Gondwanaspis mrirtensis
ゴンドワナスピスはデボン紀に発生したオドントプルーラ目の中では新しい種です。この種はコネプルシア、レオナスピス、ケトネラスピスといった親類が滅んだ後も生き残り続け、デボン紀最末期の大量絶滅(Kellwasser Events)まで命を繋ぎました。
オドントプルーラ的特徴も持ちながら、ゴツゴツした体表や横向きについた眼など他と一線を画す異質な姿をしていますが、ゴンドワナスピスはウーパールーパーと同じ幼体成熟の例であり、幼生時の外見的特徴を強く残したまま成体となっていたようで、この説明は納得するものがあります。
また学名はかつて存在したゴンドワナ大陸に由来します。私にとってラテン語の学名というのは、具体的なイメージとリンクさせるのが難しいものなのですが、この名前は分かりやすくも格好良く、この三葉虫にぴったりだなといつも思うのです。
#三葉虫 #Trilobite #化石
Middle Devonian
#41
Morocco
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xiu_trilobite