奇跡の検証
初版 2022/07/19 19:50
改訂 2022/11/07 17:16
「完全同一記番号=Y230729M」について「奇跡」とのコメントをいただきましたので、本当に「奇跡」かどうか検証してみました!?
【前提】
現行紙幣の記番号は、
頭記号1桁: A123456B
頭記号2桁:AB456789C
の2パターンがあって、記号=アルファベットは、全26種中「I」(アイ)と「O」(オー)は数字と紛らわしいので、これを除いた24種のアルファベットが使われます。
前後の記号に挟まれた数字=通し番号は、「000001」~「900000」までの90万種です。従って、同じ紙幣の固有番号(記番号)は、総数129億6000万種となります。
(25×24×900000×24=12,960,000,000)
ということで、相当量の紙幣に固有の記番号を振って発行できますが、限界はあります。
現行紙幣では、これまで何回かこの全記番号を一巡使い切ってその限界を超える紙幣の発行が必要になり、その際に、同じ記番号を再度戻って使用することはできず、記番号の色を変えるという新手に出ました!?
現行E号野口千円券について言及すれば、
最初、
平成16年11月1日(2004年)に記番号色=黒色で発行開始し、すべての記番号を一巡使い切ると、
平成23年7月19日(2011年)に記番号色を褐色に変更して、さらに、
平成31年3月19日(2019年)に記番号色を紺色に変更して、振出しに戻って同じ記番号で発行しました。
【確率論】
上記前提で考えれば、論理的には、記番号色さえ違えば、完全に同一の記番号の同じ券種の紙幣が世の中に存在することになります。
従って、2色の記番号入りの全種類の紙幣が存在するとして、その中から特定の記番号の紙幣を2枚揃えるという課題を解決しようとするならば、
確率論的には、
「129億6000万×129億6000万分の1」の確率ということになるのではないでしょうか?
この計算は、私の電卓では桁が足りずできません!
ただ、例えば、手元に1枚、記番号=褐色の紙幣を準備して、別の記番号色=紺色で、同一の記番号の紙幣を探すという課題であるならば、
「129億6000万分の1」の確率ということになるのではないでしょうか?
いずれにしても、記番号色が違って同一記番号の紙幣を2枚手元に並べることができる確率は、
非現実的確率=奇跡!
ということになりましょうか!!!?
確率論の専門の方がいらっしゃいましたら、上記検証は正しかったか?ご教示願いたく!<(_ _)>