時代遅れと言うなかれ
初版 2022/06/04 08:17
改訂 2022/06/04 08:32
日本のレコード会社や音楽事務所は常に「流行り」を求め、時代に乗ること、時代を先取ることを求めますが、日本の音楽の歴史を振り返った時、流行歌ほど古臭いものはありません。
昭和の頃から令和に至るまで、アイドルや流行のグループのどれだけが人々の記憶に残る歌を残してきたか…。分母に対する分子のなんと少ないことか。
アイドルやグループの中でも輝きを失わない方は、独自の魅力や才能の持ち主、もしくはそれを持つ作家のサポートを得た作品です。
一方で、時代遅れと言われた歌が、時を経て再評価を得ることがあります。人々は再評価といいますが、これこそが時を経て明らかになったその作品の真の評価ではないでしょうか。
また、世界的に後世に残る音楽はクラッシックと呼ばれるわけで、今売れればいいという日本の音楽業界の一部と、後世に残る作品を残したいというアーティスト側の意志に如何ともし難い齟齬を感じます。
今生まれてきている音楽を聴く時、この歌が長く愛されるべきモノなのか考え、流行っているかに惑わされず、ジャンルにも捉われず、買うか、買わないか決めています。
当たることもあれば、外れることもありますが、リスナーとして、コレクターとして、この感覚は常に研ぎ澄まさねばと思う次第です。
追伸
最近の音楽は、YouTubeなど大きな組織に捉われず作品を発表できる場もあり、アーティストの多様性や意志を尊重する意味でも、良い時代になってきたなぁと思います。
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