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ミッドウェイ
ミッドウェイといやあ、1976年の大作を思い出します(さすがに映画館でみたわけではありませんが)。で、リメイク、というのも違うんでしょうが、エンタメの大御所、ローランド・エメリッヒが作るとこうなるよ、という一本。 あちこち、いろんな人に焦点を当てながら物語が進行するので、「物語を楽しむ映画」としてはどうなんだ、って声もあります。まあエメリッヒ映画に何を期待するかは人それぞれでしょう。ただ、日本を「悪」として描いていないので(ドイツ人監督だしな)、はっきりすっきりしたスジをみたいって人には今一つカモ。 パンフレットですが、表紙も、裏表紙も、見開きも全部急降下爆撃機です。なるほど、この映画の本当の主役はこのドーントレスか。そやって考えると、なるほど「いかにこの飛行機を魅力的に描くか」って点では大成功してるぞ。
太陽の帝国 監督 ローランド・エメリッヒ 820円 映画館BLACK
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インデペンデンス・デイ: リサージェンス
原題: Independence Day: Resurgence 「前作から20年」へー。20年後って設定なんだー。……え!リアルでも20年経ってる!? この20年での変化というと ・ウィルスミスのギャラが高くなりすぎて、もはや「ハリウッド大作」にすら出演できない ・ポリコレ魔人が怖いので、話のどっかにゲイやら少数民族やらを出さないといけない ・お金だしてくれるのが中国になったので、意味もなく中国の美人女優が出てたりする ・中国人のご機嫌を損ねてはいけないので、日本人や台湾人の活躍は最小限に ってあたりでしょうか。映画を作るのも大変だ。 パンフレットは真ん中折り。でも全頁カラー印刷。でも見開きはグラビア紙じゃなかったりする。でも折込ページたくさん、と、お金かかってんだかかかってないんだかよくわかんない造り。ネタバレ配慮してるのか、エイリアンの写真なし。いやでも、「続編」にネタバレ配慮ってなんだそれ。
地球が地球が大ピンチ 監督 ローランド・エメリッヒ 720円 映画館BLACK
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GODZILLA
原題:Godzilla これは1998年のエメリッヒ版。いわゆる「エメゴジ」とか「マグロ食ってるヤツ」と呼ばれてる方ですね。オープニングの足跡とか、船の残骸とか、出だしは「おおっ、さすがお金かかってる」と思わせてくれたんだけどなー。 パンフレットはゴジラだからって構えたりしないで、ごく普通の真ん中折り。ま、ごく普通の猛獣パニック映画なんだから、それで正解。もうね、「つり橋の上に立つゴジラ」なんてのをしれっと載っけてるのよ。先にそんなしょぼいゴジラ(つり橋が落ちないとか、どんだけ小さいんだ!)みちゃったら、映画本編見る気をなくすだろうに。 あ、スタッフロールが全部載ってるのは美点です。
どうしてこうなった。 監督 ローランド・エメリッヒ 600円 映画館BLACK
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インデペンデンス・デイ
Independence Day 96年の映画。ええっ。そんなに前だっけ? パンフレットの解説のページに「最後の幸福なアメリカSF映画」とあります。いやほんとそう思うわ。この後、ハリウッドにはどんどん妙な主義主張が入り込んできて、20年後(!?)に作られた「続編」はそらもうあっちこっちに「配慮」しております。 それはそれ。 パンフレットは真ん中折りのホチキス留めながら、情報量ぎっしり。特筆すべきは、洋画には珍しく、キャスト、スタッフを全て記載してるとこ。地球奪回作戦に関わったすべての戦士に敬意をささげております。
地球が地球が大ピンチ 監督 ローランド・エメリッヒ 600円 映画館BLACK
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2012
物語前半の、地球が(地表が)壊れていく過程は、そら「映像の力」を感じさせてくれたものです。主人公一行が常に危機一髪で助かるのはまあ仕方ないとしても、「こりゃヤバイ」を映像で見せ付けてくれました。 が、後半。なんだこりゃ? 「方舟」?「箱船」? いきなりハイテクスーパーマシン? そんで、主人公が妙なヒューマニズムを発揮して人類を滅亡させかける?でも全員助かる?ナニコレ? パンフレットは、見事に「前半」のシーンだけで構成されています。お見事見事。
地球が地球が大ピンチ 監督 ローランド・エメリッヒ 700円 映画館BLACK