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Ilvaite イルバイト(1)
約55%の酸化鉄を含むため、真っ黒で透明感がなく、弱いながらも磁力がある。 粒状ないし柱状の結晶をするご、1個の大きさは数cm有れば大きい方で、普通は数mmの大きさである。 針状のこともあり、それが銀星石のように放射状に集合することもある。 1806年イタリアのエルバ島(Elba)で発見されたため、イルバイトと名付けられた(Elbaのラテン語名はIlva)。 最初はフランスとプロシアの間に起きた「イエナの戦い」にちなんで、イエナイトと言う名前が付けられていたが、負けたプロシアにとって不快な名前である事から名前を変えられた。 当時、エルバ島はヨーロッパで人気の鉱物産地で、中でもペグマタイト中に産出する紅電気石は有名で、この島にちなんで「Elbaite」と名付けられた。 エルバ島は2つの鉱物名になった珍しい例である。 外見がタールや石油類を蒸留した後にできるピッチと呼ばれる黒い固形物に似ている事から、「ピッチ状鉄鉱石」と呼ばれる事があるが、鉄の含有量が少ないために鉄の原料には利用されない。 「Lievrite」とも言う。
CaFe2+2Fe+3Si2O7O(OH) 珪灰鉄鉱 Greece 5.5~6誌稀京兵
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Sodalite ソーダライト(3)
ソーダライト(1)参照
Na8Al6Si6O24Cl2 方ソーダ石 Bolivia 5.5~6誌稀京兵
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Sodalite ソーダライト(2)
ソーダライト(1)参照
Na8Al6Si6O24Cl2 方ソーダ石 Bolivia 5.5~6誌稀京兵
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Sodalite ソーダライト(1)
1811年、グリーンランドで発見された。 含有するナトリウム量が多いので、ナトリウムを意味する「sodium」にちなんで名付けられた。 透明感のある青色だが、粉末にすると色は淡くなってしまう。 比較的硬度は低いが、安価なためラピスラズリの代用品として青色系のものが宝飾用のビーズやカボションにカットして使用される。
Na8Al6Si6O24Cl2 方ソーダ石 不明 5.5~6誌稀京兵
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Arsenopyrite アーセノパイライト(2)
アーセノパイライト(1)参照
FeAsS 硫砒鉄鉱 愛知県東栄町振草 稲目鉱山 5.5~6誌稀京兵
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Arsenopyrite アーセノパイライト(1)
砒素と鉄の硫化鉱物。 焼くと砒素が蒸気になって分離するが、かの蒸気や亜砒酸は毒物である。 結晶は菱餅型の単結晶で、表面に条線がある。 写真の結晶は酸化のため真鍮色をしているが、本来は銀白色。 写真ではわかりずらいが、黒色の閃亜鉛鉱を伴っている。
FeAsS 硫砒鉄鉱 京都府亀岡市 行者山 5.5~6誌稀京兵