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I am the Editor / TULIP
私にとって、TULIPの曲にはさまざまな思い出があるのだが、この曲にも3つ想い出がある。 一つ目、まずジャケットを見た時、「あ、メンバーが代わったんだ」と思い、びっくりした。宮城氏と伊藤氏を初めて知ったのが この曲である。 二つ目はタイトルに『サブタイトル』がついており、それがやたらと長いことにびっくりした。最近では、歌詞だか曲名だかわからない様なタイトルも珍しくないが、この「この映画のラストシーンは、ぼくにはつくれない」というサブタイトルは当時、衝撃だった。 三つ目はイントロの長さである。最初にこの曲を聴き始めた時、インストロメンタルかと思ったくらい長い。53秒というのは当時のギネス記録ではなかろうか。それでいて、このイントロが流れた瞬間に、「おぉ、『エディタ』だ!!」というファンにとってのワクワク感。。。決して邪魔なイントロではないのだ。 最後に、、、 この曲はチューリップのベストアルバムには、必ずと言っていいほど選曲されているが、当時のオリジナルアルバムには『未収録』という幻の曲でもある。 https://youtu.be/tXNod0KgzHA?si=tCGf80Jdo-OB4Oac
ニューミュージック 東芝EMI(Expressレーベル) 600円わびすけ
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旅支度/ 小椋佳
私が中学1年の時、初めて買った小椋佳のレコードがこれである。友人から「是非聞いてみて」と言われて聞いたこの曲は、ベストアルバムなどには入らない、(当時、発売されたどのLPにも入っていない)ハズレ曲の様な感じだが、私にとっては「シクラメンのかほり」より印象に残っている名曲中の名曲である。ストリングスアレンジは、言わずと知れた星 勝氏である。 その後、アニメ『マルコポーロの冒険』に使われた『また、旅支度』とよく混同されるのだが、私の推しは、断然 先に発表された『旅支度』の方だ。
ニューミュージック ポリドールレコード 500円わびすけ
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夏色のおもいで / TULIP
きょう、SNSで吉田彰氏(TULIPの初代ベーシスト)が亡くなったことを知った。この『夏色のおもいで』『銀の指輪』そして『心の旅』の初期3部作は、全て吉田氏のベースだ。そして、あの汽車がゴットんガッたんと走るような、『悲しきレイン・トレイン』のベースも吉田氏のものだ。 私らが駆け抜けた『昭和』のサウンドを作った人々が一人抜け、二人抜け、帰って来なくなった。この頃、とても寂しいことが続いている…(;_;)
ニューミュージック 東芝EMI(Expressレーベル) 500円わびすけ
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my secret beach / 高中正義 作
高中正義を初めて見たのは「サディスティック・ミカ・バンド」のアルバムジャケットだった。みんなで空を飛んでた。^^; ああ、この人がギターなんだってそのくらいの感じだった。それからソロになり完全オールバックの髪型、三銃士に出て来る騎士のような髭。一度見たら忘れない出立ちは、メロディーラインも然り。一度聞いたら忘れられなくなる… これはEP盤(ドーナツ盤)なのだが、early birdとのダブルA面という感じだ。^ ^ https://youtu.be/2k6st0jYGh8
フュージョン キティレコード 500円わびすけ
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熱き心に/ 小林旭 歌
この曲は当時、AGF maxim コーヒーのCMソングだった。小林旭氏と言えば、昭和を代表するコテコテの演歌歌手の一人だ。それを松本隆・大滝詠一のコンビが見事にニューミュージックシンガーにコーディネートした。小林氏自身がまだ十分若い頃だったので、レコードのジャケットは本人のピンナップでも全く問題はなかったと思うのだが、実際には違った。それは海を見つめる1人の男の後ろ姿が描かれた一枚のイラストだった。非常に渋いその絵は 昭和の男達の浪漫を一層かき立てたのだろう。演歌・ムード歌謡・ニューミュージックがいい意味の化学反応を起こし、大ヒットとなった。 ちなみに私が好きなのは、大滝詠一がおん自ら歌ったセルフカバーバージョンである。 https://youtu.be/YG5l-bzVm6c?si=mX_yBnDIOSk_sh2K
演歌・歌謡曲 ポリドールレコード 500円わびすけ
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巨人の星(青雲高校編)/ ソノシート版
昭和の時代、ソノシートはテレビ以上に子供たちにとっての『娯楽』だった。好きな時に好きなものを聞けるという… 今のスマホにそこの所はちょっとだけ似てる^^; このソノシートには、『青雲高校』と『紅陽高校』の甲子園での応援歌が入っている。さらには長嶋茂雄氏、王貞治氏本人が、一言だけど(棒読みだけど)台詞を言っている貴重なシロモノである。
ソノシート 朝日ソノラマ 330円わびすけ
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吉田町の唄/ 吉田拓郎
拓郎の歌う歌って、酒と煙草そして女。。。わがまま勝手な古き悪しき日本の習慣に浸かった『男』が出て来るのが定番であり、それが『フツー』だと思っていました。 しかし、この『吉田町の唄』という曲を聴いて、あぁ拓郎も歳をとって、ある意味『丸くなった』なぁとつくづく思いました。ちょうど私に3人目の子が出来たのがわかった時期と重なり、切に切に「丈夫に育ってくれ」と祈った時期でした。 その3人目の子が 先月新婚旅行に行って来て、お土産を届けてくれました。3人とも 伸びやかにしなやかに育ってくれたと思います。感謝 ^ ^
ニューミュージック フォーライフレコード 2200円わびすけ
