-
Hedenbergite ヘデンバージャイト(3)
ヘデンバージャイト(1)参照
Ca(Fe,Mg)Si2O6 灰鉄輝石 奈良県天川村洞川 五代松鉱山 6誌稀京兵
-
Aegirine エジリン(1)
ナトリウムと鉄を主成分とする輝石で、アルカリ火成岩およびペグマタイト中に普通に産出する。 色は暗緑色が標準で、黒色の場合も多い。 マンガンを副成分として含有する亜種は赤褐色になる。 結晶の形は柱状ないし針状の集合体が多く、ノルウェーに結晶の先端が鋭く尖った形のものが出たので、「錐輝石」の名前がついた。 エジリンと言う名前は、北欧神話の海の神エギルに由来する。
Acmite NaFeSi2O6 錐輝石 6誌稀京兵
-
Hedenbergite ヘデンバージャイト(2)
暗緑色、褐色、黒褐色などで、ほとんど不透明である。 結晶は柱状で、先端が平たいものが多い。 単結晶も出るが、塊状集合体が多い。 磁性がある。
Ca(Fe,Mg)Si2O6 灰鉄輝石 6 単斜晶系誌稀京兵
-
Johannsenite ヨハンセナイト(1)
採取したばかりのものは青緑色をしているが、時間が経つにつれ酸化し、褐色になる。 透輝石や灰鉄輝石に似ており、肉眼で区別することは難しい。 名前はアメリカシカゴ大学の地質学者ヨハンセンにちなんで名付けられた。 結晶は繊維状や針状、柱状をしているのが普通で、ガラスの様な光沢を持つ。
CaMnSi2O6 ヨハンセン輝石 Australia 6誌稀京兵
-
Amazonite アマゾナイト(2)
アマゾナイト(1)参照
K(AlSi3O8) 天河石 Madagascar 6誌稀京兵
-
Hedenbergite ヘデンバージャイト(1)
鉄の代わりにマグネシウムが含まれると透輝石になり、マグネシウムの代わりにマンガンが含まれるとヨハンセン輝石と呼ばれる。 透輝石と共に石灰質の変成岩に多く見られ、石灰岩の交代によって形成された鉱床によく見られる。 暗緑色、かっしょく、黒褐色などでほとんど不透明である。 透輝石と違い、薄板状の結晶や先端の尖った結晶になる事は少なく、柱状で先端が平たいものが多い。 透輝石より重く、磁性がある。 単結晶も出るが、塊状集合体が多い。 スウェーデンの化学者 Hedenbergにちなんで名付けられた。
Ca(Fe,Mg)Si2O6 灰鉄輝石 京都府福知山市 梅谷鉱山 6誌稀京兵
-
Adularia アデュラリア(1)
長石は鉱物中もっとも分布が広く、地殻の重量の50%を占める。 長石は20種類を超える鉱物グループで、特殊な元素を含むものを除くと、2つのサブ・グループに分けられる。 その一つにはカリウムを主成分とするカリ長石で、正長石、微斜長石、サニジンの3種の鉱物があり、氷長石は低温で生成した菱形の正長石の亜種である。 氷長石はSt.Gothard地域のアデュラー山に由来している。 数cmから10cmを超える白色の結晶で、透明感を持つ。 時に表面が緑泥岩に覆われて暗緑色になる事もある。
(K,Na)(Al,Si)4O8 氷長石 北海道恵庭市金山沢 光竜鉱山 6誌稀京兵
-
Amazonite アマゾナイト(1)
アマゾナイトは微斜長石に属し、微量の鉛によって青緑色に発色する。
K(AlSi3O8) 天河石 Brazil 6誌稀京兵