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Limonite リモナイト(1)
褐鉄鉱は鉄の水酸化物の総称で、針鉄鉱などからできているため、単独の鉱物ではなく、岩石として分類されることがある。 鉄を含んだ鉱床が地上に露出すると、焼けた様な褐色になる。この部分が褐鉄鉱である。 かつては鉄の重要な材料であったが、現在は黄色い油絵具の原料として採掘されることが多い。 含まれる鉱物や、プロセスも異なるため、針状、塊状、土状、ブドウ状なとの形状や、褐色、黒、黄色など色合いも多彩である。
褐鉄鉱 Italy 5~5.5誌稀京兵
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Lazurite ラピスラズリ(1)
ラピスは石、ラズリは群青を意味する。 まとまって出る場所が地球上で数カ所しかない。 ラピスラズリは黄鉄鉱を伴うが、それは珪酸塩鉱物には珍しく硫黄を含有しており、多すぎた硫黄が鉄と化合して黄鉄鉱となる。 硫黄はまた発色の原因にもなっている。
(Na,Ca)7~8(Al,Si)12(O,S)24[(SO4),Cl2,(OH)2] 青金石 Afghanistan 5~5.5誌稀京兵
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Tiger's eye タイガーズアイ(3)
タイガーズアイ(1)参照
Na2(Fe,Mg)3Fe2Si8O22(OH)2 虎目石 South Africa 5~5.5誌稀京兵
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Hawks'Eye ホークスアイ(1)
クロシドライト本来の灰青色のものをホークスアイ、又はファルコンズアイと言う。 タイガーズアイ(1)参照
Na2(Fe,Mg)3Fe2Si8O22(OH)2 鷹目石 不明 5~5.5誌稀京兵
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Tiger's eye タイガーズアイ(2)
タイガーズアイ(1)参照
Na2(Fe,Mg)3Fe2Si8O22(OH)2 虎目石 北海道函館市花石 5~5.5誌稀京兵
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Tiger's eye タイガーズアイ(1)
リーベック閃石の繊維状鉱石クロシドライトに石英が染み込んで硬化した珪酸塩鉱物である。 主成分はせきえいで、ガラス光沢を持つ。 石英化したクロシドライトの繊維組織が幾重にも平行に走っているため、研磨することにより光の反射に差が生じ、光の筋が生み出される。 この光の効果を「シャトヤンシー効果」と言う。
Na2(Fe,Mg)3Fe2Si8O22(OH)2 虎目石 不明 5~5.5誌稀京兵
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Natrolite ナトロライト(1)
1803年に認定された沸石である。 ソーダを主成分とする事からギリシャ語の「 Natron」から命名された。 この標本は方解石、方沸石を伴っている。 ソーダ沸石は針状か柱状の結晶を作り、結晶面には条線がある。 色は白色や無色、中には黄色や赤色を帯びたものもある。 透明から半透明で、ガラス光沢から真珠光沢がある。
Na2(Al2Si3O10)•2H2O ソーダ沸石 不明 5~5.5誌稀京兵