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海風 / 風
5枚ある『風』のオリジナルアルバムの中で、唯一2人の姿がないジャケット。コレは一体何を表しているのだろうか。未だにハッキリわからない。 サウンドとしては、このグループが始まった頃の『フォークソング』が一掃され、アメリカウエストコーストの『風』、フュージョン感漂う新感覚なものに仕上がっていると思う。(あぁ、それで初のロサンゼルス録音なのか…) 又、大久保クンの曲が5曲、正やんの曲が6曲と2人のバランスが一番均衡したアルバム。。。 1977年、この2人の音楽は当時の国内Jポップの最先端サウンドの一つと言って良いと思う。個人的には『海風』『そんな暮らしの中で』が気に入っている。 【 収録曲 】 A面 1. 「海風」 伊勢正三 3:55 2. 「冬京」 伊勢正三 3:38 3. 「デッキに佇む女」 大久保一久 3:04 4. 「酔いしれた男がひとり」 伊勢正三 4:07 5. 「おそかれ はやかれ」 大久保一久 4:11 6. 「歴史と季節の国」 伊勢正三 3:46 B面 1. 「トパーズ色の街」 大久保一久 3:46 2. 「そんな暮らしの中で」 伊勢正三 3:35 3. 「あの娘の素顔」 大久保一久 3:57 4. 「あいつが生まれた朝」 伊勢正三 5:37 5. 「防波堤」 大久保一久 3:47 https://youtu.be/9mJqRZfatzs
J-Pop 日本クラウン 2300円わびすけ
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三階建ての詩 / かぐや姫
かぐや姫の数あるアルバムの中の『最高傑作』だと思っているのは 決して私だけではないと思う。それとともに、『ソングライター・正やん』が名実ともに認められたアルバムとしても有名ですよね。『22才の別れ』『なごり雪』が初めてこの世にでたアルバムです。 また、このアルバム以外ではあまり見る機会がない隠れた名曲『おまえのサンダル』が入っていることでも価値がある1枚だと思っているのは私だけでしょうか。(^^;; 『神田川』は昭和のありきたりな恋人同士の女性側の目から見た二人の生活を歌った歌ですが、対して男性側の目から見た生活を歌ったのがこの『おまえのサンダル』。。。和歌で言うと、所謂『神田川』に対する返歌のようなものです。哀愁漂うリードバイオリンが若い2人の薄幸な暮らしを切なく描きあげている。。。というわけで、アルバムは別々だけど、二曲続けて味わってもらいたい作品なのですよ。 【 収録曲 】 ①人生は流行はやりステップ 作詞 山田つぐと 作曲 南こうせつ ②22才の別れ 作詞・作曲 伊勢正三 ③あの日のこと 作詞・作曲 山田つぐと ④南風知らん顔 作詞 伊勢正三 作曲 南こうせつ ⑤君がよければ 作詞・作曲 山田つぐと ⑥赤ちょうちん 作詞 喜多条忠 作曲 南こうせつ ⑦雨に消えたほゝえみ 作詞 喜多条忠 作曲 南こうせつ ⑧うちのお父さん 作詞・作曲・編曲 南こうせつ ⑨なごり雪 作詞・作曲 伊勢正三 ⑩おまえのサンダル 作詞 喜多条忠 作曲 南こうせつ 11)この季節が変われば 作詞 伊勢正三 作曲 山田つぐと 12)こもれ陽 作詞・作曲 山田つぐと https://youtu.be/xCTAKbEzgKU
フォーク 日本クラウン 2300円わびすけ
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風 / ファーストアルバム
アルバムには普通タイトルがあるものだが、このアルバムは『ファーストアルバム』というのがタイトル名のようだ。さり気ない正やん、大久保くんらしい。。。 アルバムが出るとわかった時、まずA面初っ端には『22才の別れ』が来るだろうと思っていたのだが、見事にその予想は裏切られた。( 結果的にこの曲は入ってもいなかった ^^; )そのかわりに『海岸通り』『あいつ』と言った正ヤン節。。。そして『締め』は『お前だけが』でセカンドアルバムに期待を繋げた。 記念すべき珠玉の1stアルバムだと思う。 