メルクリウス (マーキュリー) のブロンズ像
メディチ家の宮廷彫刻家ジャン・ボローニャ(1529~1608)作のこのブロンズ像は、
古代ローマの使者の神のメルクリウス(マーキュリー)
上方に回転しながら、のびてゆく螺旋状の構成をとり、どのアングルから見ても完璧なプロポーションを示している。
ジャン・ボローニャはプロポーションとシンメトリーに関する古典的な考え方だけでなく、ほぼ同時代のミケランジェロの作品からも影響を受けた。
そして、この「メルクリウス」には、躍動感と内的な緊張感という、今までにない新しい感覚が表現されている。
7枚目の画像は、ルーブル美術館のメルクリウス
足元の愛らしいケルビム は風の神。
風の神が噴き出す空気柱にのってメルクリウスは飛翔していく・・・・
メルクリウスのブロンズ像
ジョバンニ・ボローニャ作
Itary
0318