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「いつかの君にもわかること」2020年
「いつかの君にもわかること」2020年イタリア🇮🇹ルーマニア🇷🇴イギリス🇬🇧映画 ウベルト・パゾリーニ監督 予告編 https://youtu.be/_PF5W6E_q2A 窓拭き清掃員のジョンは4歳の息子マイケルと2人暮らし。妻はマイケルが生後まもなく家出。そんなシングルファーザーの彼が余命わずかな病気にかかり、自分の死後にマイケルを育ててくれる里親を探すストーリーです。 悲しい物語ですが、監督は養子を希望する家族を訪問すると言うエピソードを淡々と積み重ねるだけで、最初は何故そんなに里親に出したいのか?疑問に思いました。またジョンの病気や余命についても医者の診断シーンなど具体的な説明はないのです。 しかし途中から「もうすぐ死ぬんだ」と言う事がわかってからはもう涙腺が崩壊しました。将来のマイケルに宛てて遺書がわりに手紙を書く所なんて、もうたまらないです。予告編でも泣けてしまう映画になりました。 パンフレット執筆陣は、映画評論家のきさらぎ尚、大森さわこ。キネマ旬報社発行です。
キネマ旬報社 800円 サツゲキ久保田 靖史
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「カメラをとめるな!」2017年日本映画
「カメラを止めるな!」2017年日本映画 上田慎一郎監督 予告編 https://youtu.be/YEpQQ-DURnM 「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」これがこの映画のキャッチフレーズですが、まさにその通りでまず前半は37分のB級ホラーゾンビドラマ。その後は約60分のゾンビドラマのメイキングフィルムという構成になっています。 後半では違うアングルから前半に上映されたゾンビドラマを撮影していて、これにより前半に張られた伏線が回収されていく。ここがこの映画の見どころだと思います。大げさではなく日本映画の新しい可能性を感じました。 パンフレットの方は「完全ネタバレ仕様」と言う事で、シナリオ全編からロケ現場見取図など詳細なこの映画の記録があります。水道橋博士がレビューを寄せてます。
アスミック・エース 800円久保田 靖史
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