目で楽しむゾートロープ
初版 2024/02/17 06:39
改訂 2024/02/17 10:17
ここ数年で流行り出したゾートロープ。
本来、耳で楽しむレコードを目で楽しむ新しい試みで、レコードが回転することでピクチャーレコードにプリントされた絵が動いて見えるギミック的な手法です。
私が最初に知ったのは2014年に発売されたジャック•ホワイトの2ndアルバムのアナログ盤で、マトリックス部分に刻まれたエンジェルがクルクルと回って見えるギミックでした。
その後、イールズやマイ•モーニング•ジャケットのアナログ盤でレーベル部分にゾートロープを取り入れたものが発売され、更にはストーンズの新作「HACKNEY DIAMONDS 」では盤全体がゾートロープ化されたピクチャーヴァイナルが発売されました。
このゾートロープの波は主流になりつつあり、2024年のレコードストアデイではダークホース時代のジョージ•ハリスンの全スタジオアルバムを世界8,000枚限定シリアルNO入りゾートロープ盤で複数年に分けて順次発売されることが発表されています。(2024年は「Wonderwall Music」と「Electronic Sound」の2枚)
ジョージが出るのであれば、いずれビートルズも他の3人のソロ作もゾートロープ化されるかもしれないし、他のアーティストもゾートロープ化が進むかもしれず、これは財布的に由々しくも唯ならぬ期待を持ってしまうニュースです。