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マクラーレン・TAGポルシェTURBO MP4/2C ポルトガルGP
マクラーレンに移籍したケケ。だがこれがF1最後のシーズンになってしまった。チームメイトはプロスト。結局、プロストがチャンピオンになる中、一勝もできずF1から去って行った。出走114戦、優勝5回、82年は接戦を制してチャンピオンも獲得している。MP4/2Cはジョン・バーナード設計。2Bに似ているが新造で、ターボの吸気が側面からコックピット脇に変更。内部も低重心化されていた。そしてこのレースではマルボロライトのカラーリングにされていたが不評で、二度と現れることはなかった。
K•ロズベルグ ミニチャンプス 東京駅八重洲地下フォルツァ 2003.8.1ゆーじ
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ウィリアムズ・フォード FW08C
カーナンバー1を付けたFW08C。パトリック・ヘッドが設計。当初は6輪車で開発されたFW08Bの血を引いているのでこのような形になった。サイドポンツーンはショート化され、エンジンは上位3チームがターボに対して、フォードDFVの改良型のDFYを使ったがパワーはターボと明らかに差があった。だがケケは輝きを放つ。予選ではチームメイトを圧倒し、ポイントは27とコンストラクターズ4位に大きく貢献した。特に開幕戦のブラジルGPのP•Pや、雨のモナコのスリックスタートのギャンブルからの勝利は奇跡と言ってもいいだろう。
K•ロズベルグ ミニチャンプス 恵比寿 Mrクラフト 2003.4.16ゆーじ
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ウィリアムズ・フォード FW08
ロイテマンがたった2戦で引退したウィリアムズ。結果チャンピオンになったのは前年ノーポイントだったケケだった。この年は混戦で目まぐるしくぐらんぷりが進んでいく。優勝したのは11人で、8チームのドライバーがポディウムの頂点に昇っている。ケケは1勝ながら10レースで入賞したのは最多だった。ちなみに1勝でチャンピオンになったのは1958年のマイク・ホーソンと2人だけだ。FW08はパトリック・ヘッドとフランク・ダーニーの設計。後ろ4輪の6輪車FW07Dを設計したが新レギュレーションで6輪は禁止に。FW08も6輪ベースなのでショートホイールベースになっている。
K•ロズベルグ ミニチャンプス 東京駅八重洲地下フォルツァ 2002.7.20ゆーじ