【 収録曲 】 ①ダンシングドール(3:58) 作詩:伊勢正三 作曲:大久保一久 編曲:瀬尾一三 ②海岸通(4:02) 作詩・作曲:伊勢正三 編曲:瀬尾一三 ③なんとなく(3:16) 作詩・作曲:大久保一久 選曲:石川鷹彦 ④星空(2:15) 作詩・喜多條 忠 作曲:伊勢正三 編曲:瀬尾一三 ⑤でい どりーむ(4:15) 作詩・作曲:伊勢正三 編曲:松任谷正隆 ⑥ロンリネス(3:54) 作詩・作曲:大久保一久 編曲:松任谷正隆 ⑦あいつ(3:55) 作詩・作曲:伊勢正三 編曲:瀬尾一三 ⑧桜の道(3:24) 作詩・喜多條 忠 作曲:伊勢正三 編曲:瀬尾一三 ⑨東京1975(3:48) 作詩:伊勢正三 作曲:大久保一久 編曲:瀬尾一三 ⑩はずれくじ(3:18) 作詩・作曲:伊勢正三 編曲:石川鷹彦 ⑪男は明日はくためだけの靴を磨く(3:33) 作詩・作曲:伊勢正三 編曲:瀬尾一三 ⑫お前だけが(3:18) 作詩・作曲:伊勢正三 編曲:松任谷正隆 ※1975.6.5発売:オリコンチャート1位(2週連続)
フォーク 日本クラウン 2300円わびすけ
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『POINTS2』 / 尾崎亜美
1986年、尾崎亜美が当時のアイドル達を中心に提供した曲をセルフカバーした作品集。ウチにあるのは何故か『テープ』メディア。当時、松田聖子が歌っていた『ボーイの季節』を、作者はどう歌うのか気になって購入した覚えがある。収録曲は以下の通り。杏里に提供した『オリビアを聴きながら』もそうだが、やはり『本家本元』はスゴい。^^; ただ今から思えば、提供していたアイドルたちはそうそうたるメンツである。 ①曇りのち晴れ 作詞・作曲・編曲:尾崎亜美 志村香への提供曲。 ②ボーイの季節 作詞・作曲・編曲:尾崎亜美 松田聖子への提供曲で、東宝劇場用アニメ『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』の主題歌に起用された。 ③涙を海に返したい 作詞・作曲:尾崎亜美、編曲:小林信吾 杏里への提供曲。 ④恋は行方不明 作詞・作曲:尾崎亜美、編曲:小林信吾 南翔子への提供曲。 ⑤summer Beach 作詞・作曲:尾崎亜美、編曲:小林信吾 岡田有希子への提供曲。 ⑥Know How 作詞:P.Lewis・G.Hotoda・B.White(日本語原詞:尾崎亜美)、作曲・編曲:尾崎亜美 松本伊代への提供曲「恋のKNOW-HOW」の英訳詞版。 ⑦微風のメロディー 作詞・作曲:尾崎亜美、編曲:谷有益 河合奈保子への提供曲 ⑧夏の幻影(シーン) 作詞・作曲:尾崎亜美、編曲:小林信吾 松田聖子への提供曲で、アルバム『The 9th Wave』収録曲。 ⑨Air Mail 作詞・作曲・編曲:尾崎亜美 この曲のみオリジナルの楽曲である ⑩時に愛は 作詞・作曲:尾崎亜美、編曲:谷有益 松本伊代への提供曲。
J-Pop キャニオンレコード 2200円わびすけ
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Possibility/ 中森明菜
1984年後期に発表された中森明菜 6枚目のスタジオアルバムです。私の手元にあるのは 何故かテープです。『サザンウィンド』『十戒』といったシングル曲が入っています。当時のこういった楽曲メディアの購入特典に漏れず、このテープにも特典が入っていて、ブロマイドカードが入っていました。昭和だなぁと感じるのは、ブロマイドの裏面が時間割になっていること。 ^^; 売る側は購買層が中高生男子だと決めつけているんかいな。。。 最近、中森明菜復活の話題がSNSで起きているけど、私としては復活はしなくていいと思っている。だって、王貞治が70歳を越えて現役復活しても、それはもう『王貞治』ではないから… (^^; https://youtu.be/VFD11OV36JY
歌謡曲 アイドル ワーナー・パイオニア 2200円わびすけ
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『吟遊詩人 小椋佳作品集』
まだマスコミ(特にNHK)にも注目されていない頃からの作品群が多く含まれている。イントロ部分などかなり詳細にレコードを再現出来る楽譜となっている。嬉しいコード指板表付き。^ ^ 私の好きな『僕達の進軍』『砂漠の少年』と言った曲が入っている楽譜は後にも先にもコレだけだと思う。 『令和』の時代に、この曲で表現されている『子供達の進軍』が世界のどこかで行われるのだろうか。 https://youtu.be/c-Gl8fWclPo?si=R-FUlbnZ9H0dddlq
楽譜集 東京楽譜出版 1500円わびすけ
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『MY BEST THANKS / 中森明菜』
