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COME AHEAD / PRIMAL SCREAM
プライマル•スクリームはアルバム「Beautiful Future」のあたりで萎えてしまって、もう新譜を買うことはないと思っていたのですが、本作での見事な復活に誘われて、久々にアナログ盤を購入。 正直、プライマル•スクリームって誰かの真似をしている印象が強く、その時代の流行に乗っているだけの軽いバンドに思える時期もあったのですが、ボビー•ギレスピーも60歳を過ぎ、達観の域に達したのでしょうか?本作での見事なソングライティングには脱帽します。 デビューからずっと誰かの真似を繰り返しているうちに、結果プライマル•スクリームとしてのオリジナルが築かれていったのだとすれば、それは日本芸道における「守破離」の世界の体現です。 巡り巡って到達した本作は「スクリーマデリカ」に並ぶ名盤かもしれません。 https://youtu.be/F4LqEcVsA3k?si=iAmAuwdSIVtPlU_L
LP P 4664円 HMV 2024年12月犬がミケの一族
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TRESPASS / GENESIS(紙ジャケCD)
ジェネシスの2ndアルバム。 大学進学のためドラマーのジョン•シルヴァーが脱退し、ジョン•メイフヒューが加わり、バンドとしての軸がないままデビューしてしまったことを反省したメンバーは、アートロック路線を軸とした2ndアルバムを制作します。 全英ランク外だった1stから躍進し、本作は全英98位を記録。 大ヒットとはならなかったものの、いわゆるピーター•ガブリエル期のジェネシスにとって礎となる作品になりました。 https://youtu.be/E7Z_xXh7gm8?si=oCd4f49v__J9omuR
紙ジャケットCD G 2548円 1999年3月 1970年犬がミケの一族
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FROM GENESIS TO REVERATION / GENESIS(紙ジャケCD)
ジェネシスのデビューアルバム。 パブリックスクールの同級生だったピーター•ガブリエル(vo)、アンソニー•フィリップス(gt)、トニー•バンクス(key)、マイク•ラザフォード(b)、クリス•スチュワート(dr)が在学中に結成したバンドがジェネシスで、本作レコーディング中にドラマーは同じく同級生だったジョン•シルヴァーに交代します。 デビュー当時、アメリカにもジェネシスというバンドが存在したため、本作のジャケットにはバンド名が表記されず、バンドの色も定まっていなかったため、特徴の薄い本作は注目を集めるには至りませんでした。 とはいえボーカルは明らかにピーター•ガブリエルなので、ジェネシスなのに緻密なジェネシスじゃない、如何にもフツーなロックバンドとして楽しめる珍盤です。 https://youtu.be/C22l8CfRT88?si=qSC12yfIHw-d_K55
紙ジャケットCD G 2300円 2004年5月犬がミケの一族
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HEARTBREAKER / FREE(紙ジャケCD)
前作発表後にベースのアンディ•フレイザーが脱退し、後任として山内テツを迎え入れたフリーでしたが、引き続きポール•コゾフの体調がすぐれず離脱、ポール•ロジャースがギターも兼任する形で本作が制作されました。 アルバムは全英7位とヒットするも、バンドはアメリカツアー後に解散し、ポール•ロジャースとサイモン•カークはバッド•カンパニーを結成。山内テツはフェイセスに加入し、ポール•コゾフはソロアルバム発売後、ツアーによる夜間フライト中に25歳で亡くなります。 本作で終焉をむかえたフリーですが、短命ながらブリティッシュロックに一石を投じた大好きなバンドのひとつです。 https://youtu.be/FfNxuSjfPbw?si=LbfLZjMnf6E24NZ0
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1973年犬がミケの一族
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FREE AT LAST / FREE(紙ジャケCD)
フリー解散から1年後に発売された再結成アルバム。 解散後にギタリストのポール•コゾフが結成したコゾフ/カーク/テツ/ラビットは順調な成績を収めますが、コゾフ自身は重度のドラッグ摂取癖に陥ってしまいます。 そんな彼を救うため、フリーはオリジナルメンバーで再結成し、彼の再起に協力します。 万全ではないコゾフを気遣いギターのピッチはゆったりめに抑えられ、結果的にその気だるくまったりした感じのロックが好評を得ました。 https://youtu.be/h9OhXpdwAiA?si=_AWTJwcJd6sELcQe
