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Magnetite マグネタイト(2)
マグネタイト(1)参照
FeFe2O4 磁鉄鉱 岡山県川上郡川上町 三宝鉱山 5.5~6.5誌稀京兵
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Magnetite マグネタイト(1)
赤鉄鉱に並ぶ主要な鉄鉱石で、強い磁性を持つ。 江戸時代の科学者であり作家である平賀源内は、秩父の山中で磁鉄鉱を初めとする金属資源の開発に努めたが失敗に終わった。 しかし、その知識は後に浄瑠璃の脚本「神霊矢口渡」において、磁鉄鉱の磁力についての言い回しが使われている。 だが、秩父鉱山の磁鉄鉱はクギや針を引き寄せるほどの磁力はないため、峠を越えた大日向まで足を伸ばしたと考えられる。 磁鉄鉱は落雷などの影響で磁場の方向が揃うとじりが強くなり、方向磁石にも使える。こうした石を天然磁石と言う。 中国では諸葛孔明が「指南車」と言う方向を示す器械を用いているが、これは天然磁石を応用したものと思われる。 結晶は普通塊状だが、正八面体になることも多い。立方体の結晶は稀である。 砂鉄は岩石中にあった磁鉄鉱のけが風化によって分離され、集積された物で、顕微鏡で見ると正八面体の結晶をしている。
FeFe2O4 磁鉄鉱 Sweden 5.5~6.5誌稀京兵
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Rhodonite ロードナイト(4)
ロードナイト(1)参照
CaMn4(Si5O15) バラ輝石 Madagascar 5.5~6.5誌稀京兵
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Diopside ダイオプサイド(2)
ダイオプサイド(1)参照
Ca(Mg,Fe)Si2O6 透輝石 Madagascar 5.5~6.5誌稀京兵
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Rhodonite ロードナイト(3)
ロードナイト(1)参照
CaMn4(Si5O15) バラ輝石 Madagascar 5.5~6.5誌稀京兵
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Rhodonite ロードナイト(2)
ロードナイト(1)参照
CaMn4(Si5O15) バラ輝石 愛知県北設楽郡設楽町 田口鉱山 5.5~6.5誌稀京兵
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Diopside ダイオプサイド(1)
無色透明、黄緑色、緑色などで、透明感がある。 板状ないし柱状の結晶をする事もあるが、塊状の場合が多い。 少量のクロムを含むものは濃緑色で、宝石用にカットされる事がある。
Ca(Mg,Fe)Si2O6 透輝石 岐阜県武儀郡洞戸村 洞戸鉱山 5.5~6.5誌稀京兵
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Rhodonite ロードナイト(1)
マンガンの鉱物として、またバラ色のアクセサリーとして利用される。 輝石の仲間と考えられていたために、明治の鉱物学者に「バラ輝石」と言う和名が与えられた。 しかし、その後輝石グループに属さない事が判明したが、いったん普及してしまった名前を訂正する事は難しく、そのままになっている。 日本にはバラ輝石の産出は多く、色彩は桜色で、鉄分が多くなると茶色味を帯びる。
CaMn4(Si5O15) バラ輝石 北海道古平郡古平町沢江町 稲倉石鉱山 5.5~6.5誌稀京兵
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Sugilite スギライト(1)
山口大学の村上充英氏が、瀬戸内海の岩城島の岩石研究を師の杉健一教授より引き継ぎ、その中の鶯色の鉱物を新鉱物「杉石」として1977年に発表した。 後に南アフリカのマンガン鉱床からも発見されている。 欧米諸国では「スギライト」の他に、「ラブライト」、「ローヤルアゼール」と呼ばれる。 宝石として用いられるのはピンク色、紫色。 紫色はマンガンに起因する。 チャロアイト、ラリマーと共に、世界三大ヒーリングストーンの一つとされている。
KNa2(Fe,Mn,Al)2Li3Si12O30 杉石 South Africa 5.5~6.5誌稀京兵