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Lepidolite レピドライト(2)
レピドライト(1)参照
K(Li,Al)3(AlSi3O10)(OH,F)2 リチア雲母 福岡県福岡市西区長垂山 2.5~3誌稀京兵
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Fuchsite(3)
フクサイト(1)参照
KAl2(AlSi3O10)(OH,F) クロム白雲母 愛媛県別子山村保土野 2.5~3誌稀京兵
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Lepidolite レピドライト(1)
リチア雲母とは、独立した鉱物名ではなく、同じような性質を持つ鉱物グループの名前である。 リチウムを含んでいるため、電池などの製造に使用されるリチウムの原料になる。 また、微量の放射性同位体元素ルビジウムを含んでおり、これを利用してリチア雲母を含む岩石の生成年代を知ることができる。 鱗雲母、紅雲母とも呼ばれる。 レピドライトと言う名前は、独特の鱗状の外観になることから鱗を意味するギリシャ語の「レピス」から名付けられた。 リチウムと珪素が多くなるとトリリシア雲母、アルミニウムが多くなるとポリリシア雲母と呼ばれる。
K(Li,Al)3(AlSi3O10)(OH,F)2 リチア雲母 Canada 2.5~3誌稀京兵
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Fuchsite フクサイト(2)
フクサイト(1)参照
KAl2(AlSi3O10)(OH,F) クロム雲母 Italy 2.5~3誌稀京兵
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Biotite バイオタイト(2)
バイオタイト(1)参照
K(Mg,Fe)3(AlSi3O10)(OH,F)2 黒雲母 Madagascar 2.5~3誌稀京兵
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Muscovite マスコバイト(1)
雲母は大きく黒雲母(Biotite)、白雲母(Muscobite)、紅雲母(lepidolite)の3つに分けられる。 黒雲母はマグネシウムや鉄を含む濃い色の雲母で、鉄雲母、金雲母がある。 白雲母はアルミニウムを非常に多く含む薄い色の雲母で、クロム雲母、絹雲母がある。 紅雲母は鱗雲母又はリシア雲母とも言い、ピンク色の雲母である。 雲母の多くは層状の構造を持ち、剥がれやすいのが特徴で、「千枚剥がし」とも言われる。 電気や熱に強く、絶縁体に利用される事が多い。 黒雲母はカリウム、マグネシウム、鉄、アルミニウムなどを含んでおり、結晶は透明、半透明、不透明と様々で、テーブル状、短柱状の形状をしている。 白雲母は、カリウムとアルミニウムを含んでおり、結晶の端は双晶になっているものが多いが、結晶の形を取らない場合は、鱗片状や散在する薄片のことがある。 紅雲母は、粒状、鱗状の集合体となるが、小さい六角の板状、柱状になる事もある。
KAl2(AlSi3O10)(OH,F)2 白雲母 Italy 2.5~3誌稀京兵
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Langite ランジャイト(1)
銅の二次鉱物で、産出は少ない。 結晶は四角柱状だが、微結晶や土状、皮殻状での産出が多い。 1864年にイギリスのコーンウォールで発見され、物理学・結晶学者のラングに因んで命名された。 色は青色や青緑色、空色。
Cu4(SO4)(OH)6•2H2O ラング石 兵庫県朝来郡 新井鉱山 2.5~3誌稀京兵
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Copper コパー(2)
コパー(1)参照
Cu 銅 奈良県 三尾鉱山 2.5~3誌稀京兵
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Gold ゴールド(2)
ゴールド(1)参照
Au 金 砂金 北海道枝幸郡中頓別町兵安 ペーチャン川誌稀京兵
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Copper コパー(1)
現在主要な銅鉱は黄銅鉱などの硫化鉱物である。 銅の産状として、一つは銅鉱床の上部に地下水の作用でできるもの。 もう一つは玄武岩、緑泥片岩、礫岩などの岩石中に自然銅としてできるもの。 「 Copper」の語源は古代銅の産地として古代エジプト文明を支えたキプロス(Cyprus)である。
Cu 銅 Michigan, U.S.A. 2.5~3誌稀京兵
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Fuchsite フクサイト(1)
ドイツの化学者フックスにちなみ、1842年に命名された。 雲母グループの中のマスコバイト(白雲母)の亜種で、クロムを含んで緑色をしている。 雲母は中国名で、日本ではキラキラと輝くことから「きらら」とも呼ばれる。 忠臣蔵で有名な吉良上野介の領地、愛知県の吉良町の名前は、八ツ面山から白雲母が産出したことから呼ばれるようになった。
KAl2(AlSi3O10)(OH,F) クロム白雲母 Minas Gerais, Brazil 2.5~3誌稀京兵
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Phlogopite フロゴパイト(1)
雲母(Mica)グループの鉱物。 マグネシウムが多いと黄色っぽくなり「金雲母」、鉄が多いと黒っぽくなり「鉄雲母」になり、系列としての「黒雲母」はフィールド名として使用される。 「キンキラ」と言う言葉は金雲母(雲母はきらとかきららと言う)からきた修飾語で、刃物を砥ぐのに適した砥石になり、刃物の仕上がりを「キンキラキン」と称したのが「キンキラ」の語源と言われている。 「Phlogopite」の語源はギリシャ語の「火のような」から来ている。 金雲母は雲母の中で耐火性能が最高であるところによるのかもしれない。
K(Mg,Fe)3(AlSi3O10)(OH,F)2 金雲母 Mogok, Myanmar 2.5~3誌稀京兵
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Gold ゴールド(1)
金には砂金と山金がある。 この標本は砂金である。 砂金の大型のものを「ナゲット」と呼ぶ。 日本では北海道枝幸のウソタンナイ川で明治時代に769kgのナゲットが発見された。 私も川でパンニングをしたことがあるが、最高記録は約2mmのものである。
Au 砂金(Placer Gold) Mary River,Kimberley, Western Australia 2.5~3誌稀京兵