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1972年犬がミケの一族
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FREE LIVE ! / FREE(紙ジャケCD)
フリー解散直前のツアーを収めたライブアルバム。 当時の仕様が紙ジャケに見事反映されています。 エアメールの封筒になったジャケットには各メンバーの切手シールが付いていて、自身で貼ることができます。 さすがに貼る勇気はないのでそのまま保存していますが、本国イギリスでは人気の高かったフリーがアメリカ進出を目論んでいたことがわかるデザインになっています。 ただし、まだ若かった4人は純粋にロックしており、その生々しさを体感できるライブアルバムです。 https://youtu.be/5wiF6b4rxno?si=U5Q49QPCOMHeph5v
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1971年犬がミケの一族
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HIGHWAY / FREE(紙ジャケCD)
フリーの絶頂期となる4thアルバム。 前作「ファイヤー•アンド•ウォーター」により本国での成功をおさめたフリーは、本作で次ステップとなるアメリカを意識したと思います。 単にギターで押し切るのではなく、緩急をつけたようなサウンドは明らかにザ•バンドあたりを意識していますが、雰囲気が変わったバンドに戸惑ったファンがいたのか、セールスは思ったほど伸びず、2年で4枚のアルバムを残したフリーは本作をもって解散し、それぞれの活動を開始します。 ポール•コゾフ(g)とサイモン•カーク(dr)は、元ミッキー•カーチス•アンド•サムライの山内テツ(b)とアメリカ人のラビット(k)をむかえ、コゾフ•カーク•テツ•ラビットとして再デビューします。 https://youtu.be/n1QT7kAIkIk?si=AVM6BoiA5QKxAKWn
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1970年犬がミケの一族
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FIRE AND WATER / FREE(紙ジャケCD)
フリーの代表作となった3rdアルバム。 1stは全英ランク外、2ndは全英65位で本作は全英2位、シングルカットした「オール•ライト•ナウ」は日本でもヒットしましたが、アメリカではイマイチでポール•ロジャースの「アメリカで売れたい」という思いが目覚めたのも本作ではないかと思います。 ギターリフがカッコいい王道なブリティッシュロックです。 https://youtu.be/vqdCZ0yHNa4?si=jKAvkcNYT7wJy6ob
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1970年犬がミケの一族
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FREE / FREE(紙ジャケCD)
ブリティッシュロック史に残る名アングルで名ジャケなフリーの2ndアルバム。 今回の紙ジャケ化では本編より多いボーナストラックが収録されています。 決してテクニックのあるバンドではありませんが エンターテイメントに魂を売っていない潔さがあり 聴く人によっては地味に聴こえたり、名盤に聴こえたり そんな不思議なアルバムです。 https://youtu.be/FsYuNoHJ3d8?si=G7jfvcRxR0zuirgz
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1969年犬がミケの一族
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TONS OF SOBS / FREE(紙ジャケCD)
まだ10代だったポール•ロジャース(vo)、ポール•コゾフ(g)、アンディ•フレイザー(b)、サイモン•カーク(d)によるフリーのデビューアルバム。 思いっきりブルージーで既にオヤジ臭く、売れようというより好きなことをやろうという熱量がヒシヒシと伝わってくるアルバム。 レコード会社やら、アメリカの反応やら、そういった忖度やプレッシャーを一切感じない王道のブリティッシュロックアルバムです。 https://youtu.be/d9_Egq3ZMxw?si=l9v7jy3O_InCpc4I
