかしこれはガラス製なので、内側からそのままの星の形をリアルに体感できる。 また、星座早見だと地球は球なのに平面図になっているので、東や西にあるときの星の位置関係がわかりにくいが、これだと球の感覚がわかりやすい。 旧かなづかいの説明書がノスタルジックである。 メーカー名と八幡と場所の記載があるが、会社は現在なくなっているようだ。 #天球儀 #理科 #天文 #博物 #科学 #サイエンス #宇宙
天文 あやめ池工業所 ヤフオク(岡山STAGE)ofugutan
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マホガニーのトローリーテーブル
中央の棚が上に上がって天板となり、テーブルになるイギリスアンティークのトローリー。 トローリーとは、車輪がついた荷台で、アフタヌーンティーなどを運ぶときなどに使われていた。 テーブルにもなるタイプは、天板の両端を折りたたむようになっていて、拡張するデザインは珍しくないが、中央の棚をシフトさせるのは見たことがない。アーコール製みたいな球体の車輪も珍しい。 イギリス家具は直線的で優美さは少ないが、小ぶりな中にギミックがこらされてるのが好みだ。 また、トローリーはオーク製が多いところ、これは少し高級な家具に使われるマホガニー製。天板に美しい杢が見える。キッチン用途ではなく、書斎で本を置いて使われていたのかもしれない。 現在、キッチンで作業台にしているが、直置きだとシミができるため、クロスをかけて使用。 #イギリス #アンティーク家具 #トローリー #テーブル #マホガニー
イギリスアンティーク家具 ヤフオク(英国家具ショップ) 2015ofugutan
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アンダリューサイトの指輪
見る角度によって色が変わる、多色性の石の1つ。 メインカラーが茶褐色の中に緑っぽい色が混ざり、落ち着いた秋色な雰囲気がする(18KPGだとなおさら)。 多色性の石は人気があるものが多いが、アンダリューサイトはちょっと地味なため、宝飾店が頑張ってPRしていても認知度はいまひとつな印象だ。 1〜3枚目は蛍光灯、4枚目は太陽光。 #指輪 #多色性 #レアストーン
宝飾品 ベーネベーネ 6.5 – 7.5ofugutan
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エドワーディアンのステンドグラス
1900年頃という珍しい時代の英国のステンドグラス。市場に出るのは1930年頃のものが多く、もしくはビクトリアン(1890年頃)のものだからだ。これ以外に見たことがない。 ビクトリアンのステンドグラスで見る、まるい「ブルズアイ」ガラスがついているが、デザインは幾何学模様でモダンさがあり、微妙な時代の変化が表れているのが興味深い。 ブルズアイは吹きガラスで、裏側から見ると吹き口が想像できる。昔は丸いガラス窓もこの技法が行われていたものも。そして、このブルズアイが多いステンドグラスは高いし珍しいけど、ふんだんに使われている。 何より、このデザインはなんだか天体の動きっぽくて気に入った。昔の住宅で2枚セットで使われていたもので、1枚は売り切れていた残りの1枚。 こういう、実用的ではないが高価で大きいものを置くと豊かな時間を感じる。ゆらぎのある色ガラスに、秋冬の傾いてきた赤みがかった日が差し込むときがもっともステンドグラスが美しく輝く時間。ずっと見ていられる。 ※専用の脚は別のアンティークショップで購入 #ステンドグラス #イギリス #アンティーク
ステンドグラス 満月アンティーク 2015ofugutan
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エドワーディアンのオークのキャビネット
エドワーディアン時代のオークの収納棚。オークはイギリスの象徴にもなるほどで、英国アンティーク家具ではスタンダード。 重厚で硬く、重いのが特徴。このキャビネットも小さいが無垢材なので持ち上げられない重さである。 キャビネット自体は珍しくないが、このサイズでこんなに細かく棚板がついてるのはレアで、ディスプレイケースに最適だと思った。 世の中の珍しいものを集める「驚異の部屋」の時代が衰退してくると、部屋全体に蒐集物を並べるのではなく、キャビネット内に作るのが主流になった。まさにキャビネット・オブ・キュリオシティである。 よって蒐集物の中でも小さなものをこの中に収めている。上段は海外旅行のおみやげ、中断は宝飾品、下段は化石類などとコーナーをわけている。 ちなみに、アンティーク家具にはよく古艶(patina)という用語が使われるが、patinaとは、ラテン語で「古さの持つ味わい」、「時を経て刻まれた風合い」のこと。 この家具からもそれがとても感じられる。なお、オーク家具で珍重される虎の様な模様(虎斑とらふ)が上部の縁に見られる。
