「レッド・ストーム作戦発動」 上巻&下巻

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トム・クランシー著
文春文庫

35年ほど前、高校生当時に購入
「レッド・オクトーバーを追え」でベストセラー作家となった、T・クランシーの第2作

シベリア西部の油田・石油精製施設が、イスラム過激派の襲撃により壊滅的打撃を受けた
ソ連が経済・軍事面で力を維持するには、ペルシャ湾沿岸の油田を押さえるしかない
それにはNATO軍が邪魔だ
謀略と奇襲によって、ソ連軍精鋭部隊の西ドイツ侵攻、そしてアイスランドへの上陸によって、G-I-UKラインを押さえられたNATO軍は苦戦を強いられるが…

主に潜水艦と政治的な描写が多かった前作とは対照的に、陸・海・空様々なシーンが交錯し、そこに政治的駆け引きが絡みながら物語が進行していく
当時は幻だったステルス機や、潜水艦、戦車や衛星攻撃ミサイルなど、核兵器以外のハイテク兵器が動員される、当時の「現代戦」を描いたテクノスリラー

こちらも「レッド・オクトーバーを追え」同様、購入から約35年経っても捨てられない一冊
(2冊だけど)

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