CDからLPへ
初版 2022/05/07 09:20
改訂 2022/05/07 09:35
1990年代、購入する音楽媒体はほとんどがCDになっていましたが、新作でアナログ盤を出すアーティストも少なからずおりました。
アナログ盤を買う条件は、まずCDで聴いて名盤であること。加えて、その時お金に余裕があること。この二つが合致した時、CDの他にアナログ盤を購入していましたので比率的にはCD9:LP1くらいだったと思います。
更に1990年代後半、CDの市場に紙ジャケットが現れます。当時のレコードジャケットをそのままミニチュア化したCDで、もともとジャケットのアートワークに興味があった私は、紙ジャケットCDの魅力に染まっていきました。
アーティストによってはジャケットのアートワークにこだわりを持ち、特殊なデザインを施したものもあれば、ヒプノシスに代表されるような芸術性を高めたジャケットもあり、それらを当時のままミニチュア化したCDを集める中で、アルバムは音源のみならず、アートワークも含めてのトータル作品であることを再確認しました。
時は完全にアナログからデジタルに移行し、街の中古レコードショップでもLPが安価で売られるようになっていきました。
いわゆるロックの名盤と言われる作品も、マトリックス番号などを気にしなければ500円程度で買えるようになり、改めてLPで買い直し始めたのがこの頃です。
この頃の購入比率はCD8:LP2くらいでしょうか。
2010年頃から、紙ジャケットCDに興味が沸かなくなってきました。欲しいものをほとんど集めきったことが原因かと思いますが、ミニチュア集めるなら、原寸大集めた方が良いのでは?と我に返ったのです。同時期、ブックオフやハードオフでLPのたたき売りのような状況を見かけるようになりました。特に秋田はそれほどマニアもいないので、ビートルズのオデオン赤盤も100円で売られる始末。松田聖子などの邦楽LPも、この頃100円ですべて買いそろえることができました。
この頃の購入比率はCD6:LP4くらい。
昨今のアナログブーム再燃やシティーポップの世界的評価は、うれしい反面、収集家としてはいい迷惑です(笑)。
安く買えた時期を懐かしみながら、今日もお買い得のレコードが売られていないか探し回り、必ず一日に1枚はレコードを聴くようにしています。
今の購入比率はCD2:LP8くらいですね。
どんどん場所を取り、かみさんが怒りはじめています。
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