製造年特定方法(車両編)
初版 2023/02/06 12:08
皆様はプラレール車両の製造年の特定方法をご存知だろうか。車両の製造年というと下記の画像のような刻印を製造年と勘違いされる方も多いと思われるが、実はこの刻印は製造年とは全く関係ない物なのだ。
では、プラレール車両の製造年は一体どうやって特定するのだろうか。今回はその特定方法を軽くご紹介する。なお旧動力に関しては既に他作者様が非常に細かく解説されているため、今回は割愛する事とする。
1990年頃〜2007年頃においてはプラレールの動力車カバーの裏側に下記の画像のようなシールが貼られているのだが、これは製造刻印と呼ばれる車両の製造年を表している物なのだ。
当該刻印は最初のA〜Lのアルファベットで1月〜12月を表しており、残りのアラビア数字で西暦の下一桁ないし下二桁を表している。例えば「C5」という表示があるとするならば、これは1995年3月に製造された事を表している。なお、2000年代に突入すると混同を防ぐ為下記の画像のような、「00」「01」というような表示となっている。
一方でタカラとの合併により社名がタカラトミーへと変更になった2007年頃より、下記の画像のような刻印が車両の下部に表示されるようになった。
当該刻印は最初のA〜Lのアルファベットで1月〜12月、アラビア数字の上二桁で日にち、残りの下二桁で西暦の下二桁を表している。例えば「F 03 16」というような表示があるとするならば、これは2016年6月3日製造となる。因みに当該刻印は下記の画像のように箱にも表示がなされている。
いかがだっただろうか。製造刻印はその車両が販売された大体の年代等が容易に特定出来る材料なので、覚えておくと新たな発見をする機会も増えるであろう。