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カルソニック スカイラインGT-R(1/43)
ROSSOのキットを組んだものです。ボンネットの中にはダイキャスト製のRB26DETT型エンジンが収まり、ドアも前端が本物同様にボディ側に入り込む形で開きます。とても優秀なキットだと思うのですが、割高感があったのか、あまり売れなかったようです。この後リリースされた別車両のモデルには、エンジンレス・オープンギミックなしで廉価にしたものもありました。 私はこのキットを組むのは2回目だったので、1台目の反省を踏まえて資料を集め、車内のワイヤリングやスイッチ類まで、できる限り再現に努めました。地元ホビーショップのコンテストに出品したのですが、ケース内の展示を見てお客さんが投票する形式では、細かすぎて見せどころがほとんど伝わりませんでしたね。 ROSSO倒産のニュースを聞いてホビーショップを駆け回り、あと3台ほどキットを確保してありますので、またいずれ組んでみたいと思っています。 最後に、フロントの牽引フックは付いていたのですがいつのまにか脱落しました。リアのそれが内側から差し込む仕様なのに対し、フロントは何もない平面にエッチング部品を垂直に接着するようになっています。これでは強度が維持できませんね。 #スカイラインGT-R #倒産メーカー品
プラモデル ROSSO 3,800円 地元のホビーショップFlint
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ケンメリ2000GT Racing(1/43)
幻に終わったケンメリレーシングです。1972年の東京モーターショーに展示されていました。最後の2枚は私が会場で撮影したものです。ご覧のような混雑でしたので、ワイドレンズがないと車両全体をフレームに収めるのは大変困難でした。 ケンメリGT-Rの発表は翌年の1月で、この時点ではまだGT-Rの存在は明らかになっていません。そのためにご覧のようなネーミングになっていた訳です。中身はGT-Rなのではないか?とも言われましたが、詳細は何も公表されませんでした。 新たに登場するGT-Rは、ハコスカから45kgの重量増を補って戦闘力を維持するため、240Zの2.4Lを積むのではないか、さらにそれをツインカム化するのではないか、と色々噂になったそうです。ゼッケン73も、73年シーズンからの参戦を暗示すると言われました。 私は、ケンメリレーシングのショーモデルはこれ1台だとずっと思っていました。ところが、Wikipediaの「スカイラインGT-R」のページにはケンメリGT-Rのレーシングタイプとしてこれと酷似した車両の写真が載っています。酷似していますが、微妙に違います。カラーリングはもっと緑がかっていますし、フロント左端に赤の牽引フックが取り付けられています。果たしてこれは単なるリファインなのか、それとも別の車両なのか。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。 さて、このモデルは、kyusha_fanさんのミュージアム https://muuseo.com/kyusha_fan でケンメリレーシングについてお話したのをきっかけにググったところ、見つけて思わずポチってしまったものです。残り1個、というのに弱いんですよね......。 #スカイラインGT-R
ミニカー EBBRO 6500円くらい 楽天市場Flint
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250GTO(1/43)
Bangの250GTOです。一時期買い漁ったBang、Bestのモデルカーはほとんど手放した中で、手許に残っていた数少ない1台です。 さすがにこのサイズになるとワイヤースポークホイールも見ごたえがあります。 実はこのモデルには受難の過去があります。息子が言葉を覚えたての赤ん坊だった頃、妻が日中に招いたママ友が、妻が席を外したほんの少しの間に「ブーブ」をねだる息子を気遣い、この250GTOを、子供の手の届かない高さにあったガラスケースから、わざわざ取り出して息子に与えたのでした。帰宅した私が見たのは、ワイパーが折れ、サイドウインドウが割れた無残な姿...。今にして思えば、息子がパーツを飲み込まなかった(多分)のは不幸中の幸いでしたが、赤ん坊に与えて良い物かぐらい考えろよママ友。 というわけで、フロントウインドウを再研磨し、ワイパーはエッチング製の市販品を付けなおし、右のサイドウインドウは透明プラ版を取り付けてあります。塗装が無事だったのがむしろ不思議ですね。 #フェラーリ
ミニカー Bang 3,600円 地元のホビーショップFlint
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スカイラインGT-R(KPGC10)
ハードトップのGT-Rはおなじみのオーバーフェンダーのせいで、4ドア版に比べると「いかにも」という雰囲気が漂います。 また、フロント・リア共にマイチェン後のデザインで、4ドア版に比べると洗練された印象です。 スカイラインに限らず、この時代はピラーレスのハードトップが大流行しました。屋根部分にビニールレザーを貼ってツートンカラーにするのも人気でしたね。前後の窓を開放して走るのは文字通りの開放感がありましたが、エアコンの普及とともに窓を開けなくなり、ピラーレスハードトップは廃れていったような気がします。車体強度の問題もあったかもしれません。 このモデルでは、同じ京商のZ432で再現されているS20型エンジンが拝めないのが少し残念ですね。 #スカイラインGT-R
