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Pink chalcedony ピンクカルセドニー(1)
酸化鉄を微量含んだ玉髄で、酸化鉄の含有量により、オレンジ色から褐色なものは紅玉髄、赤色のものはレッド・ジャスパーと呼ばれる。 紫外線を照射すると青白い色や黄緑色を示す。
カボション SiO2 不明 7誌稀京兵
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Alabaster アラバスター(1)
細かい粒子が緻密な塊になっており、普通は白色だが、質の良いものは全体に縞模様がある。 多孔質のため、色を染めることができ、加熱処理をすると大理石に似せることができる。 「Alabaster」はラテン語で「白」を意味するアルプスに由来する。 ガラス光沢や絹糸光沢を持ち、紫外線を照射すると明るい青色かオレンジ色に蛍光する。
CaSO4•2H2O 雪花石膏 不明 2誌稀京兵
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Abalone アバロン(1)
装飾品に使われるアワビの貝殻で、真珠層やタンパク質の一種コンキオリンとケラチンを含んでいる。 質の良いものは、ガラス光沢を持ち、虹色に輝くイリデッセンスが現れる。
不明誌稀京兵
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Tourmaline Quarts トルマリン・クォーツ(1)
透明な石英の結晶にトルマリンが内包されたものを「トルマリン・クォーツ」と呼ぶ。
内包する電気石によって化学組成は異なる SiO2 不明 7誌稀京兵
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Copal コーパル(1)
琥珀(アンバー)が約2000万年前にできたのに対し、コーパルは約75万年前と年代が違い、色もアンバーが赤茶色なのに対し、コーパルは黄色いものが多く、稀に赤色やオレンジ色がある。 また、コーパルは約150℃で溶けるが、アンバーは200℃で溶ける。 紫外線を当てると白く蛍光する。 この標本は虫入りで、ダニかクモのような虫が入っている。
不明 2~2.5 非晶質誌稀京兵
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Moss Agate モスアゲート(1)
苔が入った様に見える瑪瑙で、和名を「苔瑪瑙」と言う。 緑色の内包物はクローライト(緑泥石)、赤色や黒色の内包物は鉄やマンガンである。
SiO2 苔瑪瑙 不明 7誌稀京兵
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Coral コーラル(1)
珊瑚は有機物質で、サンゴポリプと言う生物の骨格からできている。 成分はピンク色、赤色、青色、白色のものは炭酸カルシウム、黒色、金色のものはコンキオリンと言うタンパク質からなる。 紫外線を照射すると、赤色、ピンク色、白色の蛍光を示す。
CaCO3 珊瑚 不明 3誌稀京兵
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Hawks'Eye ホークスアイ(1)
クロシドライト本来の灰青色のものをホークスアイ、又はファルコンズアイと言う。 タイガーズアイ(1)参照
Na2(Fe,Mg)3Fe2Si8O22(OH)2 鷹目石 不明 5~5.5誌稀京兵
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Jasper ジャスパー(2)
ジャスパー(1)参照
SiO2 碧玉 不明 7誌稀京兵
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Bornite ボーナイト(2)
ボーナイト(1)参照
CuFeS4 斑銅鉱 不明 3誌稀京兵
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Vesuvianite ベスビアナイト(1)
1795年、イタリアのベスビア火山で発見された事により、命名された。 ベスビアナイトはスカルン中に産出する典型的な鉱物の一つで、正方四角錐形の結晶をするが、柱面が発達して柱状になるものと、柱面がほとんどなく、四角両錐形になるものが多い。 色は黄緑色、黄褐色で、透明感は少ない。 銅を含有する事で青色になった亜種をシプリンと言い、カナダでは、クロムを含有して紫紅色で透明なベスビアナイトを産出する。 宝石質のものは「アイドグレース(Idocrase)」と呼ばれる。
Ca10Mg2Al4(Si2O7)2(SiO4)5(OH)4 ベスブ石 不明 6.5誌稀京兵
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Sun Stone サンストーン(1)
サンストーンは和名を「日長石」と言い、鉱物的には長石(Feldspar)のグループに属する。 サンストーンと言う名前は、鉱物的な性質によるものではなく、ムーンストーンの静かな光と対照的なキラキラした輝きを持つことから名付けられた宝石名である。 ムーンストーンはすでに17世紀頃から呼ばれていたが、サンストーンは比較的新しく、また別名として、ギリシャ語で太陽を意味する「ヘリオ」から、「ヘリオドール(太陽の石の意)」とも呼ばれる。 一般的なサンストーンは灰曹長石(オリゴクレース)に赤鉄鉱(ヘマタイト)を含むものだが、近年、アメリカでラブラドライトに銅が含まれているものや、コンゴや中国でアンデサイト(中性長石)を母体としたルビーの様な深い朱色のサンストーンも発見されている。 キラキラ光る原因は他の鉱物が内包する事によって起こる「アベンチュレッセンス」と言う効果である。 この効果を持つことから、サンストーンは正式には「アベンチュリン・フェルドスパー(斜長石)」と呼ばれる。 このアベンチュリン効果は、アンデシン、アノーサイト、オーソクレース、マイクロクラインなどにも見られる。
〔曹長石〕Na(AlSi3O8) 〔灰長石〕Ca(Al2Si2O8) 日長石 不明誌稀京兵
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Ruby ルビー(3)
ルビー(1)参照
Al2O3 紅玉 不明 9誌稀京兵
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Sodalite ソーダライト(1)
1811年、グリーンランドで発見された。 含有するナトリウム量が多いので、ナトリウムを意味する「sodium」にちなんで名付けられた。 透明感のある青色だが、粉末にすると色は淡くなってしまう。 比較的硬度は低いが、安価なためラピスラズリの代用品として青色系のものが宝飾用のビーズやカボションにカットして使用される。
Na8Al6Si6O24Cl2 方ソーダ石 不明 5.5~6誌稀京兵
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Turquoise ターコイズ(1)
歴史的にペルシャ産のターコイズがトルコを経由して地中海方面に持ち込まれた為に「トルコ石」と名付けられた。 ターコイズは様々な偽物や処理品が出回っている。 白い石を染めたもの、本物のターコイズの粉末を固めたものなどがあり、一番多いのは白色のターコイズに樹脂を染み込ませたもので、摩擦すると樹脂の香りがして、軽く、同一の色をしている。 空色は銅による発色で、鉄が混在すると黄色味が増し、緑色のターコイズもある。 ターコイズの結晶は非常に稀で、普通は塊状ないし皮膜状になっている。
CuAl6(PO4)4(OH)8•4H2O トルコ石 不明 5~6誌稀京兵