MtG回顧録9 アライアンスとお財布事情
初版 2020/06/10 01:42
改訂 2020/06/10 01:42
仕事が全く一段落付かず、結果身体を壊してしまいました。
現在は傷病手当貰いながらカード整理と療養しています。
新規感染症が流行している時期でもございますので、皆様もお身体には気を付けてくださいね。
さて、話題は変わりますが。
深沢美潮さんという作家をご存じでしょうか?
フォーチュン・クエストやデュアン・サークなどを執筆された方で、ラノベ読んだことのある方の多数が知っている作家と思われます。
当時はラノベ黎明期。私も少ない小遣いで角川スニーカー文庫を購入したものです。
ファンクラブであるFuzzball-innも当時は紙媒体。
会費を支払うと定期的に会報が送られてきました。
そこで私は知ってしまったのです。
「カウンターポスト」というデッキの存在を。
深沢美潮さんは当時屈指のMtGプレイヤー。
その好きっぷりは、彼女の作品であるフォーチュン・クエストにもMtGをもじった名前がちょこちょこ出てくるほどでした。
会報にも彼女の使用しているMtGのデッキが紹介されていました。
それがカウンターポストでした。
《Kjeldoran Outpost(ALL)》や《Thawing Glaciers(ALL)》という強力な土地。
《Force of Will(ALL)》《Arcane Denial(ALL)》、そして《対抗呪文/Counterspell(4ED)》と言った強烈なカウンター。
それでも出てきた生物は《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》《神の怒り/Wrath of God(4ED)》で除去。
とにかく時間とストレスがかかり、個人的には対戦したくないデッキでした。
青白大好き友人Tはそのデッキに魅了されてしまいます。
そのデッキを作るためにアライアンスを食費削って買い求めていました。
(当時はインターネットしている方はごく少数。MtGのシングルカード取扱店舗なんてものは日本には数えるほどしかなく、デッキを作るためにはパック購入・トレードしかありませんでした)
当時第4版やIceAgeのブースターは15枚入りで1パック500円+税。
12枚入りのクロニクルが確か1パック380円+税。
ホームランドやフォールンエンパイアは200円台だったと思います。
そんな中アライアンスは12枚入りで700円+税。
中学生・高校生にとってそう簡単に買えるものではありませんでした。
友人Tは食費を切り詰め、減量に成功しました。
友人Sは《Krovikan Horror(ALL)》や《Contagion(ALL)》に魅了され、友人Tに《Force of Will(ALL)》渡してました。
私はアライアンス購入のために自転車で20km離れた本屋に行く習慣ができ、サイクリングという新しい趣味ができました。
三者三葉ではありますが、アライアンスは生活習慣を変えたパックでした。
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Lichenthrope
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