ミニカー 京商 3000円くらい? 地元のホビーショップFlint
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スカイラインGT-R(PGC10)
4ドアGT-Rにはオーバーフェンダーが付きません。「普通のスカイライン」との区別は、エンブレムと大きく抉られたリアフェンダーくらいです。まさに、羊の皮を被った狼。 このサイズのモデルは前席の窓が開放状態になっていて、運転席周りが見やすいのが良いですね。また、ヘッドライトにはきちんとカッティングが施されています。 #スカイラインGT-R
ミニカー EBBRO 3000円くらい? 地元のホビーショップFlint
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フェアレディZ432R
S20型エンジンを積むZ432をさらにチューンしたレース専用車両が432Rです。 鋼板の厚さまで減らし、ヒーターまでオプションにして100kgの軽量化を果たしたそうです。しかしながら、ピュアレーシングマシンに徹したために車検も取れない車両となり、売れ残りが出た(!)という説もあります。私も動画で実車の運転席を見ましたが、フタ付きのグローブボックスもベンチレーションホールもない、ハコスカGT-Rをしのぐストイックぶりでした。 さて、このモデルですが、同じ京商のハコスカGT-RにもなかったS20エンジンが再現されています。ボンネットはぴったり閉まるため、開く時は車体の下から棒を差し込みボンネットを押し上げるようになっています。そのための押し棒と取説まで付属していました。良心的ですね。 #フェアレディZ
ミニカー 京商 5,000円くらい? 不明Flint
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GT-Rレーシング(高橋国光車)
どれほどの数のドライバーが、バックミラーに映るこの鬼面におののいたのでしょう。そして、走り去るテールを眺めて歯ぎしりしたのでしょう。 ハコスカレーシングは日産レーシングの第1期黄金時代の立役者であり、搭載されたS20型エンジンは日産に吸収されたプリンス自動車の最後の誇りでもありました。 そして、高橋国光さん。ホンダで2輪世界GPを初めて征し、マン島TTで九死に一生を得た後は、4輪レーサーに転身。記念すべきハコスカGT-R50勝目のドライバーでもあり(全車ラップしての勝利だったそうです)、まさに日本のモータースポーツ発展とともに歩んできた方です。個人的にはハコスカならクニさんで決まりですね。 さて、このモデルはロールバー、車外にぶら下げたオイルクーラー、低めにセットされたステアリングと、当時のレーシングマシンの様子が良く分かります。キャッチコピーだった「愛のスカイライン」を象徴するハートマーク、三ツ矢サイダーと岡本理研ゴムがスポンサーというのも興味深いですね。 #スカイラインGT-R
ミニカー 京商 4000円位? 不明Flint
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HONDA S660 (1/43 Hobby Japan)
MARK43というホビージャパンのブランドからリリースされているモデルです。 EBBROと比較するとモールドがシャープなだけでなく、ディテールも造り込まれています。 運転席(メーターパネル、ステアリング、ハザードスイッチ、センターディスプレイ等々)や、フロントフェンダーのスリット、シートのステッチなど、随所に細かいこだわりが見られるのは嬉しいところですね。価格が高いだけのことはあるということです。これで屋根が付いていれば完璧でした。 これからS660を1/43スケールでお求めになる方には、迷わずこちらをお勧めします。 実をいうと、ホンダカーズでサンプル展示している1/43モデルはもっと凝っているのですが、譲ってはくれないですね、さすがに...。
ミニカー ホビージャパン 8000円くらい 楽天市場Flint
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HONDA S660 (1/43 EBBRO)
EBBROはS660がショーモデルとしてお目見えした時からモデル化に熱心なメーカーです。 カラーバリエーションも市販開始当時のラインナップ全6色が揃っています。 また、着脱式の屋根が付いてくるのは嬉しいところです。 オプションで設定された左右異色のシートが再現されていますが、私はまだ実車で見たことがありません。 マイナーチェンジで廃止されたところを見るとあまり人気はなかったのでしょうね。
ミニカー EBBRO 6500円くらい 楽天市場Flint
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HONDA NSX F-1G.P. マーシャルカー(1/43)
鈴鹿サーキットのマーシャルカーです。F1専用だったのかはよく知りません。 組み上げた私の仕上げの稚拙さは冷汗ものですが、エンジンをご覧いただきたくてアップしました。 調べたところ、ROSSOからは1/12スケールでも同じモデルのリリースがあったようです。 知っていれば手に入れたのですが、ネットの普及する前だったのが残念です。 #HONDA #NSX #倒産メーカー品
プラモデル ROSSO 2000円くらい? 地元のホビーショップ?Flint
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HONDA NSX (1/43 RED)