キャビネット 神戸家具 2015ofugutan
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ベニトアイトの指輪
ベニトアイト、レッドベリル、ロードクロサイトでアメリカの3大希少石とも。 ダイヤモンドよりも高い分散率をもち、7色のファイアが見えるものもある。もともと大きな原石はとれない。 色は濃い紫がかった青から白まであるが、多色性なので青でも角度により透明にも見える特性がある。それぞれの写真で色の濃さが違って見えるのはそのため。なお、1、2、3枚目は蛍光灯、4枚目は太陽光。 アメリカのカルフォルニア州、サン・ベニト何にある唯一の鉱山は2005年に閉山。現状はまだ手に入るが、価格は上がっていると感じる。 写真のベニトアイトは名前が知られ始めた頃、最高クオリティとして売られていたもの。小粒だが色が濃く煌めきも強い。 #希少石 #レアストーン #アクセサリー #指輪
希少石 6〜6.5 ネットショップofugutan
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ルドゥーテの赤いバラ
「バラの博物画」といえば、ルドゥーテの作品。 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテは、1759~1840年に生きた画家にして植物学者。その絵はナポレオン皇妃を虜にしたとか。 1784~1785年「新種植物の記述」の挿絵を手がけ、植物画の世界に入った。1817年~1824年にかけて、169点のバラの絵柄を掲載した植物画の最高傑作・「バラ図譜」出版。ユリやバラなどの植物を描いた博物画を多く残している。 他のルドゥーテのバラの絵と3枚セットで購入。さすがに複製かなと思うが、詳細不明。よって惜しみなく飾っている。家にイギリスのアンティーク家具が多いので、いいポイントになっている。
博物画 ルドゥーテ ヤフオクofugutan
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8種類の彗星が描かれたカード
天文界で有名な8つの彗星が描かれている。彗星と背景の風景や星が美しい。 珍しいのは、元はカードで書籍の上に載せて撮影したらしい。あえてこちらの裏側を映写するのも面白い。 ただ、カード部分の縁が隠れてしまっており、下部の各彗星の名前が読み取れない。特徴から1はクリンケンベルグ彗星(尾が6つ)、4はエンケ彗星(おうし座流星群の母天体)、5はハレー彗星、6はドナティ彗星(尾が3つ)であろう。 #天文 #宇宙 #ガラススライド #幻灯機 #博物
ガラススライド ヤフオク 2015ofugutan
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ベルギーのガラスドーム
ベルギーで日本人が営むアンティークショップからはるばる送ってもらったもの。 古いガラスならではの、少し緑がかって気泡が入っている様子や、ゆらめくガラスの様子が雰囲気がある。 また、このような使いやすい小さなサイズは市場に出にくい。小さいながらきちんと脚もついている。 普段はプリザーブドフラワーのブルーローズを入れて飾っています。 ガラスドームに入れるだけで、ぐっとアンティークな空気が増しますよね。 #ガラス #ガラスドーム #ヨーロッパ #ディスプレイケース
ガラスドーム ネットショップ 2015ofugutan
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真鍮のフランス製バードケージ
小物類も総真鍮製のずっしりしたバードケージ。頭が大きい形状はちょっと中東の影響も感じる。 似たものはebayでも時折みるので、流行ったデザインなのかもしれない。小物が不足しているのもあるが、これは糞受けトレーなどすべて揃っている。 重さは実際に鳥を入れてもびくともしない頑丈さだが、網目が広い一方、入り口がせまく、とまる棒も金属で仮に使っても鳥は居心地が悪いだろうなと思う。ディスプレイ用途だった可能性もあるのかな。 #鳥かご #真鍮 #フランス #鳥
バードケージ 不明 ヤフオクofugutan