12インチグラフィテイカルディスクなんて言い方をしているが、昭和の時代の言い方にすると『30センチEPシングル』って言うヤツです。早い話が見た目はLPレコード、入っている曲は各面1乃至2曲というシロモノだ。 当レコードの場合、収録曲は全3曲で、①7枚目のスタジオ・アルバム『BITTER AND SWEET』収録曲の「予感(飛鳥涼の作詞)」と、②新曲の「ありふれた風景(小坂明子の作詞)」と③「Don't Tell Me This is Love」である。ベストアルバムには入っていない作品群で構成されている渋い一品だと思う。中森明菜のスゴいところは、歌の『陰と陽』『動と静』を歌い分けることができることだ。だから、歌によって『中森明菜』自体がまったくの別物になる。今どきのシンガーにはぜったい出来ない芸当だと思う。 蛇足だが、『令和』の中森明菜は とてもJAZZが似合う歳になって来たというのが 個人的な感想。。。歳を重ねて、また別の光沢が出てきた。渋い中森明菜もこれまた 美味である。 https://youtu.be/RMeNA5a4y1w?si=xCx-JJxnpx3JkX9D
J-Pop ワーナー・パイオニア 1300円わびすけ
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『帰り道 / 南こうせつ 』
かぐや姫が解散してしまい、ため息ばかりの1975年春だったけど、7月に待望のこうせつの新譜が発売された。それがこの『帰り道』だった。 個人的には『花いちもんめ』『荻窪二丁目』が好きだ。いかにもこうせつらしい、他の人には表現出来ない世界観が展開されていると思う。 いずれも、セレクションとかベストアルバムとかには入らない作品だが、隠れた名曲だと思う。。。 別に隠れてはいないか (^^;; https://youtu.be/Jo5tCFaeI64
フォークソング クラウンレコード 2200円わびすけ
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『グレープのすべて /グレープ(楽譜集)』
昭和時代の買い物客への殺し文句の一つ『永久保存版』! そんな言葉に当時騙された令和の時代に還暦を迎えたユーザーがここに1人。(^^;; それにしても当時のピンナップ、吉田政美氏がどんどん前に出てる。さだまさし氏より目立っている写真が多い。。。 久本雅美がまだ芸人として売れ始める前、『マチャミ』と言えば、吉田政美氏だった。。。今(令和)の人はその存在自体、知らない人が多いだろうけど。。^^; この楽譜は『三年坂』というLPと同じ表紙。グレープ時代の作品の総まとめ的なモノになっている。
国際楽譜出版社 協楽社(KMP) 1200円わびすけ
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『帰去来 / さだまさし(楽譜)』
昭和の時代、フォークシンガーがLPを出すと、数カ月後にはその楽譜が複数の出版社から発売されたものだ。音楽の仲間内では、「どこどこのがイントロ完コピ出てる」とか、そういう会話が欠かせない時代だった。(懐かしい… 今ならyoutubeで秒殺なのにね) ということで選ばれし一品がコレ。グレープ解散後、さだまさしがソロデビューしたファーストアルバム『帰去来』。当時の楽譜って、歌詞がページをめくらないでも見られる事と、コードの押さえ方がイラストで載っていること、それにちょっとしたピンナップ写真が購入の決め手だった。協楽社なんて、まだあるのかしらん (^^;; そう言えば、ピンナップと同じスタジャンを着てたっけなぁ。^^; 我ながら青春してたなぁ…
楽譜集 協楽社(KMP) 1200円わびすけ
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『三年坂/グレープ(ライブ)』
『グレープ』はさだまさしと吉田政美の2人組のグループだった。さだまさしはソロ活動の期間があまりにも長くなったので、最近のファンの中には『グレープ』での活動時代を知らない人も多いと思う。グレープ時代最後のアルバムがこの『三年坂』だ。解散間近のアルバムということもあるけど、ノリノリの曲ではなく、『無縁坂』や『掌』を会場のお客さんとシクシク泣きながら合唱しているのが『フォーク』だなぁ。『昭和』だなぁ。いい時代だったなぁ。。。 吉田氏の『泣きのギターフレーズ』がまたイイんだなぁ コレが… ^ ^