今はもうなくなってしまった、ROSSOというメーカーのNSXです。 ボディはきれいにポリッシュされていたため、塗装はしておりません。ほぼ素組みです エンジンはフルに再現されているのですが、上にフタが付いており、開閉のギミックはありません。 したがって、エンジンを見せるためには、このフタを装着せずに組むしかなく、少々不便です。 我が家にはこの色違いが数台あるので、いずれご披露しようと思っています。 #NSX #HONDA #倒産メーカー品
プラモデル ROSSO 2000円くらい? 地元のホビーショップFlint
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HONDA N360
ホンダの記念すべき乗用車第1号のN360Ⅰ型です。 当時の他社の軽自動車と比べると、ずいぶんと洗練されたデザインだったと思います。 どうせなら、最初の軽トラT360に積んでいた水冷直4DOHCの改良版が積まれたバージョンがあれば良かったのに、とか無責任に思いまが、空冷2気筒SOHCのエンジンでT360の馬力を上回っていたのですから、その必要はなかったということなのでしょうね。 ところで、このDISK KONEというメーカーは今どうなっているのでしょうか。「EBBROの別ブランド」とするサイトもありますが、パッケージによれば本社は千葉県市川市となっています。このN以外にもなかなかに出来の良いモデルを世に出していたようなので、なくなったのだとしたら残念なことです。
ミニカー DISK KONE 3000円くらい? トイザらスFlint
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288GTO Evoluzione (1/43)
これは、JOUEF EVOLUTION渾身の1台です。 ここまでやれたメーカーが消滅してしまったのは、返す返すも本当に惜しいことです。 エンジン回り、運転席回りとも、よくぞここまで、としか言えません。 なお、このモデルにはケースや台座は付属せず、型抜きされた分厚い発泡スチロールにくるまれていました。 私の特別な1台です。 さて、実車の288GTOは、グループBにホモロゲートさせるために開発されたモデルです。 ところが、レギュレーションの変更でカテゴリー自体がなくなってしまいました。 でもフェラーリはこのモデルを諦めません。 エボリューションモデルを数台作成し、各地のサーキットで走行データを蓄積してゆきます。 ここで得られたデータとノウハウが、フェラーリ創立40周年記念モデルとして結実するのです。 もうお分かりですね。このマシンが288GTOとF40を繋ぐミッシング・リンクなのでした。 エンジンルームには上の2台の特長が両方とも反映されています。 のたくった排気管や、借りてきたかのようなリアウイングなどは、まさに過渡期のマシンという風情ですね。 最終的に実車は288GTOからの改造1台を含めて6台が製作され、そのうちの4台が外部へ放出されたとのことです。 製作された5台のうち最初の1台は、世界各地を転々とした後レストアを受け、現在日本国内で販売中です。価格は「応談」とのこと。 #フェラーリ #倒産メーカー品
ミニカー JOUEF EVOLUTION 9800円 銀座天賞堂Flint
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250GTO 64
JOUEF EVOLUTIONの250GTO 64です。 この車もボンネットは開きません。 手持ちの資料によれば、実車は64年のルマンに出走し、GTクラス2位、総合でも5位に入った記念すべきマシンです。 ちなみに、総合1~3位はフェラーリのプロトタイプが独占しましたが、GTクラスの優勝はコブラに持っていかれたとのこと。 夜の気温が4℃まで下がったためフューエルラインに着氷が起きるという不運に見舞われました。 とはいうものの、フェラーリにとってルマンにおける黄金時代であったことは確かでしょう。 前年(1963)には1~6位を独占するという偉業を成し遂げているのですから。 しかし、この栄光の陰でフォードGTの脅威がひたひたと忍び寄ってきていたのです。 それにしても、この車もやはりウッドハンドルですね。時代ですね~。 #フェラーリ #倒産メーカー品
ミニカー JOUEF EVOLUTION 不明 トイザらスFlint
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F40 (BBrago 1/43改)
これは私が道楽でいじったモデルです。 ブラーゴ社の主力は1/18で、1/24も作っていますが、1/43もないわけではありません。 ただ、プラスチック一体成型の車輪や、1色出しの室内など、明らかに子供のオモチャ然としています。 大人の鑑賞に堪えるモデルというよりは、大事なコレクションにちょっかいを出されたくないお父さんが、代わりに子供に与えるためのものかもしれません。 とはいうものの、さすがブラーゴ。ボディのフォルムは雰囲気が出ていますし、塗装の赤も良い。 改造魂が掻き立てられます。 というわけで、車輪を他のモデルからいただき、サイドミラーやワイパーをつけたり、窓枠を塗装したりと、色々いじってみました。 極めつけは642F1用の3リッターV12(!)を無理やり押し込んだこと。 実際に可能かどうかはともかく、廉価なミニカーの楽しみ方としてはアリかと。 ところで、リアウインドウのスリット数がフジミやHerpaとは異なりますね。ブラーゴはF40の市販版ではなく、プロトタイプを原型にしているためと思われます。 #フェラーリ
ミニカー BBrago 350円 トイザらスFlint