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マインドゲームス / ジョンレノン
1973年 私は中学に入学した。中学では『放送委員会』によるお昼の放送( ウチの中学は給食がなくて、皆 弁当持参だった )があった。生徒たちが選んだ曲が流せた15分。。。 この曲が流れた。うぉーーッ 中学ってこんなんみんな聞いてるのかァ す、すげぇー- ^^; と、思った。。。 ジョンが選んだ女性が『日本人』というのも 当時衝撃的なニュースだった。あれやこれや、毎日 カルチャーショックを受け続けていた中学時代。お昼の放送で天地真理の『若葉の季節』が流れると 妙に安心したものだ。
ポップス CBS SONY 500円わびすけ
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オートグラフ / ジョンデンバー
ジョンデンバーと言えば、『カントリーロード』、『太陽を背に受けて』『悲しみのジェットプレーン』が頭に浮かびます。そして屈託のない笑顔と軽妙なトーク。彼の歌と風貌からは 太陽の眩しい日差しがあったんです。1970年代は… でも、彼は変わってしまいました。このアルバムジャケットも笑ってません。あレっ⁈ あレっ⁈ 違う、音楽もちがう。と思っていたら、あの『緑の風のアニー』のモデルとなった奥さん、アニーと離婚、政界進出か⁈とか 音楽以外の方面での話題が増えて来たと思っていたら、自家用飛行機の墜落事故で亡くなってしまいました。 晩年はあまりいい印象がないのですが、ジャケットの遠くを見つめる彼の顔を見ながら、一曲目に針を置こうと思います。
ポップカントリー RCA Victor 2500円わびすけ
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燃える男のバラード/ 巨人軍 長嶋茂雄
私の父が他界して早や18年の月日が経とうとしている。父は巨人が好きだった。長嶋茂雄が好きだった。父の高校時代、父は浦和商業だったのだが、その頃、浦商野球部はかなり強かったらしい。その野球部が県営大宮球場での千葉 佐倉高校戦でチビの一年坊主にホームランを打たれて負けたんだという。そのチビの一年坊主が父曰く、長嶋茂雄だった。 このレコードは、長嶋茂雄が巨人軍を引退した翌年の父の誕生日に 私がプレゼントしたモノである。ナレーションは若き日の仲代達也。今となっては貴重な形見の一枚となった。
ドキュメンタリー コロンビアレコード 2000円わびすけ
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ツィゴイネルワイゼン / 演奏 ヤシャ ハイフェッツ
小さい頃、私はバイオリンを習っていた。笑っちゃうよね。埼玉の大宮の片田舎の小倅がね。譜面も読めない、楽器一ついじったことのない両親の一人っ子が いきなりバイオリンを手にしたのが小学校一年生の春だった。そして両親からの小学2年生のクリスマスプレゼントがこのLPレコードだった。村田英雄や三橋美智也しか聞いたことのない両親からの!! でも、ウチには当時、ステレオなるものがなかった。だから30㎝LPを ソノシートを聞くレコードプレーヤーで聞いていた。 その一年後、ウチにステレオがやって来た。その時、初めてかけたレコードがこのレコードだった。 写真のハイフェッツが持っているバイオリンは『ストラディバリ』だと知ったのは、そしてそれが『名器』だと知ったのは、それからずーっと後のことだった。
クラシック コロンビアレコード 2200円わびすけ
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愛の戦士 レインボーマン
一人の人間が7通りの変身をする画期的なヒーローものだった。ヤマトタケシの「ダッシュ◯!」 今週は何番? という毎週楽しみがあった番組だった。普通悪役の野望は『世界征服』というのがお決まりのような時代だったがコレに出てくる『死ね死ね団』の目的は『日本民族の撲滅』というハチャメチャさ。 好きだった。
アニメソング 朝日ソノラマ 500円わびすけ
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テレビ漫画ヒット集/スーパージェッター
僕はジェッター、一千年の未来から時の流れを超えてやって来た…というセリフで始まるノリのよい曲は当時、幼稚園でとても流行った。エレキギターが入っている先進性とメロディーをピアニカが奏でるというアンバランス感 ^^; また、流星号という乗り物が、コンニャクのような曲がり方をするので、何で出来ているのかがコレまた幼稚園で話題になった。 ついでにもう一つ。 テレビ放送時の脚本家達のラインナップが凄い。筒井康隆、眉村卓、辻真先、半村良…などなど凄い方々が目白押し。 https://youtu.be/mFFQGjo5j78
アニメソング ビクターレコード 250円わびすけ
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古事記/喜多郎
1980年代の喜多郎の音楽が好きでした。NHKで『シルクロード』の番組に使われていた音楽がきっかけでした。中でも惹かれたものの一つがこの『古事記』、もう一つが当時の年末にNHK-FMでライブ放送された『聖天女卑弥呼』です。シンセサイザーのサウンドなのですが、彼の作る『ストリングス系』の音とメロディーは、『デジャヴ ・オブ・サウンド』で何故か懐かしさを感じる不思議感… そんな音楽でした。^ ^
ヒーリングサウンド ポリドールレコード 2200円わびすけ
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小椋佳の世界(テープ)/小椋佳
小椋佳の1970年代前半の作品集だと思います。わたしの好きな『砂漠の少年』や『この汽車は』『思い出してください』など、あまり最近のベストアルバムには入らない影の名曲が勢揃いという感じです。 あと、私はずーっと気になっているのですが、このジャケットの青年は、1973年くらいにNHKで放映された『時をかける少女』のケン・ソゴル役の方ではないでしょうか。いまだに気になっています。^^;
ニューミュージック ポリドールレコード 2200円わびすけ