フォークソング ワーナー・パイオニア 3000円わびすけ
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交響組曲『宇宙海賊キャプテンハーロック』
テレビでアニメが放送されていた頃、高校生だった私はこの作品の中でハーロックが言った「男は負けるとわかっていても戦わなければならぬ時がある」を座右の銘にして、『共通一次試験』元年に大学入試に見事全滅した。。。 それでも、私はハーロックの言葉と音楽🎵を座右の銘に浪人生活を過ごした上、一浪で大学に入学することができた。作品中に出て来る少女『繭(まゆ)』がオカリナで奏でる『まゆのテーマ』が特に好きだった。 それにしても、ハーロックの乗る『アルカディア号』の艦橋部分が霊柩車に見えるのは 私だけだろうか (^_^;) https://youtu.be/NlKFkyz4Ryc?si=TywVTmb6-rixt3_-
アニメ音楽 日本コロムビア 2200円わびすけ
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NHK連続テレビ小説主題曲集/ 〜マー姉ちゃん迄
今シーズンのNHK連続TV小説『ブギウギ』が昨日終了した。15分という短い時間、半年という長い期間、この2つの時間的矛盾を、上手く乗り切った作品だけに『名作』の称号が与えられるプレッシャーのかかる国民的番組だ。 その印象を大きく左右するのが、オープニングの音楽(楽曲)だ。それらを集めたこのレコード、当時、売れたのかしら… 今のように『歌』がない、メロディーだけの楽曲レコードだが、あの頃を思い出すにほ十分なシロモノだ。^ ^ ジャケットの熊谷真実さんはこの時、確か18歳だったと思う。。。サザエさんの作者である長谷川町子役の田中裕子さんもまだこの頃デビューしたてだった。
ドラマ音楽 NHKエンタープライズ 3000円わびすけ
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シンデレラサマー/ 石川優子
70年代後半、ポプコン(ポピュラーソング コンテスト)からデビューした1人。。。同時期のポプコンからは、クリスタルキング、円広志、チャゲ&飛鳥、大友裕子、など数々のアーティストが誕生していた。 『シンデレラサマー』はJALのキャンペーンソングとして当時使用され、人気を博した。その数年後、石川優子はチャゲとデュエットした曲、『ふたりの愛ランド』でまたしてもJALのキャンペーンソングを射止め、これまた大ヒットとなった。 ところで石川優子さんて、グラビアアイドル的に扱われていたイメージもあるけど、れっきとしたバリバリのシンガーソングライターである。 埼玉西武ライオンズの応援歌『吠えろ、ライオンズ』が彼女の作詞作曲であるのは有名なお話 ^ ^ https://youtube.com/watch?v=VZN8FrTuwes&si=BpXDFR_iHt3qW1EG
ニューミュージック ラジオシティレコード 500円わびすけ
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I am the Editor / TULIP
私にとって、TULIPの曲にはさまざまな思い出があるのだが、この曲にも3つ想い出がある。 一つ目、まずジャケットを見た時、「あ、メンバーが代わったんだ」と思い、びっくりした。宮城氏と伊藤氏を初めて知ったのが この曲である。 二つ目はタイトルに『サブタイトル』がついており、それがやたらと長いことにびっくりした。最近では、歌詞だか曲名だかわからない様なタイトルも珍しくないが、この「この映画のラストシーンは、ぼくにはつくれない」というサブタイトルは当時、衝撃だった。 三つ目はイントロの長さである。最初にこの曲を聴き始めた時、インストロメンタルかと思ったくらい長い。53秒というのは当時のギネス記録ではなかろうか。それでいて、このイントロが流れた瞬間に、「おぉ、『エディタ』だ!!」というファンにとってのワクワク感。。。決して邪魔なイントロではないのだ。 最後に、、、 この曲はチューリップのベストアルバムには、必ずと言っていいほど選曲されているが、当時のオリジナルアルバムには『未収録』という幻の曲でもある。 https://youtu.be/tXNod0KgzHA?si=tCGf80Jdo-OB4Oac
ニューミュージック 東芝EMI(Expressレーベル) 600円わびすけ