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【1985/10/09】第30回国際養蜂会議記念切手
第30回国際養蜂会議を記念して昭和60年10月9日に60円郵便切手が発行されます。 養蜂産業は、はちみつ、ローヤルゼリー等の生産により、重要な栄養素の一つであるミネラルの供給源として国民の健康に寄与しているだけでなく、花粉交配による果樹、牧草等の農産物の増産にも寄与しています。 国際養蜂会議は、世界各国の養蜂業者及び研究者が一堂に会し、絶えず進展している養蜂技術を含め新しい養蜂についての情報交換を行い、養蜂産業の安定的発展に資することを目的として開催されています。 なお、第30回国際養蜂会議の概要は次のとおりです。 1 主催 第30回国際養蜂会議組織委員会、㈳日本養蜂はちみつ協会 2 会期 昭和60年10月10日(木)~10月16日(水) 3 参加国 65ヵ国 4 参加者 3,400人(国内2,200人、国外1,200人) 5 開催場所 名古屋市公会堂
20枚(縦4枚・横5枚) 縦25.0mm・横33.5mm イチゴとみつばちwindsurfcafe
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【1987/03/26】さようなら鉄道郵便記念切手
さようなら鉄道郵便を記念して昭和62年3月26日に60円郵便切手が2種発行されます。 我が国における鉄道による郵便物の輸送は明治5年(1872年)新橋・横浜間に初の鉄道が開通した時に始り従来の人力や馬による輸送から安定した郵便物の輸送が可能になりました。当初は職員が乗務してませんでしたが翌年4月から乗務させ郵便物の積下しを行うようになりました。明治25年(1892年)4月から車内での郵便物の区分を開始しこれにより郵便物の区分・輸送の骨格が形成されました。鉄道輸送開始当初は僅か2kmだった鉄道郵便線路も昭和30年頃には約38,000kmに達しピークを迎えました。しかしながら110余年の鉄道郵便輸送の歴史の間における道路交通網や航空路の発達とお客様のスピード指向により鉄道輸送ではお客様のニーズにこたえ切れなくなったため昭和61年10月1日をもって郵便物輸送の主流をなしてきた鉄道郵便車による郵便物の輸送は、その歴史を閉じました。
20枚(縦4枚・横5枚) 縦22.5mm・横33.0mm A)明治時代初期の鉄道郵便車 B)郵便現業絵巻windsurfcafe
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【1989/08/25】第6回インターフロラ世界大会記念郵便切手
インターフロラ世界大会を記念して、平成元年8月25日(金)に62円郵便切手が発行されます。 <インターフロラ世界大会について> この大会は、1966年にロンドンで第1回大会が開催されてから、今回で6回目となるもので、平成元年8月27日から8月30日までの4日間、東京都千代田区で開催されます。 日本での開催はこれが初めてです。 生花流通産業の進展、流通サービス、花のデザイン技術の向上などについて、国際的視野から現状分析と将来展望を討議します。 また、8月28日には、ワールドカップ・フラワーデザイン競技会が日本武道館で行われます。 <意匠について> 意匠には、結婚式や喜び事一般に使われるブーケを採用しました。 ブーケの中心を飾っているのはコチョウラン、その周囲に見える花はステファノティス、葉はスマイラックスです。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.0mm・横22.5mm ブーケwindsurfcafe
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【1988/08/12】日中平和友好条約締結10周年記念郵便切手
日中平和友好条約締結を記念して、昭和63年8月12日(金)に60円郵便切手(2種連刷)が発行されます。 この条約は、昭和47年(1972)9月29日に発出された日中共同声明の第8項に基づき、日中両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるために締結されたもので、昭和53年(1978)8月12日に、北京において、日本側園田直外務大臣と中国側黄華外交部長との間で署名・調印され、同年10月23日に鄧小平副総理の来日時、本条約批准書の交換がなされて、同日、本条約は発効しました。今年は本条約締結10周年に当たります。 意匠には、日中の友好関係を象徴するようにということから、「牡丹」と「パンダ」を取り上げました。「牡丹」は中国の代表的な花で、中国では王花(百科の王)と呼ばれています。意匠に取り上げた牡丹は、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮境内にあるぼたん園に咲く花を取材したもので、この花は昭和59年(1984)中国の洛陽植物園から贈られたものです。 「パンダ」(ジャイアントパンダ)は、中国南西部にしか生息していない動物で、日中の国交が回復したことを記念して日本に贈られ、昭和47年(1972)10月28日に上野動物園にやって来ました。意匠に取り上げたパンダは、昭和61年(1986)6月1日に上野動物園で生れた”トントン”(童童)で、生後一年ごろの姿です。 この10周年を記念して、中国でも8月12日に記念切手(2種)が発行されます。意匠は、「牡丹」と日本を代表する花「桜」です。わが国と諸外国との間で、このような記念切手を同時発行した例としては、昭和57年9月29日の「日中国交正常化10周年記念」及び、昭和62年9月26日の「日タイ修好宣言調印100年記念」の二例があります。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦33.5mm・横25.0mm 「牡丹」及び「パンダ」windsurfcafe
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【1988/04/23】なら・シルクロード博記念郵便切手
なら・シルクロード博を記念して、昭和63年4月23日に60円郵便切手が発行されます。 「なら・シルクロード博」は、シルクロードに生きた諸民族の文化、歴史、技術、くらし等を総合的に紹介する国際的な博覧会で、4月24日から10月23日までの183日間、奈良市で開催されます。メインテーマを”民族の英知とロマン”とし、シルクロード文化を通して日本人の文化と心の源流を訪ね、ユーラシアを初めとする世界の平和と発展に寄与するとともに、日本人の国民的遺産としての文化財に対する理解を深め、これを後世に永く伝える現代史課題に取り組んでいくことを目的としています。 奈良公園一帯と平城宮跡を会場とし、数多くのイベントが催されます。特にメインとなる「シルクロード大文明展」には、シルクロード沿道10か国から集められた貴重な文物649点が展示されます。また、正倉院の正倉(校倉)外構が、期間中、特別に一般公開されるのをはじめ、新薬師寺や興福寺、法隆寺等、奈良県内社寺の秘仏秘宝が特別に公開されます。 「螺鈿紫檀五絃琵琶」は正倉院宝物のうちの一つで、紫檀材で作られ、各部を見事な螺鈿で飾られた五絃の琵琶です。切手の意匠はその捍撥(撥うけ)の下方部分で、二つこぶ駱駝に騎乗して琵琶を弾く人物と、岩石、草花が螺鈿で表わされています。
20枚(縦5枚・横4枚) 縦35.5mm・横25.0mm 螺鈿紫檀五絃琵琶の捍撥(部分)windsurfcafe