紙ジャケットCD F 2141円 2001年12月 1969年犬がミケの一族
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BLOODY TOURISTS / 10cc
ヒプノシスのジャケットを見かけると欲しくなってしまいます。 こちらは10ccの6作目で、分裂後2作目にあたります。 私は派生したゴドレイ&クレームの方がすきだったので、この辺はストライクではないんですが、ジャケットにそそられてしまいました。 レゲエ調な冒頭の「トロピカル•ラブ」が全英1位となり、アルバムも全英3位のヒットとなりました。 https://youtu.be/fUNTk5xsxk4?si=zr8oxzemBtOFVNso
LP T 770円 BOOKOFF 2024年12月犬がミケの一族
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HEYDAY THE BBC SESSIONS 1968-1969 / FAIRPORT CONVENTION(紙ジャケCD)
タイトルのとおり、イギリスBBCでのジョン•ピール•セッションを収めたスタジオライブアルバム。 女性ボーカルかジュディ•ダイブルからサンディ•デニーに交代した頃のライブで、卓越した演奏力が楽しめる作品になっています。 フェアポート•コンヴェンションは結果的にメンバーチェンジが激しく、同じ曲であってもその時代により雰囲気は異なります。そのためディスコグラフィとしての数も膨大で、1987年に発売された本作もその一部に過ぎません。 ただし、リチャード•トンプソンがソングライティングに目覚め、サンディ•デニーも曲作りを始めた頃と合致する本作には、当時演奏したものの、その後多くの名曲が生まれたためオリジナルアルバムには未収録となってしまった曲も多く含まれており、オリジナルアルバムに匹敵する醍醐味があると思います。 https://youtu.be/xhtHD1j9PhY?si=_cNBYxMsDDR54coa
紙ジャケットCD F 2141円 DISC UNION 2003年11月犬がミケの一族
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HOUSE FULL / FAIRPORT CONVENTION(紙ジャケCD)
1986年に発売されたフェアポート•コンヴェンションのライブアルバムで、CDの時代に発売された作品ということでユニオン特典の帯もなし。 本作は1970年9月4日から6日の3日間で行われたLA、トルバトール•クラブでのライブ演奏が収められており、サンディは不在ながら、全盛期の巧みなライブ演奏を聴くことができる貴重な作品です。 トラディショナルな民謡界から参入したスウォーブリックと本質的にはロックなリチャード•トンプソンが生み出す融合を生で聴いてみたかったですね。 https://youtu.be/4T1uUVBUbE4?si=LUFrg7AaK-nNPTrt
紙ジャケットCD F 2141円 DISC UNION 2003年11月犬がミケの一族
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FULL HOUSE / FAIRPORT CONVENTION(紙ジャケCD)
フェアポート•コンヴェンションの5thアルバム。 サンディ•デニーがフォザリンゲイを結成するため脱退し、メンバーは男性のみとなり、結成当時のメンバーだったアシュリー•ハッチングスも脱退し、スティーライ•スパンを結成します。 バンドは更にトラッドソングの再構築を進め、現在に至る多くのセットリストがこのアルバムから生まれていますが、本作発売後、リチャード•トンプソンもソロ活動を始めるため脱退し、フェアポート•コンヴェンションは以後細々と活動を続けますが1979年に解散します。 本作のジャケットデザインはリチャード•トンプソンが使っていたノートがモチーフになっていますが、紙ジャケ化にあたってはその紙質のザラザラ感も見事に再現されています。 https://youtu.be/sJZgP0qFnZo?si=a-BmFTOTayEht7-_
紙ジャケットCD F 2141円 DISC UNION 2003年11月犬がミケの一族
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CURTIS / CURTIS MAYFIELD
カーティス•メイフィールドのソロデビュー作 Amazonで安かったので8月に注文しましたが、忘れた頃の12月に届きました。 リイシュー盤なので期待はしていませんでしたが、思った以上に音が良くビックリ! 名盤はやはりアナログで聴きたくなります。 https://youtu.be/iN3KsbnQZxU?si=NwL-pbkXSxu30nwm
LP C 1745円 Amazon 2024年12月犬がミケの一族